自転車ふらふら日記

自転車に乗って、どこまでも

直江津集合!【地獄編】

2007-08-27 21:14:12 | ふらふら
この夕日を見るために、地獄を味わいました。




天国編からつづく

奥志賀林道はいきなり上ります。渋峠の登りで脚を使っちゃったので、登りのペースががくんと落ちます。(はじめから遅いですが)

じわじわ上りながらトンネルが3つ。どれも路肩無し、歩道狭し、センターにポールあり、という自転車のことを考えていないトンネルでした。仕方ないので、後ろから車が来たら止まって車が通り過ぎるのを待ちます。

奥志賀高原の辺りは大学生の合宿っぽい人たちがたくさんランニングしていました。
ハイカーもちらほらいます。

高原から少し下って、県道502号からはひとけがまったくなくなります。


200mごとに、こんな看板。


最初の数キロは、1kmごとにこんな大きな看板があるんですよ。無駄じゃね?

県道502に入ってから、野沢温泉までは40kmあります。この間、ずーっとアップダウン。登りでどんどん消耗していくのが自分でもわかります。ときどき木陰で休みます。ボトルの水もどんどん減るけど、野沢温泉までもたせなきゃいけないから、あまり飲んでもいられない。おなかが減るから、草津で買った薄皮あんぱんを食べますが、やっぱり飲み物が欲しい。超級山岳コースなので、軽量化しようとハイドレーションバッグにしなかったことを後悔しました。

いつまでたってもアップダウンは終わりません。ペースが上がらないから残り距離もぜんぜん減らないし。ここで遭難したら、誰が見つけてくれるのかと不安になるくらいほとんど車もバイクも来ません。


やっと、ようやくピークらしき場所に到着。

と思ったら、まだ少しアップダウンがありました。でも残り距離から考えて、野沢温泉はもうすぐです。水もがぶがぶ飲んじゃいます。


スキー場を使って、ダウンヒルのレースをやっていました。林道を横切るので、選手が通過するまで止められます。

野沢温泉に到着。3時間ぶりの自販機休憩。生き返りました。死ぬかと思ったよ。
(写真を撮る余裕なし)

野沢温泉から千曲川までがつんと下ります。逆に登りたくないなぁ。

千曲川を渡って、関田峠への登りです。あと12km登れば新潟です。

ツールド信州のコースプロファイルでは確か上りは800mあるはず・・・。

時刻は午後2時。一番暑い時間です。日陰の無い坂道にへこみました。

4km程行ったところで自販機発見。つめたいスポーツドリンクを一気飲みしました。熱を持った体が内側から冷えていくのがわかります。すこし復活(気持ちだけ)。

その後は峠まで何も無いです。たまにある日陰で足つき3回。そのたびにブドウ糖をなめて、息が整うまで休みます。塩分も持ってくればよかったなぁ。脛の筋肉が攣る寸前で、靴下の端面が円じゃなくて、いびつになっているのがわかります。やばいね。足の裏も攣りそう。


足がつる寸前で、なんとか峠に到着!

その先には新潟の平野がぶわーっと広がっていました。

予想どおり、西に傾きかけた日の光で、海までは見えませんでしたが、この景色をみて、ちょっと涙が出ました。

さあ、みんなのいる直江津に行こう。

関田高原からのくだりは、道幅も広く、気持ちいいダウンヒルが楽しめました。

国道18号の路肩の悪さに苦しみながら、9時間ぶりのコンビニ休憩。そういえば、地べたに座ったのも9時間ぶりかも。

あとは、7kmをのんびり行きます。夕日が沈む前に到着できそう。計画では、もっと早く着くはずだったんですがね。

公園と、日本海が路地の奥に見えてきました。Final Lowのジャージも見えます。感動のゴール!

あれ?テツさんだけ?他の人は?

先に着いた人は、お風呂に入ったりしていたようです。徐々に人が集まってきました。

久しぶりに会う人が多かったし、みんなばらばらに走ったのに、一緒に走ったような気持ちになります。

今日は雲が無いので、水平線に沈む夕日がきれいに見えました。これもご褒美ですね。



上越の湯で汗を流して、さっぱりしたところで宴会。みんな疲れているので、すぐに酔っ払いです。わたしもすぐに寝ちゃいました。

自分でコースを設定したので、しょうがないのですが、厳しいコースには本当に参りました。でも、その先にある夕日とみんなの笑顔、参加できなかった方々の応援メッセージがあったので、走りきれたんだと思います。

参加された皆さん、応援していただいたみなさん、本当にありがとうございます。

追記:今回の全体のコースプロファイルはこちら
獲得標高、5000m越えてたよ!



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32 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お疲れ様でした (テツ)
2007-08-27 23:31:04
奥志賀林道抜けてこられるあたりがさすがですねぇ
確かにあそこのトンネルは走りづらそうな記憶があります ^^;
関田峠 無事に抜けられて何よりでした(笑
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お疲れさま (ソッシー)
2007-08-27 23:41:22
お疲れさまでした。直江津の日本海に沈み行く夕日が奇麗にとれてますね。本当にご褒美でしょう。
奥志賀林道は学生時代に野沢温泉から草津にぬけたことがあります。その当時はまだダートで、もちろん補給場所等無く、それ相応な準備をして望んだのを覚えてます。今はロードで走れちゃうのね。そのうち行ってみたいです。
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乙かれ様です。 (らんた)
2007-08-27 23:55:55
お疲れ様でした。
壮絶なルートでしたね。
奥志賀は一度行ってみたいと思います。
しかし、日干し注意ですね。
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Unknown (潮こんぶ)
2007-08-28 11:40:18
奥志賀から関田峠越えて行ったとは、恐るべしですね
補給ポイントが少ないので大変なコースだが、おれっしよりもグロスではとっても早いし
今回も一緒に走れませんでしたが、次回はいつになるかな?

お疲れ様でした

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激走 お疲れ様でした (jyuzo)
2007-08-28 12:27:59
私もいつか目頭が熱くなるような峠越えをしてみたいです。
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ひょぇ~ (よっち)
2007-08-28 13:40:45
奥志賀スーパー林道ですか、A-C区間でも60km近くありますよね。
いつかは行ってみたいと思ってますが、それを直江津までの行程の一部で走っちゃうんですから…(@_@)
何かあったらどうするのコース、無事で何よりでした(^^)
日本海の夕日サイコーだったでしょうね!
お疲れ様でした。
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お疲れ様でした (tany)
2007-08-28 15:31:58
奥志賀林道を走ったんですか~。凄いっす。
ほとんど下りかと思っていましたが、結構アップダウンがあるんですね。
僕も時間があれば行くつもりでしたが、時間も体力も気力も無くなってました(^^;
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開田高原ですか (futuunopapa)
2007-08-28 21:37:27
いやー、渋峠だけでもすごいのに、奥志賀(特に野沢)、開田高原経由は恐れ入りました。

日本海の夕日に間に合って何よりでしたね。
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このフレーズに (masa)
2007-08-29 00:20:26
>さあ、みんなのいる直江津に行こう。

これにやられちゃいました。

凄いな、やっぱ強いわ。
苦しかったけど、楽しんだって感じでしょ。
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お疲れ様でした (hiro)
2007-08-29 11:39:38
さすがゆともさん奥志賀林道とは 上越の湯では私疲れていてお話した様なしないような やっぱゆともさんは凄い
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