やまちゃん奮闘記

1970年代から海外に出かけ、滞在した国が合計26か国、21年の海外生活が終わりました。振り返りつつ、日々の話題も、

北京で再び深刻な大気汚染が発生

2013-06-30 | 健康・スポーツ
June 28 2013Jun29 20136月29日の新華網報道によると、2013年6月28日、北京市で再び深刻な大気汚染が発生した。大気の状況は北京市が定めた基準のうちの最悪レベル「6級(極めて深刻な汚染)」を記録し、医師や専門家は市民に外出を控えるよう呼び掛けている。
28日早朝から発生した大気汚染の影響で、北京市内ではフォグランプを点灯しながら走行する車両が目立った。(新華網報道の写真を見ても、ひどいものですね)
北京市環境保護監測センターのデータによると、28日午前9時から市内の大部分で最も深刻な大気汚染レベル「6級」を記録。大気中のPM2.5(微小粒子状物質)の濃度も高止まりしたままだった。(=このグラフがわかりやすい)
大気汚染の深刻化に伴い、北京市内各病院の呼吸器科を訪れた患者は20~30%増加。小児病院で内科を受診した患者の50~60%が呼吸器系の疾患によるものだった。
医師は「市民、特に慢性疾患を抱える患者はできる限り外出を控えるように」と注意を促している。

大気の状況は、夕方になってから降った雨の影響で多少改善されてきており、29日は中度から軽度の大気汚染になりそうだとの予想が出されている。(29日の夜は上記AQIの通り214で、日本の100と比較するとひどい状況のまま)。
今後は、28日夜の雷雨、ここ2-3日の雨で、改善される模様。 追記です。
30日のAQI(12時)は228でした。やはりひどいですね。昨日から下がっていないですね。
ここをクリックすれば、現在のデータが見れます。

また、経緯を掲げているサイトがあります。
6月30日以前:ここを参照ください。
6月29日以前:ここを参照ください。
6月28日以前:ここを参照ください。
このサイトの各ページを追いかければ、3月1日まで溯れます。

南京・杭州・寧波を結ぶ高速鉄道 7月1日開通

2013-06-28 | 乗り物
寧杭高鉄1寧杭高鉄3寧杭高鉄2中国江蘇省の南京と浙江省の杭州を結ぶ寧杭線、杭州と浙江省の寧波を結ぶ杭甬線が7月1日、正式に開通する。これにより南京から杭州・寧波まで直通で行けます。

また、長江デルタ地域の高速鉄道網がほぼ完成し、中国鉄道総公司は設立後初めてのダイヤ改正を行うそうです。 これで、2路線の開通後、南京から杭州は1時間10分、杭州から寧波までは53分になる予定です。

 寧杭高速鉄道は2011年6月に開業した南京南駅を起点とした杭州東駅までの256キロの鉄道でこの途中に江宁、句容西、溧水、瓦屋山、溧阳、宜兴、长兴、湖州、德清と9駅が設けられる。
 また杭甬高速鉄道は杭州東から寧波駅までのおよそ155キロの路線で、途中に杭州南(しばらく営業は無)、绍兴北、上虞北、余姚北、庄桥の5駅が設けられる。

2本の高速鉄道線の乗り換え駅となる杭州東駅も同時に営業を開始する予定で、杭州東駅は地上2階、地下3階、総面積34万平方メートルで、上海の虹橋駅と南京南駅を超えて長江デルタ地域で最大の鉄道ハブ駅だそうです。

 なお、杭州では地下鉄1号線の火車東駅も開通し、列車から地下鉄、公共バス、タクシーなどに自由に乗り換えができるそうです。

シャープ、南京に大型技術供与? しかしーー。

2013-06-27 | 政治・経済
SHARPシャープはすでに中国の電機メーカー・電熊猫信息産業集団有限公司(CEC・PANDA)に 第6世代液晶ディスプレーを売却し、第8.5世代パネル生産の技術提携を交渉していたが、複数メディアの情報では、新型液晶「IGZO(イグゾー)」の技術を供与する方向で最終調整に入ったことが26日、分かった。数百億円の技術料とともに、出資比率に応じた量を引き取る権利を得る。スマートフォン(高機能携帯電話)の世界的な需要に対し、自社生産にこだわらない提携で応じることで経営再建を進める。
シャープは金融支援を受けていることから、大規模な設備投資ができない。
自己資本比率が1桁まで低下しているシャープにとって、投資負担を減らすとともに、IGZO関連の需要を逃さないために生産能力を増強するという二律背反を両立させるには、“虎の子”のIGZO技術を新興国メーカーに供与するのもやむを得ないと判断した模様。

シャープ新社長が株主総会で、業績不振の根源は「おごり、高ぶり、チャレンジ精神の低下、顧客志向の欠如という大企業病」にあると述べた。そして、業容が拡大する中、己の姿を見失い、創業以来の経営理念も「いつしか忘れていた」と振り返り、「すべてを変えて」同社を再生させる覚悟だと語った。と報道されているが、今回の技術供与は大企業病の改善策?


日本が釣魚島を盗んだと言うのも道理 オイオイ 鳩山さん またか!?

2013-06-26 | 政治・経済
尖閣諸島をめぐって、鳩山元首相が香港のメディアに語った、「日本が盗んだと思われても仕方がない」といった発言が、物議を醸している。これまでにも、たびたび中国寄りともとれる発言をしてきた鳩山氏に、東京・永田町からも、驚きと怒りの声が上がっている。(=6月25日 FNN
本人は否定している(=6月25日 MSN産経)が、中国のこのビデオ報道では、単独インタビュー内容が生で報道されており、これを見る限り、報道の通りですね。

鳩山氏は26日から、中国・北京を訪問し、経済フォーラムなどに出席するというが、前回は日本政府とはまったく異なる見解を披露して国益を害しているとして、与野党から、「鳩山元首相は鳩小屋に居ろ」と非難ごうごうだったが、今回も何を言い出すか思いやられますね。



尖閣騒動以降も続く日本企業の対中国投資・工場拡張

2013-06-23 | 政治・経済
昨年の尖閣騒動以降、中国の投資が減ってきていると思いきや、6月21日の人民網の報道によると、「2012年の日本企業の対中投資は増加」。日本企業は引き続き中国の生産基地への投入や建設の強化を重視すると同時に、中国の巨大な市場の魅力へと注目が移りつつある。と。

日本側報道でも、慎重になっているとアンケート回答ですが、去年の日本から中国への投資額は前の年に比べ16.3%増えて過去最高を記録している。との報道がある。(テレ朝ニュース 6月19日)
ます。
車エンジンなどの大きな投資は、中国側も望んでいるところであるが、やはり、一時のそれ行けどんどんとは行かないようですね。

最近の江蘇省での拡張工事稼働・新規投資情報を拾ってみよう。

1)安川電機:
2011年12月以来、世界最大のロボット工場を常州市に建設していたが、このほど操業を開始した。投資金額は40億円

2)日精樹脂工業:
江蘇省太倉市に射出成型機生産の第2工場を建設し、中国での生産能力を現在の約3倍に引き上げる。新工場の資本金は日本円で5億円。現工場近くの土地を新たに賃借し、工場を新設する。年内にも着工し、2014年度の早い時期に生産を始める。(5月29日 日経

3)東レ:
江蘇省南通市にある高機能ポリプロピレン長繊維不織布(PPスパンボンド)の生産工場で設備を増設すると発表した。生産能力は従来から約34.5%増える。今後も中国で拡大するとみられる紙おむつ素材の需要に対応する。
傘下の東麗高新聚化(南通)(江蘇省南通市、TPN)が運営する工場に設備を増設する。投資総額は50億円で、東レが全額出資する。稼働後の年産能力は従来の約5万8,000トンから約7万8,000トンに拡大し、韓国とインドネシアの生産拠点を含めた東レグループのPPスパンボンドの年産能力は約14万1,000トンとなる見通し。稼働開始は2014年12月を予定する。(6月20日 NAA・ASIA

4)ユニ・チャーム:
今後、中国内陸部での需要が拡大することが見込まれることから、安定供給体制を構築するために、江蘇省揚州市に尤妮佳生活用品(江蘇)有限公司を設立した。(2012年7月

5)アイリスオーヤマ:
蘇州工場 マスク生産概要:稼動時期 :2013年9月 設備投資金額:5億円 (2013 年5 月23 日

6)レンゴー:
20日、江蘇省無錫市で段ボールの製造販売を手掛ける子会社、無錫聯合包装で、不織布を製造すると発表した
工場建屋を増改築し、新たに不織布製造設備を導入する。1期の年産能力は4,800トンで、2014年1月に生産を開始する予定。生産規模は向こう数年内に約1万トンに拡大する。投資額は約40億円。事業開始は同じく14年1月を予定する。

7)不二越:
「那智不二越(江蘇)精密機械」が開所した。場所は江蘇省張家港経済技術開発区。精密工具、自動車・産業機械用油圧機器、ロボットなどを製造する。プレゼンテーションやR&Dの機能を有した中国・東アジアの中核拠点とする。

8)セイコーエプソン:
「Singapore Epson Industrial」が、江蘇省鎮江市に生産・営業の新拠点となる「Epson Surface Engineering (Zhenjiang)」を設立し、受注生産を開始した。省エネや工業用水リサイクルなどの環境配慮をさらに進めた自社工場で、高付加価値の表面処理加工を行う。投資金額 5億7千万円

9)エーザイ:
中国子会社「衛材(中国)薬業」が保有する、江蘇省蘇州工業園区内に、新たに注射剤工場を建設する。初期設備としてメチコバールの注射剤の生産ラインを備える。工期は2013年度第3四半期の着工、2014年度上期の竣工を予定している。

こう見てみると、ロボット産業、中国の「シルバー産業」に注視した医療機器などの新興産業に重点が置かれていることが見えてくる。