会計スキル・USCPA

会計はビジネスの共通語。一緒に勉強しましょ。

安倍ちゃん参拝

2013-12-29 20:16:18 | 政治
皆様,今年も大変お世話になりました。
最近、更新が全くおろそかになってしまいまして、どうもすみません。
大学院に通いだして本当に時間がなくなってしまいました。

年明け早々に修士論文の提出期限が待っていて,今も必死の状態です。
というわけで、ブログを書いている場合じゃないって感じですが、参拝問題のニュースがあまりに驚いたんで、自分の記録のためにも、ちょいと書いておきたいんですな。

まあ、びっくりしたのなんのって。

ここ、一年ほどは海外のニュースもフォローしなくなったんで、よくわからないし,参拝問題も新聞を読んで初めて知ったという具合で,海外の反応も見てません。

で、以下は推測だけで気楽に書いてます。

まず、安倍ちゃんの一期目の評判が、カルト並にひどくて、エコノミストもボロボロに書いていたということがありますね。ファシスト扱いで、マザコンで、とか,あることないこと好き放題書かれていたって感じですが、これが英米での一般的な評判なのかもしれないし、あべちゃんのプロファイルの一項目としてあげらられているはずですな。

ディベート下手で、テレビに出たら古館さんに追い立てられて劣勢に立つは、慰安婦問題では官憲の狭義の関与だとか広義の関与とか屁理屈的な答弁を行って失笑を買っていたりしてました。議論が下手なマザコンカルト、となると、かなり問題視されていた,ということになりましょうか。

ただ、一期目では中韓との悪化した関係を改善するために就任後即座に訪中したり、参拝も見送ったりと、その辺の自制は評価できた、と見られて居たんでないでしょうか。とことん変じゃないとか。

それが、ですよ。

行ってしまったっ、て受け止められているんじゃないか。


タイミングがどうかってこともありますね。

中韓との関係が悪化していて、これ以上悪化しようがないから,と新聞に出てましたが,意味不明です。

あべちゃんが大切に思っているに違いない米国についても考えてみますと、

そもそも、小泉さんが首相時代に頑固ジジイキャラで参拝できたのは、ブッシュさんとの個人的な関係あったり,米国が日米関係を強化して中国の勃興に備えるという戦略の真っ最中で、外交上の自由度が高かったという状況があったのに対し、

今は、中国が脅威として顕在化しかけていて、経済の悪化もあって、ナショナリスティックにエスカレートしやすいという状況であり、そんな中、東アジア重視のオバマ政権は2期目に入って最後に実績を残そうと、戦略的に動いて来たはずですね。

不人気な政策でも,自分の政治的資産を減らしながらぎりぎり実行する賢い大統領であるオバマさんなんで、考えて考えて対応しているはずなんですが、センカクは日米安保の対象になる、みたいなことまで高官にいわせてたんでしたか。

いろいろと牽制しながら中国をうまーく枠組の中に納めていこうとしてきたのに、今回の件でぶち壊し,いろいろ打ってきた手が台無しになった、と感じているんじゃあないでしょうか。

参拝そのものに対する考え方はいろいろあってよいし,信念に沿って行動することも立派で大切なことではありますが、いい加減低い国際的なレピュテーションを完全に台無しにして、中韓どころか日米関係までぶち壊すことがわかっていながら、何故、今、行ったのかってことですね。いろいろあって行かざるをえない事情があったには違いないんですが、それにとしてもってことですね。

参拝前から評判が悪すぎて、首脳外交もままならないんで、行っても不利益は生じないとかの判断があったんならそれはそれでいいんでしょうが、安倍ちゃんにそんな勝負勘がはたらくんでしょうか。小泉さんは危機を跳ね返して自分の大勝利にどんでん返しするだけの政治勘、勝負勘、戦略がありましたが、安倍ちゃん一期目の場合は、危機で体調を崩して退任されてます。

今回の参拝は、分水嶺になっちゃうカモですね。




『安倍君は6年前と何も変わってないよ』。

さようなら原発講演会「原発を東京湾に造らなかったのは万が一の事を考えて」