Paradox Box

意味は持たないが韻を持つ題名を持つブログ。

今、日本が熱い!

2005年02月03日 | Weblog
よくテレビとか見ていて思うんですが、今アメリカでは結構日本がブームなんじゃあないんですかね。日本の韓流までは行かないまでも、日本の文化や日本のエンターティメントなど見る機会が多いと思うんです。

まず映画。去年、一昨年と公開された「ラストサムライ」、「ロスト・イン・トランスレーション」、「キル・ビル」と日本を舞台にしたこれらの映画が記憶に新しいと思うが、今年の暮れには「SAYURI」が公開される。これは日本の芸者を描いた話になるんだけど、主役の3人の芸者はみんな中国人とかで、ちょっと納得いかない。やっぱ日本人を使ってほしかったです。でも、まあ日本人としては公開が楽しみですが。あと、「The Ring」が日本の「リング」をリメイクして大ヒット、今年の3月くらいには本家日本の「リング」の監督が監督した2が公開予定!そして去年公開され、こちらも大ヒットして続編の製作が決定した「The GRADGE(呪怨)」。アメリカ人には幽霊版のジェイソンとかみたいで結構うけたんじゃないでしょうか?!キャーキャー言ってたし、そういうの好物そうだし。しかし、やっぱり「リング」はすごいと思います。日本のJホラーを確立しただけでなく、アメリカのホラーの傾向まで変えてしまった気がします。「リング」以降お化け系のホラーが増えたように思うんです、「The GRADGE(呪怨)」もその一つじゃないんでしょうか。さらにホラーだけでなくコメディー映画もリメイクされていて、リチャード・ギアやジェニファー・ロペスが出演していた「Shall we dance?」なんかがそれです。大ヒットまでは行かなかったけど、人気はあったと思います。これらのほかにも、日本映画のリメイクがぞくぞく登場!「生きる」や「灰暗い水の底から」、「カオス」、「回路」などなどなど。。。

次は音楽面。よくMTVとか見てて、日本語が聞こえてきたりしませんか?!もう沢山の人が知ってると思うけど、No Doubtというバンドから今ソロでアルバムを出しているGwen Stefaniという女性アーティスト、このGwen Stefaniって人、タイトルにそのまま「Harajuku Girls」って言う曲もあるくらい、原宿などにいる個性的なファッションをする人たちをリスペクトしているらしいです。ライブやPVなどでは必ず日本人のバックダンサーを4人従えているし(彼女らの名前も「Harajuku Girls」らしいです)、そのリスペクト度の高さがうかがえる程よく歌詞にも登場します。同時に日本も結構好きっぽいです。歌詞に日本語が登場するし、                               

♪I can't wait to go back into Japan Gimme lots of brand new fans Osaka, Tokyo・・・♪

という歌詞もあるくらい。しかも「愛、天使、音楽、ベイビー」と日本語がキャッチコピーに使われているんです。なんかこっちもこの歌手に好感持ててきませんか?!原宿ガールではないけどさ・・・
さらに他のアーティストのPVにも、歌舞伎絵や習字の掛け軸とかがあったりとチョコチョコ日本が見受けられます。そして、日本のアーティストのPUFFYも映画のエンディングテーマになったり、アメリカでアニメになったり、CDが出たり。自分的にはPUFFYがアメリカで人気者になるなんて結構意外でした。Utadaは・・・思ったより売れませんでしたね。結構期待してたんだけどなあ・・・
ちょっとこれは大分昔の話なんだけど、ピンクレディーって結構アメリカで人気あったんですね?!日本にいた時に見た「金スマ」という番組でやってたけど、アメリカで看板番組をやって、その視聴率が27%(多分)ですよ!すごいです。ぶっちゃけ、アメリカデビューしたってのは知ってたけど、売れずに帰ってきたと思ってたんでびっくりしました。いや~、この数字はすごいね。うん。でも、それから色々あって、日本に帰ってきちゃったらしいけど、かなーーーーーりもったいない気がしました。

そしてアニメ、漫画!これはやっぱり外せませんな。日本はアニメ、漫画部門では世界一位といっても過言ではないんじゃあないんでしょうか。確かに、CGアニメではアメリカの方が優れてるかもしれませんが、普通のアニメはやっぱり日本だと思います。今はどうなのか分からないけど、昔「ポケモン」がすごい人気があったし、「遊戯王」だってよくテレビや雑誌で見ます。「AKIRA」というアニメ映画は今でも人気があるらしいし、宮崎アニメの「千と千尋の神隠し」はアカデミー賞を受賞しました。日本アニメのDVDも棚の一角を占領するほどあるし、深夜には「鋼の錬金術師」、「犬夜叉」そして「ルパン三世」などがしょっちゅうやってますね。しかし、なんで日本のアニメはあまり昼間やゴールデンタイムにやらないのでしょうか?自分の中での有力な仮説は“日本のアニメを昼間やゴールデンタイムにやってしまうと、日本のアニメの方が人気が出てアメリカのアニメーターの仕事がなくなってしまうから”じゃあないでしょうか。まあ、あくまでも自分の仮説ですがね。
そして、漫画も本屋の1コーナーを占領するほど置かれています。アメコミよりも多いんじゃないかと思うほどです。でも値段が高いですね。まあ、アメコミも日本で買うとかなーり高いから、多分それと同じでしょうね。1000円以上するもんなあ。小さい頃、あの薄さなので丸を一つ見落としていて、レジでびっくりしたことがありますよ。丸一つも間違えたのははずかったです・・・もちろんキャンセルしました!
さらに本屋ではアメリカ版のジャンプやアニメ雑誌なんかも並んでますね。ロスとかその辺では日本のようにコスプレ大会なんかも開かれてるらしいですよ!アニメや漫画はアメリカだけじゃなく、もう世界で人気があると言えますね。

長々と書きましたがこの他にも、テレビでは「トリビアの泉」や「風雲たけし場」って言うのがやってたりするし、日本語(中国語?)の刺青が入ってる人や、服や帽子に漢字がプリントしてある人なども見られます。
こうやって見てみると、アメリカの中で日本の文化が結構浸透していると思えるんじゃないでしょうか、これを機会に日本のステレオタイプである芸者、侍、忍者、腹切り、相撲とかだけじゃなく日本のいい所を沢山知って欲しいです。なんかの記事で読んだのですが日本の文化は新しい近代的な部分と、日本の伝統的な文化がちょうどよく調和されているのでカッコいいらしいですよ。日本は世界のいい所を盗んで高度成長してきたらしく、まねしか出来ないといわれた時代もあったらしいけど、今はその世界のいい所を見習う日本の姿勢が見習われて、カッコいいといわれる時代になったのかもしれませんね。