昨日の続きなんですが、
株価がスゴイ下げだ,と書いたんですな。
で、商船三井と,トヨタ自動車の株価比較です。
青が商船三井で、赤がトヨタ。
どうです,商船三井の落ちが激しいでしょう、と言うつもりだったんですが、オイオイ。トヨタの株価はなんでっかこれ。去年の春先にピークをつけた後、この1年下げ続けですね。うーん、トヨタは今日のテーマじゃないんですがね。気になりますな、この株価。
気にせずいきましょう、というかトヨタは指標になりませんな。
じゃあ、日経平均と比較するか,と見てみると
緑が日経平均です。ハテ、日経平均そのものが、この1年ずっと下げ続けているんですな。トヨタとはかなりパラレルで、トヨタは指標性があったわけですね。こらあ失礼しました。調べながら書いているもので・・・、。
しかし、こんなに一貫して落ち続けているとは思いませんでした。
そうすると、商船三井の強さが逆に際立ちますね。この秋までずっと上げトレンドを続けてきて、そうですね、毎日のように激騰したころがありましたね。
さて、何が言いたいのか
日経平均を無視するかのように上がり続け、無敵に見えた商船三井が、落っこちたのがいつかといいますと、秋口,ちょうどサブプライム問題でリセッションが心配され始めたころですね。
昨日ご紹介した『コンテナ物語』によると、
60年代後半にコンテナが普及し始めると,輸送コストが安くなったことから業界は値下げ競争に入ります。それまで人為的に決められていた価格を保てなくなりました。業界では,これでは持たんと、料金プール制を作って利益をなんとか確保。
ところが72年あたりから、景気が急上昇。工業生産が増えて貿易も増加。コンテナ輸送料金も高騰。船会社は儲かります。
好調は続かず,74年から再び料金が値下がり。石油ショックで各国中央銀行が金利を上げて不況入り。工業生産、貿易が落ち込む。船会社の業績も急降下して赤字続出。新造船も次々に就航,コンテナがだぶついてますます値段が下がります。
シーランドを買収して傘下におさめていたタバコのレイノルズも、この頃シーランドを見限ってスピンオフ。
アナリストに対し『当社の株式に興味をお持ちの投資家の皆さんは資本集約型で景気循環の影響を受けやすい輸送業には関心がないので』と説明したそうです。
再び何が言いたいのか、ですが、
資本集約型で景気循環の影響を受けやすい、といことですな。
需給や、上海ショックにもびくともせず、上がり続けた株価も、リセッションの香りがした瞬間に落ち始める。外国人がどうした、ニューヨークがどう、バルチック指数が云々はあるかも知れませんが、トヨタや日経平均とは明らかに大きく下げ始めたタイミングが異なり、サブプライム問題が顕在化したあたりからなんですね。
バルチック指数も関係あるかも?
ただ、最近になって指数は上向いていますが、株価は戻ってませんな。
やはり景気に反応したということで、ここは一つ・・・。
株価がスゴイ下げだ,と書いたんですな。
で、商船三井と,トヨタ自動車の株価比較です。
青が商船三井で、赤がトヨタ。
どうです,商船三井の落ちが激しいでしょう、と言うつもりだったんですが、オイオイ。トヨタの株価はなんでっかこれ。去年の春先にピークをつけた後、この1年下げ続けですね。うーん、トヨタは今日のテーマじゃないんですがね。気になりますな、この株価。
気にせずいきましょう、というかトヨタは指標になりませんな。
じゃあ、日経平均と比較するか,と見てみると
緑が日経平均です。ハテ、日経平均そのものが、この1年ずっと下げ続けているんですな。トヨタとはかなりパラレルで、トヨタは指標性があったわけですね。こらあ失礼しました。調べながら書いているもので・・・、。
しかし、こんなに一貫して落ち続けているとは思いませんでした。
そうすると、商船三井の強さが逆に際立ちますね。この秋までずっと上げトレンドを続けてきて、そうですね、毎日のように激騰したころがありましたね。
さて、何が言いたいのか
日経平均を無視するかのように上がり続け、無敵に見えた商船三井が、落っこちたのがいつかといいますと、秋口,ちょうどサブプライム問題でリセッションが心配され始めたころですね。
昨日ご紹介した『コンテナ物語』によると、
60年代後半にコンテナが普及し始めると,輸送コストが安くなったことから業界は値下げ競争に入ります。それまで人為的に決められていた価格を保てなくなりました。業界では,これでは持たんと、料金プール制を作って利益をなんとか確保。
ところが72年あたりから、景気が急上昇。工業生産が増えて貿易も増加。コンテナ輸送料金も高騰。船会社は儲かります。
好調は続かず,74年から再び料金が値下がり。石油ショックで各国中央銀行が金利を上げて不況入り。工業生産、貿易が落ち込む。船会社の業績も急降下して赤字続出。新造船も次々に就航,コンテナがだぶついてますます値段が下がります。
シーランドを買収して傘下におさめていたタバコのレイノルズも、この頃シーランドを見限ってスピンオフ。
アナリストに対し『当社の株式に興味をお持ちの投資家の皆さんは資本集約型で景気循環の影響を受けやすい輸送業には関心がないので』と説明したそうです。
再び何が言いたいのか、ですが、
資本集約型で景気循環の影響を受けやすい、といことですな。
需給や、上海ショックにもびくともせず、上がり続けた株価も、リセッションの香りがした瞬間に落ち始める。外国人がどうした、ニューヨークがどう、バルチック指数が云々はあるかも知れませんが、トヨタや日経平均とは明らかに大きく下げ始めたタイミングが異なり、サブプライム問題が顕在化したあたりからなんですね。
バルチック指数も関係あるかも?
ただ、最近になって指数は上向いていますが、株価は戻ってませんな。
やはり景気に反応したということで、ここは一つ・・・。