ベネチア男にも言わせてくれよ！・その3

2度目のベネチア展で感じたのは、「男の肖像画」です。

この世にない方向を見つめる目と暗黒の顔面による死者の形相。


ずる賢そうな目と、貧相につり上がった口元。


眉毛を目と一体化させることとほほ骨を窪ませることによる死者の形相。


まず、これらの肖像画で思うことがあります。
それは、この絵の依頼者の心境です。
もしも大枚をはたいて購入する肖像画だとしたら、描かれた本人が、「本当にこのような表情で納得するのか？」ということです。

結論から申し上げて、この絵の依頼者は第三者です。
この3枚の絵には、共通のダビンチコードが描かれています。


それは、絞殺されたことを示すヒモの形跡です。



最後の画像は、不思議なことに実物では明白なのですが、解説書の画像では不明瞭となっています。

さて！
これらは、影として描かれているにしては不自然すぎます。

どうして、このような死者の「肖像画」があり得たのか、あなたの「想像何」は・・・？

ちょうど時間となり、これからお仕事で出かけます。