半分少女マンガ

川崎桜のぼやき日記

帰省

2009-08-23 21:01:38 | Weblog
今年もお盆に石川に帰省しました。
母が亡くなってからは、お盆とお正月と言っても私と父と兄の三人で、今から思えば寂しい集まりでしたが、兄が私の友人と結婚してからは段々と増えて行き、今年は父、父の彼女、兄夫婦、甥っ子二人(3才と1才半)、私とプラス、マイダーを連れて行きましたので、とても賑やかなお盆休みとなりました。

初日は朝一の飛行機で小松へ到着し、マイダーの希望で山登りをしました。
白山スーパー林道に入って、三方岩という山に登りました。
東京の都会の真ん中とはやっぱり空気が全然違うと思いました。
白山は雲が掛かってあまり見えませんでしたが、雄大な山々が連なり素晴らしい眺めでした。
帰りは温泉に入ってくつろぎました。
夜は父の手料理で加賀のお酒を堪能しました。

翌日は午前中から金沢に市内観光に行きました。
金沢といえば兼六園。あとは適当にぶらぶらしようと金沢駅の観光案内所に行くと、ダーリンの大好きな横尾忠則の絵画展が、五年前に出来たという「21世紀美術館」で開催中ということで、行くことにしました。
兼六園は一応行きましたが、おかげさまの夏らしい良い天気でしたので、炎天下の中見るもんじゃないと早々に退散しました。
21世紀美術館は近代的なデザインでNYやパリで行ったような雰囲気の美術館でした。
横尾忠則の作品は画集で見たことがあるぐらいでちゃんと見るのは初めてでしたが、奇想天外な世界観と自由な発想で描かれた作品は、ユーモアとパワーとライブ感に溢れていて、なおかつポップでスタイリッシュで観る人を楽しませて圧倒させてくれました。
また、今年に入ってから書かれた作品も多数展示されていて、書き下ろしのような絵画展でした。
私の父と一つくらいしか変わらない年齢ですが、ガンガン新作を書いているというのは凄いなと思いました。

その日の夜は、まだ日が暮れる前から父の彼女の家に招かれまして、家の前でバーベキューをしました。
田んぼの真ん中に建っている家なので見晴らしも良く、近所迷惑にもならず快適でした。
兄家族も合流して、ここからの主役は甥っ子2人です。
一年振りに会いましたが、とても大きくなっていて少し人見知りになっていましたので、最初の方はなかなか近寄って来てくれませんでした。
父が孫のために花火を用意したのですが、噴射式花火に二人共号泣してしまい恐怖の花火大会になってしまいました。
結局一番花火を楽しんだのは、マイダーと私でした。
マイダーは子供は苦手かな?と思いましたが、意外に甥っ子たちと遊んでくれました。
夜みんなが寝静まった後にダーと二人で外でお酒を飲みながら、田んぼしかない広い夜空をぼーっと見ていました。
高校生の時いつも夜中に屋根に登って広い夜空を見ながら遠くに走る国道の車の音を聞いて、都会への思いを馳せていた頃を思い出しました。
でも彼と帰った田舎は一人で帰る時とは一味違って旅行気分が増して、田舎に対して少し客観的な気持ちにもなりました。何となく知らない土地に来たような気もしました。

最終日は母や親戚のお墓参りに行き、昼の飛行機で帰って来ました。

いい夏休みになりました。