A DAY IN THE LIFE

好きなゴルフと古いLPやCDの棚卸しをしながらのJAZZの話題を中心に。

MONEY JUNGLE / DUKE ELLINGTON

2006-09-30 | MY FAVORITE ALBUM
エリントンが続くが、このアルバムはピアニストとしてのエリントンだ。
それも、チャーリーミンガスとマックスローチという、モダンジャズの両巨頭とのがっぷり四つのトリオでの共演だ。

自作の曲を、自分のアレンジで、オーケストラをエリントンサウンドに仕立て上げるのがエリントンだ。その中で、ピアニストとしてのエリントンの自身の演奏にスポットライトが当ることはあまりない。

ベーシーのオーケストラで、あのベーシーの音の数の少ないシングルトーンのピアノプレーは、ベーシーオーケストラのリズムセクションの特徴でもある。しかし、このピアノもオーケストラの中のパートであり、ベーシーの本当のピアノプレーではない。

先日、テレビでベーシーのドキュメンタリーが行われていた。
オーケストラを結成する前のベーシーは、アールハインズを目標にして、反対にテクニックを売り物にするようなプレーをしていたらしい。

それでは、エリントンの本当のピアノプレーはどんかものなのか興味が沸く。

ピアノプレーを前面に出したアルバムは、ちゃんと調べては無いがそれほどはないと思う。
有名なのは、エリントンとコルトレーンなどというのもあるが。これは顔合わせという感が強い。
それに引き換え、このアルバムは、ミンガスとローチを従えて、あくまでもエリントンのピアノが主役だ。スイングだとかモダンだとかの区分けは無意味であろう。
エリントンのストレートなプレーに、ミンガスもローチも遠慮することなく普段の演奏をぶつけている。そうは言っても、録音の時、あのミンガスもエリントンの前では小さくなっていたらしいが。

曲はエリントンの曲がほとんど。
お馴染みのCARAVANも、いつものオーケストラとは異なりピアノだけのプレーだと別の味わいがある。WIG WISEの、ピアノはバドパウエルのような感じで、3人のプレーはモダンジャズそのもの。

Money Jungle
Le Fleurs Africaines (African Flower) -
Very Special
Warm Valley
Caravan
Solitude
Wig Wise

Duke Ellington (p)
Charles Mingus (b)
Max Roach (d)

NYC, September 17, 1962

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