会計スキル・USCPA

会計はビジネスの共通語。一緒に勉強しましょ。

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ヒラリー その2

2016-06-28 06:44:31 | 政治


昨日のジェフリー・サックスのインタビュー関連です。
エイミー・グッドマンがインタビューで、冒頭に触れたジェフリー・サックスの記事というのはハフィントンポストのこれのことなんですね。


Hillary Is the Candidate of the War Machine


There’s no doubt that Hillary is the candidate of Wall Street. Even more dangerous, though, is that she is the candidate of the military-industrial complex. The idea that she is bad on the corporate issues but good on national security has it wrong. Her so-called foreign policy “experience” has been to support every war demanded by the US deep security state run by the military and the CIA.

ヒラリーはウォールストリート候補であることは間違いないが、もっと危険なことに、軍産複合体の候補でもある。

実はCIAの手先なんだ、的な書かれ方です。
このブログでも、ナオミ・クラインのショックドクトリンや,CIA秘録についてみてきました。政権転覆、介入、結果として状況が悪化する、介入された国民はひどい目に合う,というヤツですね。

Hillary and Bill Clinton’s close relations with Wall Street helped to stoke two financial bubbles (1999-2000 and 2005-8) and the Great Recession that followed Lehman’s collapse. In the 1990s they pushed financial deregulation for their campaign backers that in turn let loose the worst demons of financial manipulation, toxic assets, financial fraud, and eventually collapse. In the process they won elections and got mighty rich.

クリントン(夫)の政権が、リーマンショックを準備した、というのは良く指摘されてますな。オバマ政権がサマーズをアドバイザーに任命した時に、なんでやねんってかなり言われてました。

Yet Hillary’s connections with the military-industrial complex are also alarming. It is often believed that the Republicans are the neocons and the Democrats act as restraints on the warmongering. This is not correct. Both parties are divided between neocon hawks and cautious realists who don’t want the US in unending war. Hillary is a staunch neocon whose record of favoring American war adventures explains much of our current security danger.

共和党がネオコンだと信じられているが、そうじゃない。民主党にもいて、それぞれの党でネオコンとリアリストに分かれているのだ。ヒラリーは冒険的な戦争を支持してきたかなりなネオコンだ。


Of course, by 2003, Hillary was a Senator and a staunch supporter of the Iraq War, which has cost the US trillions of dollars, thousands of lives, and done more to create ISIS and Middle East instability than any other single decision of modern foreign policy. In defending her vote, Hillary parroted the phony propaganda of the CIA:

当然ながら、クリントンは上院議員時代にイラク戦争を支持した。

まあ、これは、イラク戦を支持しなかった勇敢な議員たちに加わっていないという意味ですが、大多数の議員は支持したんでした。


Hillary’s record as Secretary of State is among the most militaristic, and disastrous, of modern US history. Some experience. Hilary was a staunch defender of the military-industrial-intelligence complex at every turn, helping to spread the Iraq mayhem over a swath of violence that now stretches from Mali to Afghanistan. Two disasters loom largest: Libya and Syria.

ヒラリーの国務長官時代は、現代米国の歴史の中でも最も軍事的でひどいものだった。
リビアとシリアだ。

Hillary has been much attacked for the deaths of US diplomats in Benghazi, but her tireless promotion of the overthrow Muammar Qaddafi by NATO bombing is the far graver disaster. Hillary strongly promoted NATO-led regime change in Libya, not only in violation of international law but counter to the most basic good judgment. After the NATO bombing, Libya descended into civil war while the paramilitaries and unsecured arms stashes in Libya quickly spread west across the African Sahel and east to Syria. The Libyan disaster has spawned war in Mali, fed weapons to Boko Haram in Nigeria, and fueled ISIS in Syria and Iraq. In the meantime, Hillary found it hilarious to declare of Qaddafi: “We came, we saw, he died.”

NATOの空爆をすすめ、カダフィを排除したが、その後内戦に陥り、シリア、マリ、ナイジェリアに飛び火、シリアとイラクのISISをあおってしまった。counter to the most basic good judgmentって、もうメタメタに書かれてますな。

Perhaps the crowning disaster of this long list of disasters has been Hillary’s relentless promotion of CIA-led regime change in Syria. Once again Hillary bought into the CIA propaganda that regime change to remove Bashir al-Assad would be quick, costless, and surely successful. In August 2011, Hillary led the US into disaster with her declaration Assad must “get out of the way,” backed by secret CIA operations.

ヒラリーがシリアのアサドを排除しようとしたのは最大の失敗。

Five years later, no place on the planet is more ravaged by unending war, and no place poses a great threat to US security. More than 10 million Syrians are displaced, and the refugees are drowning in the Mediterranean or undermining the political stability of Greece, Turkey, and the European Union. Into the chaos created by the secret CIA-Saudi operations to overthrow Assad, ISIS has filled the vacuum, and has used Syria as the base for worldwide terrorist attacks.

5年たって、シリアは破滅的な終わりなき戦争に。米国の安全保障にも重大な脅威となっている。シリア難民は1千万人以上。ISISは権力の空白を埋めてテロリストの基地にしてしまった。

難民問題は英国のEU離脱の要因にもなった、と今だったらリストに加えたかもですね。

The list of her incompetence and warmongering goes on. Hillary’s support at every turn for NATO expansion, including even into Ukraine and Georgia against all common sense, was a trip wire that violated the post-Cold War settlement in Europe in 1991 and that led to Russia’s violent counter-reactions in both Georgia and Ukraine. As Senator in 2008, Hilary co-sponsored 2008-SR439, to include Ukraine and Georgia in NATO. As Secretary of State, she then presided over the restart of the Cold War with Russia.

上院議員時代にジョージアとウクライナのNATO加盟を支持し、冷戦を終結させた1991年の仕切りを侵しロシアの暴力的な反応を招いた。国務長官時代にはロシアとの冷戦を再開させた。 against all common senseとかher incompetence and warmongering goes onとか、メタメタです。

とまあ、こんな感じですが、もともとネオコンは真正保守というよりはもともと民主党系で、レーガン時代に共和党にシフトしていったみたいな歴史があったはずで、クリントンがネオコンであってもおかしくないですな。

アンチクリントン派がクリントンをデフォルメすると、権力亡者で、自分の能力に過信があって、負けを認めず、ウソも突き通すヤな奴って感じになると思いますが、外交的には、ネオコン批判という形になるんですね。

彼女がそこまでひどい人なのか、ということはおいたとして、こうした図式的な見方はわかりやすいですな。









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ヒラリー が嫌われる理由

2016-06-27 01:42:00 | 政治
随分更新をさぼっているんですが、米大統領選の予備選も目鼻がついてきたところで、候補者についてさらっておきたいんですな。

まずヒラリーから。

史上初の女性米大統領となるか。
だんなに苦労させられた賢い美人大統領夫人、
とかいう昔のイメージもあるんでしょうが、若い人からは随分嫌われているようなんですな。

民主党支持であってもヒラリーには投票したくない、という人も結構いるようで。

その理由なんですが、その一旦を伺わせる動画です。

このブログで何度も引用してきたデモクラシーナウで、経済学者のジェフリーサックスがスタジオに呼ばれてるんですな。ジェフリーサックスは「貧困の終焉」を書いた著名な経済学者です。


War on Wall Street or Wall Street’s Wars? Clinton and Sanders Debate in Wisconsin


Democracy now

この放送は第一回目の民主党予備選ディベートをテーマにしているんですが、以下はジェフリーサックス。

シリアについてです。

when Hillary Clinton, for example, said that she negotiated the 2012 ceasefire. There was no ceasefire in Syria. She was the reason why the ceasefire never took place then, because she has backed a CIA-led attempt at regime change that has led to a bloodbath there. That’s what I wrote about a few days ago.

停戦交渉をしたと彼女はいってますが、シリアで停戦なんてなかったじゃありませんか。停戦できなかったのは彼女のせいなんですよ。その後の大虐殺につながるCIAの政権転覆策に彼女がのったからなんです。

イラクのサダム,リビアのカダフィ。独裁者を排除して問題を解決する,という側でいつも彼女は判断してきた(国務長官の時は実際にそうした)、実はネオコンだ、と言うような意味ですな。

共和党にいるタチの悪い連中とどこが違うんだ、とリベラルな立場からおっしゃっているんですね。

国内問題について。

And also, on the domestic side, she basically said, "I will change nothing." And that, I think, is really sobering for those of us who believe in a progressive agenda. She said, "Don’t dream. We can’t do it. Don’t go with this guy. He can’t make these changes." And that’s very sad, actually, to just be campaigning on the grounds, "No, we can’t." I think the fact of the matter is, we could accomplish a great deal. And she’s basically saying that the status quo is just fine.

国内問題で彼女が基本的に言ってることは、私は何も変えません,です。今のままでいいじゃないかというのが彼女の主張です。夢を見るのはやめよう、(対立候補のサンダースが言ってるような)そんなことはできないと。我々のような進歩を信じる立場の人間はしらけてしまいます。とても悲しいことてす。

彼女の選挙戦は,NO,we can't,と言って戦っている、というのはオバマのYes,we,can,に引っかけているんですね。


When she said that the bankers were still—had no influence in the Obama administration, it’s an amazing statement, because after all this big campaign support from Wall Street, President Obama put in bankers and strong Wall Street supporters into the White House. And I remember in 2009—and I could go chapter and verse—that they absolutely treated the banks with kid gloves. And that’s why not one executive not only didn’t go to jail, didn’t even resign, after their banks paid tens, even up to $200 billion of fines.

(ウォールストリートから支援を受けていることについて)彼女は、オバマ大統領もウォールストリートから支援を受けたが、オバマ政権の政策が銀行から影響を受けてないじゃないかと言ってますが、結局、ウォールストリートから多額の選挙資金をもらっておきながらそんなことが言えるなんて。オバマ大統領は銀行家やウォールストリート支持者をホワイトハウスに迎え入れ、2009年には銀行をやさしく扱いました。銀行は罰金をはらいましたが、その経営者は刑務所に入れられるどころか 誰も辞任さえしなかったじゃないですか。

とまあ、こんな具合です。

これがクリントンのことだと知らなければ、誰か、共和党候補者なり、ブッシュ政権時代の批判を聞いていると思ってしまうでしょうな。

無茶な対外介入や企業との癒着は、米国政治の負の側面を象徴していると思いますが、クリントンに、その体現者だとサックスは指摘しているんですね。

若い人が支持するわけないですな。



Hillary Is the Candidate of the War Machine
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もうじき、このブログは引っ越しします

2015-05-31 20:41:28 | 生活
また,しばらくご無沙汰をしてしまいました。
もっと更新したいのですが、なかなか難しいんですな。

あまりに更新しないので、このブログも有料版から無料版に格下げしました。

ここは、有料にしないとカウンターの詳細がわからないし、動画やパーツの貼り付けもできないんで、ちょと不便です。

んなわけで、ちょいと引っ越しを考えています。引っ越し先はまたいずれ。

このブログでフォローしてきたテーマを、また、追いかけていきたいですね。時間的な余裕が少し出てきたので、またやりますか。

テーマとしては、そうですね、

米国(海外)政治。

大統領選、楽しみですね。どんな候補者が出てくるんでしょうか。泡沫候補の方がネタとしては面白いんでした。どんな候補者が居て、どんな支持者がついてて、どんな主張をしているか。米国社会を把握するにも役立ちますね。いろんな人がいろんなところで様々なテーマで、一年かけて議論するので単純に選挙戦を追っているだけで、かなり米国について詳しくなるんですな。ビールでも飲みながら、ディベート観戦なんて、またやってみたいですね。英語ですが、わかるところでけ聴いてもかなり面白いです。

英国の総選挙は後で結果を知ったくらいで、本当にもったいないことをしました。

日本政治も面白いことは面白いんですが、人間関係が主題になることが多くて、ネタとしてつまらないことが多いです。

企業業績

かつては、良く米国企業の業績の記事をここでも紹介してましたが、米国企業にかぎらず、また突っ込んでみたいですね。特に、経済全体の動きと、企業業績との関係についてチェックして行きたいとおもっているんですな。過去で言えば、リーマンショックの時に企業業績はどうだった、みたいな。大きく影響を受けた企業、受けなかった企業、影響を受けたタイミングもそれぞれ違いましたが、あれ、なんだったんですかね。

投資

企業業績と投資パフォーマンスとの関係も気になりますな。最近、新興国の株価ばフォーマンスはどうなんでしょうな。国によってばらつきがあるようですが、どういう方向性なんでしょうか。新興国のインデックスを買っている人や検討している人にとっては重要な問題なんじゃないですかね。

経済

経済については、指標やニュースだけでなく、できれば、経済学論文なんかも取り上げたいですね。専門論文って難しそうですが、というか難しいんですが、イントロダクションにテーマと先行研究の要約がどんな論文にもまとまって書かれているので,状況を鳥瞰するにはとても良いんですね。専門の学者と、いわゆるエコノミストとは議論の水準が違うので、みといた方が良いですね。


生活

生活について、というか生活の様々な選択肢についても考えたいですね。海外移住や国内田舎暮らし、節約生活、等々。

個人的には、最近、バイクに注目しています。以前は自転車にのってて、近場なら電車に乗らず自転車で移動していたんですが、排ガスで喉をやられるのと、煤で顔や服が汚れてしまうという問題があって、最近のってません。運動不足は解消されるんですがね。肺にも悪そうです。
道路の悪い空気を吸うことには違いないんですが、バイクなら自転車ほど深い呼吸をしないし、混んだ道を走る時間も自転車よりは少ないですね。自転車より遠くまでいけて、移動手段として良いのではないかと。自転車にのっている時期、生活の幅がかなり拡がったのは確かで、いろんなところに行ってました。乗らなくなって、駅から遠いところには用事がないと行かないという生活に戻ってしまっているんですね。ツーリングもしてみたいですね(まだバイク買ってないけど)。

娯楽

映画、小説,アニメ。本当はもっと観たり読んだりしたいんですがね・・・。

なんかテーマがバラバラに散らばっているようにも見えますが、実はそうでもないんですけどね。

というわけですが、引っ越したらまたリンクを貼ります。











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『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス』

2015-02-06 10:34:22 | 生活
時間が余ったので久々に映画へ。

でも、観たいものがない。かっている映画に邦画が多い。最近は娯楽映画に徹したものは面白いんじゃなかろうかという気もしていますが、がっかりリスクも高そうなのでどうしようか、と迷っていたら、このアニメなら、と観てきました。サイコパス。題名がいいじゃあありませんか。

『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス』予告編


ウーン。面白い。

設定が良い。細かな描写もグー。これはワクワクしますね。

逆に言えば、その設定の面白さ故、ストーリーの奥行きと悪役側のキャラ描写はもっと深める余地もあったんじゃないか、と素人目にも感じた次第。

ディテールに凝るのは時間がおしても割と進むんでしょうが、作品の厚みみたいなところはクリエーターが忙しすぎると掘り下げる余裕が持てないんじゃ、とちょいと心配してしまいました。

この作品の設定では、中央のシステムが人間の心理までコントロールしていて、市民の犯罪性向を管理しているんですが、これがちょいと驚きで、それをメインキャラや、市民が基本的には受け入れて生活しているんですね。作品のテイストとしてもそうした超管理社会に対して批判的なスタンスを取っていない。

基本刑事もの、というジャンル上の要請でもあるんでしょうが、意外過ぎてちょっと笑ってしまいました。女主人公の友達がシステムで選ばれた彼氏と結婚することになって、結局システムで選んでもらった彼氏で正解だったわー、みたいな会話のシーンがあるんですが、特に、その友達をバカ女として描いてもいない。世の流れに従う、普通の女として、平凡さを平凡さとして描いているだけです。

近所の世話焼きおばさんに、絶対あんたにぴったりよみたいなことを言われて、最初はそうは思えなかったがおばさんの言った通りだった、とかいうパターンに納めてるわけで、これで、観客に管理社会の深度を理解させて、ぐいっとハナシに入り込ませてしまう。

ハナシの進め方、レベル高いです。

市民を犯罪性向の高いものと低いもの、いわゆる一級市民と二級市民に分けるという設定は、監視官と執行官という刑事の序列にも反映していて、これ、キャリアとノンキャりのSF版。監督は踊る大捜査線と同じらしいんですな。

現代社会のカリカチュアでもあるんですが、学歴や所属によって序列づけられるのではなく、生得的な傾向によって色分けされる、という点でちょいと恐ろしい世界になっています。それでも、文句も言わずに仕方ないものとしてシステムそのものは受け入れられているんですね。それなしでは暴力や犯罪がひどすぎることになるので、そのシステムでやっていくしかない、みたいな。

この「仕方がない」という言葉は、ウォルフレンが日本社会を閉塞させている要因として指摘したものと同じ意味合いなのでありまして、日本社会のカリカチュアというのはそういうこと。

こうし管理社会からドロップアウトして、海外へ逃亡したキャラや、東南アジアに日本のインフラを売ってゆくアベノミクスばりの政策をハナシのコアに据えて、うまーく今の日本社会を捉えてハナシに盛り込んでいるんですね。相手方の政権を乗っ取ってまで、みたいなハナシはCIAかも知れませんがね。

システムへの批判的な目線は、あくまでエリートたる主人公の中にあるものだけに、観客は共感するように仕向けられていて、主人公の目線もシステム完全否定にはなっていない。判断留保の状態が恐らく今後も永遠に続きながら、それを引受て生きてゆくという形になっている。

昔の左翼のように、全面否定で、再編成を狙ってもうまくいかない。民主党も理念は面白くかったが・・・。いわゆるアウトサイダーの無力さや無責任さ、無能さや格好悪さの認識が拡がったことが、単純で左翼的なシステム批判物語を作れなくさせているのかも知れませんね。

出てくるキャラでカッコ良いのはあくまで体制側、ないしはそのシンパ。

これ、ある種、政治的な成熟や安定が娯楽作品に反映したと捉えることもできるかもしれないし、あるいは単に今の世相を反映したものなのかも知れませんが、とにかく一見の価値あり。娯楽作品としての面白さも充分以上。

後半はストーリーの展開に追われて序盤の丁寧さや奥行きをあまり感じられなくなります。物語の骨格の一つをなす憲兵隊の大佐に、もう少し時間を割くべきでは無かったろうか。

それでも後半がひどいってわけではありません。最後まで気を抜けず、良い映画を観た満足感を感じることができますな。









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為替・金の予測 Dentの勝ち

2015-01-20 02:38:41 | 市況

このブログを復活させようと、過去の記事を眺めていたら、なつかしいDent氏の予測記事が出てきたんですが、彼の予測は当たったのか。

為替と金はどうなるの HS DENT その2


ベビーブーマーの支出が減るので、株価はそろそろ落ちると言い続けているんですが,それは当たってません。ダウ平均も極めて好調。

チャート、綺麗すぎでしょ。

ダウ平均チャート

ただ、金価格と、原油が下落するというのは、見事に当たってます。
予測が当たったことよりも、大事なのはその根拠として彼が何を上げていたか,という点ですが、詳細は前記事をご覧いただくとして、抜粋すると、

83年から07年にかけて経済成長の2.65倍も債務を膨らませて,そのことは,ドル紙幣を刷り続けたということを意味し,ドルの価値を下げてしまった。
債務とドルのバブルを潰して,レバレッジを縮小させることになると,今度はドルの量が減るということになり,価値は再び上がるのだ。
我々は,インフレでなく,デフレを予想しているのだ。なぜならば,連邦政府の債務が拡大するのは避けられないが,それ以上に私的部門での巨額の債務縮小が行われるからだ。
政府の刺激策など、問題でないほど私的部門の債務縮小が大きいってコト。FRBの資産が何兆ドルも膨らんだ、と騒いでも、それが問題にならないくらい全体では債務が縮小している、ということですね。


ムムム、お見事 。

FRBの政策をベースに、金融緩和でドル安、縮小でドル高みたいなハナシはシロートでもしてますが、Dent氏は、経済全体の債務圧縮について着目しているわけですね。リーマン危機の後、中小の銀行がかなりつぶれているし、大銀行も貸出を減らし続けていたことは、このブログでもご紹介してきました。

ドル高が、FRBの緩和策完了を見越して、じゃなく、経済全体が債務圧縮に動いていることによるデフレ予想を根拠にドル高、原油、金、つまり資源安を予測していたこと。

鋭いですな。

でも、肝心の株価予測がはずれてルンですけど・・・。


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隠蔽か黙殺か ~封印された汚染マップ~

2015-01-18 07:47:31 | 政治
福島原発事故の直後に、60ミニッツが報じた米国の日本へのサボートについてアップしたことがありました。災害の悲惨さや、危機がどれほどひどいか、リスクはどこにあるか、よくまとまっていて、事故の直後にも関わらず、かなり正確に事態を報じていました。

米国の原発事故サポート

それに,日本側があまり事故の状況をつかんでいないことも、説明されていました。

で、この動画なんですが、

隠蔽か黙殺か ~封印された汚染マップ~


米国は専門家を派遣して状況を把握、そのデータは日本政府にも提供したこと。
そのデータが使われることがなかったこと、

等が報じられています。

米国政府の宣伝臭がしてしまうくらいな内容になっていますが、日本側に反論できる材料も無さそうです。

こういうドキュメンタリーが随分時間が経ってから、歴史として掘り起こされるしかない点が残念。直後だともっと意義のある番組になったんでしょうな。

ネタ元は全部米国発で、それを日本の関係者のインタビューで跡づけているんですが、直後でもできたんじゃなかろうか。60ミニッツの後追いもやれば良かったのに、と思うんですがね。







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ほったらかし投資術 

2015-01-15 04:53:44 | 生活
皆様,今年も宜しくお願いします。

去年は修士論文も完成して、少しはブログも更新できるかと思っていたら、仕事の方が忙しくなってしまって、結局数回の更新に終わってしまいました。

それでも、アクセス数は何十人かは毎日来ていただいていて、本当に有り難いと思います。

最近は、インプットも不十分で、本当にただのゴミ人間に成り下がってる感じですが、何とか挽回したいんですがね。

さて、久々の更新は、新書です。

ほったらかし投資術 インデックス運用実践ガイド (朝日新書)
山崎 元,水瀬ケンイチ
朝日新聞出版


本書は、投資術として、インデックス投資を勧めているんですが、むむむ、その手があったか、という感想です。バフェットだったか,ジム・ロジャースだったかが、素人はインデックス投資から始めれば確実で大きな失敗がない、みたいなことを書いていたのでインデックス投資自体を知らないわけじゃなかったんですな。

昔読んだジム・ロジャースの本には、長期に低迷している商品市況の反転を予想して、商品のインデックスを作ってもらって、それに投資しておいて長期の旅行に出かけた,みたいなことが書いてあったりもする。

インデックスに投資する、と言うと分かりにくいんですが、要するに、例えばTOPIXが上がれば儲かり、下がれば損するというファンドを運用会社が設定して、そのファンドを買って運用するという具合に、指標そのものに賭けるというやり方の資産運用の手法です。

これが良いのは、個別の企業の株を買っていると、リコールがあったり、場合によっては粉飾が判明したり、破綻したり、と外部からは予想不可能な事象にぶつかることを避けられないのですが、こうしたインデックスなら個別企業の変動はならされて、吸収されてしまうので、市場全体の成長に合わせて投資資金も成長してゆく、ということなんですな。

買うタイミングもあんまり気にしないで、毎月平均して買ってゆく。どんどん下がっていても、ああ安く買えた、と考えて買う。高い時も、気にしない。いずれこの高値から一旦下げる時があっても、高値は将来更新されてゆく、という経験則というか市場成長への信念というか・・・。

私も基本的には賛成ですね。あまり大きな失敗のできない資金はインデックス投資が良いかも。大儲けは期待できないにしてもそれほど研究する手間なしに、長期ではそこそこリターンを狙える。これで間違ってもお金持ちにはなれないけれど、それなりの利回りが期待できる、って感じでしょうか。

一般的に言っても、大きな失敗のできるお金というのは、基本的に限られているはずなので、ある程度の割合を現金と、リスクの小さいインデックスに配分して、一部の資金でリスクを積極的に取っていく,ということに結局はなるんじゃないかと。

ただ、買うタイミングは少し考えた方が良いかも。私も早速やってみるか、と思いましたが、今はさすがにやめといた方が・・・。何年かの内に、相場が大きく下げたら考えますかね。

本書によれば、インデックス投資におすすめの投信やETFがあって、手数料もそれほど高くないものも出てきているんだそうで。私は投信を買おうなんて思ったことがなかったんですが、インデックスに連動するような手数料の安いやつならありかも。





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ゴジラ2014

2014-10-10 00:03:47 | 生活
Godzilla Official Extended Trailer (2014) Bryan Cranston, Elizabeth Olsen HD


随分久々の更新ですが,ちょいと映画評なんぞ。ゴジラです。

旅先で時間が開いたので映画館に。
しかしどうも観たいのがない。いや、あるじゃないか、ゴジラ。

あれほど毎週のように通っていた 映画なんですが、最近全くご無沙汰で、何がかかっているのかさえわかないし、何が話題なのかも全く不明。

ゴジラがリメークされていたとは。
ハリウッド版。ウーム。子供だましだったらいやだな。
しかし、ポスターをみる限り、主要キャラに子役は居ない。
子供目線で作られていないンだったらイッか。

というわけでゴジラ。

かなり行けてます。

フィリピンの炭鉱のプロローグをひとしきりやってから、

いきなり日本のシーンに移って、米国人技術者の家庭。
なにやら電話している。異常値がどうこう言っている。

ウーム、なにもかもが紋切り型。いや、これでいいんです。
パニック映画はこうでないと。水戸黄門、遠山の金さん、トラさんと同じ。定型でよくて、その代わり、うまく面白く作ってほしいというのがファンの願いではなかろうか。

この映画、ストーリーとキャラの薄さが際立っていて、ほとんど印象に残らない。
一番濃いキャラは、始めにでできた原発技術者ですが、中盤で死んでしまう。

後は薄キャラで、登場人物は強い印象を残さない。演技が抑制的というよりももともとキャラが薄い。

ハリウッド映画なので日本映画のような絶叫したり泣いたりわめいたりと不自然な演出がないのは当然としても、不思議なくらい淡々とストーリーが進みます。

でも、よく考えてみれば、それはそれで良いんかも。
なんせ、怪獣映画なんで、主役はゴジラです。

怪獣同士の戦いは、日本の怪獣映画になじんだものにとって、全く違和感がない日本式。
つまり、レスリングやフェンシングではなく、柔道や剣道。にらみあって相手の気をとらえてエイヤーっみたいな。

力任せにがつーん、みたいな戦い方はしてません。
最後に、ゴジラが深海に帰って行くシーンも、クリントイーストウッドの独りで立つ、みたいなのとまた違ったカッコ良さがにじみ出ていて、これは侍映画のニュアンスが入ってます。

なんとなくこの映画に好感がもてるのは、日本映画の臭いところを取り去って、良いところを継承した感じがするからじゃないかな。

ゴジラのわななきは、居合のエイヤーッ感じです。

それにしても、311の震災映像と911の影響がモロに感じられて、日本を主題にするんなら使わなきゃ、という感じで町中の津波のシーンなんかを入れてますが、リアルな映像の再現力はスゴいです。

311関連でいえば、日本の原発で怪獣が暴れ出して事故になってしまった時に、「この原発は軍の管理下となります」と米軍の大佐が登場するんですが、これ、何の説明もなく、事故のすぐ後に米軍がやってきます。

あのー、ここ日本なんですけど、と突っ込んでもいいんですが、次に原発大事故が日本で発生した時は本当に米軍が出てくるかも、と感じたシーンでもありました。福島事故で日本政府や電力会社がどう対応したか、米国政府はかなり詳細に研究したはずで、日本の対応能力や、また事故の教訓を生かして次回はうまく対応できるかまで見極めをつけたはずで゜

もし、日本政府に対応能力がない可能性が高く、放置しておくと米国西海岸に大きな影響が生じる、と判断した場合、ゴジラ映画にあったように米軍に事故管理を委任させるということだってあり得るんかも、とあの大佐が出てきたシーンで感じてしまいました。

「米軍の管理下に入りました」という大佐のシーンが、ゴジラ2014で一番怖かったりして。









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韓国フェリー事故あれこれ

2014-04-20 21:26:32 | 生活



悲惨な事故で、何とも言いようがありませんが、いくつか気になる記事が。


韓国旅客船沈没 26歳の3等航海士が操縦…事故数分前に右急旋回 「船長は休憩」情報も

海洋警察は、業務上過失致死傷容疑で船長への事情聴取を続けており、事故当時の操舵状況や乗客の避難誘導などについて聴いている。船長は事故発生当時、経験1年半の3等航海士に船の操縦を任せ、休憩中だったとの情報もある。


船長が休んでいたことがどうこうじゃなくて,船長と、この若い航海士との間の関係についてです。

事故と、上下関係のヒエラルキー、つまり上下が権威主義で、目上の人との間に距離がある場合に事故が起きやすいという指摘が、かつて航空事故について指摘されたことがあって、それを思い出しました。

ここでも何度かご紹介したマルコム・グラッドウェルの本に書いてあったことなんですが、ネットで探すと、最近の事故の際にも引き合いに出されてるようで。

アシアナ機事故、背景に韓国文化?

これはグラッドウェル氏へのインタビューに関するWSJにでてたブログです。

Malcolm Gladwell on Culture, Cockpit Communication and Plane Crashes

大韓航空の事故率が90年代に非常に高いことが問題になって、権威主義的な人間関係が事故原因と関連があるとされて、徹底的に改善に取り組んだという経緯についてグラッドウェルは紹介しています。それで何かと引き合いに出されるんですが、個別のケースや、最近もそうなのか、という点では議論があるんですな。


若い航海士と船員を代表するようなベテラン船長。このフェリー事故についても、そういう指摘を誰かがするかもですね。



もう一点、そのベテラン船長の事故発生時の指示について、問題点を指摘する記事です。

Delay in ferry evacuation puzzles maritime experts

It is a decision that has maritime experts stumped and is at odds with standard procedure: Why were the passengers of the doomed South Korean ferry told to stay in their rooms rather than climb on deck?


事故が発生したときに、部屋でじっとしているよう指示を出したのは間違いで、デッキに集合させるべきだったという指摘です。

このフェリーは規制が厳しくなる前の建造で、作りが脆弱で転覆しやすく、問題があったら退去の準備をすぐにさせるべきだし、もし、避難が不要になったとしても別に大きな損失が出るわけではないので、船長がそうしなかったのは問題だ、という感じです。部屋でじっとしていろ、という指示がなかった方が被害が少なかったんじゃないか、とまで言われてます。

船長は船が転覆し始めてから30分も経った後に乗客を退去させたそうで。

Though experienced, the captain of the Sewol, Lee Joon-seok, delayed evacuation for at least half an hour after the ship began tipping. Passengers, most of them teenagers on holiday, were initially told to stay below deck.


退去準備をさせる、ということにはかなりの決断が必要なはずで。権威があって自分のミスを認めにくくなると、判断を先のばしにしやすくなる、という側面もあるかも知れませんね。

何でもカルチャー問題に還元してしまうのは、返って本当の問題を隠してしまうこともあるんですが、ちょいと気になったもんで。

天才! 成功する人々の法則
クリエーター情報なし
講談社

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エンダーズ・ゲーム

2014-02-11 14:04:49 | 生活
修士論文の修正が進まない。

微妙なパートをうまく文章化できなくて、書いては消し、書いては消ししているだけなので、ちょいと気分転換。

で、また、映画に行ってしまいました。

Ender's Game - Official Trailer #2 (HD)



少年が活躍する映画ってことで、子供騙しかと思ったら、かなり面白い。
子供用とも言えない。充分大人用。

役者もハリソンフォードが出ちゃったりで、立派です。
ハリソンフォードだって、もともとスターウォーズで出世したんで、こういう映画が似合ってないとおかしいですな。

ハナシの筋は単純で、少年が選別されて宇宙艦隊を率いてエイリアンと戦うというもの。
設定やら、その描き方がスターシップトゥルーパーズとちょいとノリが似ています。監督は影響を受けてるはずですな。

スターの方が毒気がある分、奥行きを感じますが、こっちはひたすらまっすぐ、ストレート。
映画的にもスターの方が上でしょうね。

ハナシのスケールが大きい割に、大作感がしないのは、シーンの大半を宇宙のトレーニングセンターと、艦隊の司令室に限っているからですね。出てくる人間もかなり限られていて、ドラマのスケールが小さいんですな。一応、少年の成長物語風にはなっているんですが、まあ、ふーン程度。

それでも、この映画がかなり面白いのは、設定とディテールがしっかりしていて、映画世界に目が釘付けになってしまうからですね。トレーニングで小隊に分かれて訓練試合をやったり、いじめがあったり、ハリソンフォードの教官が監視していてこいつは行ける、とか言ったりしている。

ハナシの運びがスピード感があって無駄がないことも魅力の一つですかね。少年が挫折して、一旦地球に帰る。そして、説得されてまた訓練センターに戻ってくる。こういうお決まりの主人公の危機は、ハリウッド的には盛り込まざるを得ないんでしょうが、うだうだやられるとかったるい。この映画は、それを3分くらいで終わらせてます。もう、僕にはもうできません・・・、というセリフの後には、次のシーンで地球に移ってて、ハリソンフォードが地球にある少年の家に居て、その次ぎのシーンで、少年のお姉さんが説得完了。

エヴァンゲリオンだと一話丸々使う所を3分でやってしまう。

こういう映画を観に行くときに、深い人間ドラマなんかを期待していないわけだから、とことんディテールにこだわって、テンポよくやってくれればそれで満足。ただし、ストーリーに手抜きはなくて、いい感じにまとまっています。

この映画を観てて感じるのは、こういうテーマが映画になって、ヒットするのか、というある種の驚きですね。

戦いの勝敗を決めるものが何であるか、という問題設定がすごいんですな。

この映画では勝利をもたらすものを育成する努力をしていて,それが子供であっても艦隊司令官にする。経験と能力のあるおっさんも居るが、子供でないと勝てないとわかれば、子供を一生懸命育てて,お願いして司令官をやってもらう。司令官の役割は戦い方を決めること。戦局を判断してどこを攻めるか,いつ攻めるか決める。戦略次元の判断を下すだけ。

戦略上の指揮がそれだけ難しくて、能力としては特殊であるとの合意があるということでもありますね。君にこの艦をまかせる,とか、これを動かしてみて,みたいなハナシじゃない。

これ,戦時の米海軍の将官の任用とつながっていて、太平洋戦争の時も勝てる士官がばしばし登用されてゆき、先任が誰かみたいなのはお構いなしに置き換えられて行く。将軍も若くなる。士官学校の席次がどうとか、早めの交代は傷をつける,みたいなことを気にする帝国海軍とは人事において好対照、みたいなハナシです。


目的と優先順位と責任がはっきりしていて、それにもとづいてすべてが回っているので、子供が指揮すれば良いならば、子供に指揮させる。日本映画でこれをやると、リアりティがなさすぎて、それこそ子供騙しになってしまうんですが、米国映画だとおとぎ話ではあっても子供騙しという感じにはなりませんね。

仮のハナシとして、本当にエイリアンが攻めてきて、子供でなければ戦えないのであれば、米国では即応態勢を整えるでしょうな。どのレベルまで子供に任せていいのか,大人はどこをサポートするみたいなハナシも、学者や教育者や専門家を集めてあっと言う間にガイドラインを作ってしまう。

日本だと,周知を集める体制づくりそのものが難しそうですね。議論に入る以前に、誰に検討を任せるか,みたいなとこで時間を食って、一時案が出た後もいろんな利害調整をしている間に、エイリアンに征服されてしまう。仮に間に合っても、よく読まないと理解できないような文章で、よく読んでみるとできないことだらけで、なんだこれじゃ結局できないじゃないか,みたいになっている間に、最後はやっぱりエイリアンの勝ち。


ハハハのハ
























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