vol.262ヤーコン製品開発は社会利益を目的にやってきたつもりです

2012年01月23日 | Weblog
今年の新年互礼会で10年振りに経営オーナーである同級生に出会いました。
年商10億円の企業をゼロから立ち上げた男です。
「彼は経営者ではない。根っからの研究者だ」と私のことを評して周囲の人に話します。
「企業利益を追求しない間抜けな男、所謂研究馬鹿だ」と言っているに等しいのです。

確かに私の弱点を言い当てています。子供達からも同様に言われています。
利益を度外視して盲目的に、我武者羅に研究を進めているように見えるようです。
一企業の損得を離れ、社会利益、国家国民利益を求めているのかもしれません。
それが度を越すものですから研究馬鹿呼ばわりされるのでしょう。

「人のやらない事をやる。今まで世の中にないものを作る」をモットーに生きてきました。
大学の恩師から、又、会社の上司から鍛えられて、いつの間にか身に付いてしまいました。
アップル社の創業者であるスティーブ・ジョブズの「Stay foolish」なる言葉そのものです。
「Stay hungry」は誰にでも分かりますが、「Stay foolish]が分る人は少ないでしょう。

ヤーコンは全ての人の健康を守り、農業を活性化し、炭酸ガスを最高に消費する野菜です。
ヤーコンが日本に導入されて26年目を迎えても尚、普及しないことに苛立ちを感じます。
私財を投げ打ち、研究馬鹿呼ばわりを受けても製品開発を続ける自分に呆れる事はあります。
たった一度の人生を「サラリーマン人生と起業家人生の二つを経験したい」からかも知れません。

vol.261 新年を迎えて思うこと

2012年01月06日 | Weblog
去年はこの世の地獄を見た想いで過ごされた方が多かった事と思います。
平安末期から鎌倉時代に多くの偉大な宗教家が輩出した時代と重なります。

先の大戦で死と隣り合わせで生きてきた先輩達の真の強さを見せてもらった私です。
それゆえ今年は生かされている幸せに感謝し、身を粉にして働く覚悟です。
「自ら動くより人を動かす事の方がより大切だ」と馬鹿にされる自分を知りながら。

去年の暮れに自社のホームページが突如消えてなくなるハプニングがありました。
「メールが届かない」と苦情があって初めて気が付いたようです。
その頃、私はヤーコンジュースの製造に毎日励んでいました。

原因はホームページの管理を任せていた業者の社長が急逝され、
相談もなくサーバー会社がシャットダウンしたとの事です。
万事がお金、冷たい社会の現実の一齣と観念する事でしょうか。

昨年は幸いにもヤーコン豊作の年でした。ただ、前年度の不作を補う為に、
ヤーコン葉を切り過ぎてお芋が小ぶりとなり、結果として収量が減少しました。
そこで私の考えた対策は以下の通りです。

農家に出来不出来を全部転化してはいけない。自社で余裕を持つべきだ。
そこで竹薮と化した荒地を畑に戻すべく、1200本の孟宗竹を切り焼却しました。
これで500坪強の畑が再生できました。合せて1000坪の畑が出来ました。

竹を切り処分したのは私1人でです。竹の根を掘り上げるのは仲間に頼みました。
6ヶ月もねばり強く汗をかく私に、人は驚き半ば呆れ顔です。
人様に何と言われようが、私にとってはゴルフと同じく健康維持の為にです。

今年はヤーコン麺とヤーコントコロテンで全国展開を図ります。勿論、
私の目標はヤーコンジュースが広く消費者に広がり医者いらずの生活実現です。
季節に応じて旬の野菜を入れ、夏はレモンを、冬は生ガ湯を加えて楽しめます。

大豆の発酵食品と毎日の野菜ジュースは長寿に欠かせない食べ物です。
野菜ジュースは歯の弱い方、歯の欠けた方にも喜ばれる事でしょう。
今年は1000坪のヤーコン作りに励み、契約農家の補強に努めます。