閑散広場の立て札

ゲームとか漫画とかについて書く、というブログであったはずですがさて・・・

祝『いぬまるだしっ』大団円

2012年06月08日 00時54分01秒 | ジャンプ
ネタはあって書きたい気もあるのにダラダラ過ごして終わってしまう。このままじゃどんどん書かずに終わるネタが増えていくだけなので、久々に指を奮い立たせてネタ消費。

久々にというかほんとに何年ぶりなんだジャンプの漫画の話題から。

個人的にかなり好きな漫画だった「いぬまるだしっ」が終わっちまいました。うーんほんと好きだったんだけどなあ。見るからに唾を吐きかけたくなるような漫画ばかりの現在のジャンプの中で、唯一「好きだ」と言える漫画だったんだけど……。

枕元に置いておいて、寝る前にちょっと読んでから寝ると気持ちよく眠れる。そんないい漫画だったんだけどね~。かつてはこのポジションに、ピューと吹くジャガーやギャグ漫画日和があったんだけど、これらは何か、回を重ねるごとにキャラの言動が過激になっていかざるをえず、結果的に主人公やらもろもろの性格がだんだん悪くなっていって、なんかすっきりと笑えない。そんな状況になってしまったんだけど、いぬまるだしはそういうキャラや作風の悪態化もなく、最後までいい気持ちで読める漫画だった。

何気に作者の前著、メゾンドペンギンも全巻持ってたりするんですが……w なんかこっちはいぬまるだしと違って、持ってるって言うのが恥ずかしくなるな…w メゾンドペンギンの頃は、この人これからどうなることやら、と思ってたけど、いやはや心配ご無用、いい漫画家になりましたなあ大石浩二。

読みきりとかでも結構いい話描いてたし(ともすれば批判ばかりになりそうな現代の世の中を、娯楽に溢れた素晴らしい世界、と評した前向きな感性は見習いたいところです)

個人的には7巻に載ってて同巻の副題にもなってる「先生といっしょに」が素晴らしかった。この話を読んだ時のある種の衝撃というか、それまでは、まあ面白いギャグ漫画、だったのが、これで一気に「好き」になりました。なんだよー、こんな話も描けるんじゃんよー大石浩二さあ~。

シリアスな回もギャグ成分を切らさず見事な完走。ひとまずお疲れさんでした大石先生。最終回が載った号は久々にジャンプを買いましたよ。

ただまあ、たまこ先生が半年遅れで赴任してきた理由、なんかは結局描かれなかったみたいだし、まあ最後のほうの異常な駆け足感はもーちょっとどうにかならなかったかなあとは思いますが……w

良い漫画が無事終わるのはめでたくも寂しいことですな。イカ娘もいつかこのときが来るかと思うと……(--;
最近チャンピオン連載終了ラッシュを迎えてるのでまたなんか心配……。


余談:いぬまるだしの中で一番好きなキャラっていうと、地味ですが、みなみ先生だったりしました。うーん最初は特に気にもならず、あしゅら男爵時の顔が不気味ぐらいしか印象なかったんですが、なんかだんだん素の状態の時のほうが可愛く見えてきましてな……w 男にうるさい以外は普通に子供に優しい良い先生だしね。

最後にいなご先生と結婚したのは……いや、まあよく強引にフラグ回収にいったな、と……w いなご先生登場回でフラグ立ってたし、番外編で夫婦役をやらせたりして、作者的にはそのつもりだったみたいだけど、いなご先生のキャラがだんだん名前と存在を憶えてもらえないキャラになってったせいで、全然そっち方面で進展なかったから…w

伏線自体を諦めたのかと思ったけど、まあ良かったw 多分作者も最終回近辺はもちょっと時間取りたかったかもな~。

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