会計スキル・USCPA

会計はビジネスの共通語。一緒に勉強しましょ。

米国経済どっち向き?

2008-11-04 00:52:35 | マクロ経済
さあ、いよいよ大統領選挙です。予想通りオバマが勝つんでしょうか、それとも・・・。明日は眠れません。歴史が変わる瞬間。最近あんまりテレビを観なくなってるんですが、明日は見ますかね。

さて、このブログ05年から細ぼそとやってまして、今のスタイルにしたのが去年の11月です。更新の頻度をあげて、基本的には英米の記事の中で気になったものを書く、ついでに対象となった企業の財務数値をざっと見ておく。

こんな感じで進めてきました。読みながら、書きながら学ぶというところで、米国企業にGoodwillが資産の中で結構なウエートを占めていることやら、同じ業種で上位下位で相当の開きがあること、モトローラの不振、やんちゃクアルコム、改善しないGAP、貧困問題、気が向くままにいろんなネタを追いかけております。

これからもよろしお願いします、ということなんですが、まあ、一年たったということもあり、今後は、もう少し体系だてることを意識したいと思います。

と思っていたら、これだ、という良い本に出会いまして、

ウォール街流 米国景気予測の方法

これ、良いですぞう。ほんとにすっきりいたしました。本書によれば、景気の先行指標としては消費支出の前年比伸び率を見るのが一番とかで、過去の動きをみても消費支出の伸び→生産の伸びと続いているとか。

チャートではっきり見せられると反論できません。

消費の伸びないし減少に、ほんの少しだけ遅れて生産がついてくる、と書かれていますね。このサイト便利で、本書のエッセンスを要約してくれてます。

時間があれば他ノチャートもごらんいただければ、消費支出→生産→設備投資という順番が良くわかります。その後に失業率が一番遅れて動くんだとか。

さて、じゃあ、今はどうなってんのよ、ということですが、

9月分の数字、さっきのチャートのしたのところに出所のリンクがはってあります。が、それよりも日本語にそのまま訳して、グラフまで作ってくれているレポートがあるのでそっちを見ますか。

9月米国消費支出

表の前年比を見ていただくと(本書では前年同月比が有効だと説明されている)、マイナス1%。かつてない下げだとか。

ついでに生産もみておくと

ハリケーンの影響を除けば前月比は微減、とかですが、前年比は4%超えてますな。前年比だとハリケーンの影響除きでいくらか、書いてませんな。いずれにせよ、生産の落ちはまだ危機感をもたれていない程度、のようです。

で、結論としては、消費支出がかつてないほど落ちているってことは、景気もかつてないほど・・・、今後・・・、ってこと?

生産はまだ微減ってことは、今後、消費支出にあわせて・・・、ってこと?

本書によれば、比率としては、消費支出の変動よりはるかに生産の動きは大きい、そうです。さっきの比較チャートも生産のカーブの上下動が消費支出より激しくなってましたよね、ってことは、これから生産の方はかなりの下落が見込まれるってことでしょうか。

というような観点からも、今後は見てゆくことにしましょうか。なんせ試行錯誤の中でやってます、お気づきの点などございましたらご指摘を。






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