今週も「篤姫」

2008-06-29 21:04:53 | Weblog
 まだ将軍家定と出会ったばかりのころ、そのうつけぶりを目にした時の篤姫はすごいなあと思いました。自ら望んだことではないとはいえ、意を決して養子に入り、御台所修行を積み重ね、鹿児島から江戸に向かって幾多の年数と困難を越えて輿入れしたそのお相手がこんな殿様では、今までの苦労を思えば落胆しそうにもなる。少なくとも私だったらがっくりきちゃう。でも後ろ向きになることなく、突破口(?)を見つけていったのだから、やや変わり者とはいえすごいなと思いました。

 ところが、最近は圧倒的に家定公に目が釘付けです。「微笑みで喜怒哀楽を表現できる」と評されていましたが、うーん、深い。堺 雅人さん、山南さんの時と違ってまたいいですねえ。だんだん篤姫より大人に見えてきて、いつのまにか篤姫がその包容力にすっぽりくるまっているのがまたいいですねえ。
 観終わった後には、少々の頭痛も治っているというもんです。