A DAY IN THE LIFE

好きなゴルフと古いLPやCDの棚卸しをしながらのJAZZの話題を中心に。

暑い時にはクールなジャズバトル・・・・2×2

2011-07-30 | Thad Jones & Mel Lewis & VJO
A Jazz Band Ball (First Set) / Stu Williamson

ジャズのバトルというと、ステージでの白熱したソロの交換が思い浮かぶが、クールなジャズバトルもある。お互い語り合うようなインタープレーだ。ビルエバンスとジムホールの掛け合いが有名だが、DOUのアルバムは基本的にすべて2人のバトルだ。
同じ楽器同士のバトルは、2人の個性の掛け合いがまた楽しい。

このアルバムは、2つの楽器が2人ずつ、2×2=4のバトルだ。2人のトランペットと2人のトロンボーン。それも普通のスライドではなく、バルブトロンボーンが2本だ。
トランペットとトロンボーン、それもヴァルブとなると、クラークテリー&ボブブルックマイヤーが有名だが、バルブドローンボーンが丁度人の声でモグモグやっているような感じで、ある種スキャットのように感じることもある。
トランペット2人の掛け合い、トロンボーン2人の掛け合い、そしてトロンボーンとトランペットの掛け合い、さらには4人のアンサンブルと色々な組み合わせが聴けより変化がある。曲もディキシーの名曲から、ベイシーの十八番、オリジナルまで良く考えられている。

4人を取り纏めているのはマティーペイジ。モードレーベルらしい、玄人受けする企画だし演奏内容だ。ハイノートとフォルテシモで盛り上がるバトルもいいが、ウェストコーストサウンドのクールなバトルも清清しくて楽しいものだ。

1. Blue Lou
2. Soft Winds
3. Dinah
4. Iris of the IRA
5. Jumpin' at the Woodside
6. Look Around
7. Ida
8. Yardbird Suite
9. Logrolling

Don Fagerquist (Trumpet)
Jack Sheldon (Trumpet)
Bob Enevoldsen (Trombone (Valve))
Stu Williamson (Trombone (Valve))
Marty Paich (Piano)
Buddy Clark (Bass)
Mel Lewis (Drums)

Eva Diana (Cover Design)
Bones Howe (Engineer)
Red Clyde (Producer)
Joe Quinn (Liner Notes)

Recorded in Hollywood, CA, 07/1957
Mode 110





Jazz Band Ball First Set
クリエーター情報なし
Vsop Records

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