富山市八木小児科医院ブログです

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お盆明け、8月外来情報/富山市で流行している手足口病について

2011年08月25日 | Weblog

KNOW-VPD!VPDを知って、子どもを守ろう

ワクチンで防げる病気がある!・

 

ワクチン情報:①年内に、ロタウイルス予防ワクチンが発売される予定です。これは、生後6週から、!!経口接種ワクチンであり、!!6カ月までに2回

経口接種することで、ロタウイルスへの免疫が獲得できるものです。 現在のところまだ、接種料金など決まってません。おって、ご案内します。

冬から春にかけて、発熱、下痢、嘔吐などで時には脱水で重症化することもある、感染症なので、乳児期の間に免疫がつけば、

嘔吐下痢症のお子さんは少なくなると思います。  

② 本年度より、乳幼児のインフルエンザワクチン接種量が変更になります!。

3歳未満はすべて0.25mlとなります。

3歳以上はすべて0.5mlとなります、したがって、ワクチン接種量は、乳幼児の3歳未満!0.25mlと、3歳以上成人までが0.5mlに統一されました。

接種回数はこれまで通りです。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・

8月いっぱい、なつかぜや(手足口病、ヘルパンギーナ)、クーラーなどによる、咳、鼻、喘息などが

みられますが、お盆明けから9月中旬までが、感染症が少なくなり、保育園児たちも、休むことが

なくなりますので、予防接種などのスケジュールを確認して、定期接種、ヒブ、小児用肺炎球菌ワクチン

などの接種を確認してください。

 

さて、この7月、8月、全国的、および富山市で流行しております、手足口病の乳幼児の方々、

で、当院でウイルス学的な検討を行ったかたの多くから、コクサッキ-A6型(全国でも半数以上がこの

タイプです)が検出されました。このタイプがこれまで、あまり流行していなかったので、今年の流行で、

多くのお子さんが感染の機会があったと考えられます。 しかし、全身の発疹が目立ったわりには

重症化するお子さんはほとんどなく、全国的にも、発熱と発疹が主体で、口内炎もかるいタイプが多い

ようでした。ただし、皮膚症状がかなりひどいお子さんもおられますので、まだまだ注意が必要です。

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2 コメント

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手足口病 (Unknown)
2011-08-27 22:54:19
2歳になる子供も手足口病になりました。熱はなかったものの湿疹がひどく、かゆみもありました。上の子供が手足口病になった時は、さほどかゆみを訴えることはありませんでした。
2歳になる下の子供は、まだ、水疱瘡にはなっていませんが、手足口病の湿疹のひどさとかゆがり方をみると、水疱瘡ではもっとひどくなるのかなと懸念をしています。
特に因果関係はないとは思いますが、これは体質でしょうか?
また、予防接種をしておけば、やはり、軽く済むのでしょうか?
Unknown (管理人)
2011-09-13 23:15:49
今年の手足口病のウイルスは、発疹や湿疹様の変化が強く、痛がったり、痒がったりするお子さんが多いのが特徴でしたので、体質ではありません。水痘はワクチン接種で、発症しても、
発疹が軽いことが多いので、余裕があれば、接種がよいでしょう。

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