花椿夕月の『雪*星*さざれ石』

日本映画ネタ、雑ネタなど

☆9月23日 映画「わが恋の旅路」を見た

2017年09月23日 | この映画見ました

花椿です。

DVDで「わが恋の旅路」(1961年、松竹、総天然色)をついに見た。 

あまり評価が良くないのは事前学習で知っていたが、ネット上の評価というのは

あくまで参考値に過ぎない。 


何でかいうと自分が見た映画を必ずどこかケチをつけなければ気が済まない奴。 

あるいは難解な言葉や専門用語を多用していかにも俺様は映画通の人間だぞ!と

言いたいような輩が多くいるのがこの世界であるが、この手合いは必ず作品をぶ

った切らなければいけないと勘違いしている奴が多い。 こんなのは適当かつ参

考程度に斜め読みしておけばいいと思う。


で、俺がこの映画のDVDを買ってまで見たかった最大の理由はメロ映画で若い

時の岩下志麻サマが見たい。 ただそれだけである。 その意味では結構な満足

感が得られたけども、作品としていまいち物足りないのは事実だ。


記憶喪失になって恋人の存在が思い出せない、好きでもない男との結婚を余儀な

くされる、、など古いネタが使い回される上にストーリーが予想した通りに展開

する陳腐さだ。 


しかし、その陳腐さも偉大なるワンパターンだと言えなくもない。 桑野みゆき、

または岡田茉莉子の主演でリメイクしたら、やはり俺の事だから大喜びして20

回くらい見るに違いない。 要するに女優が良ければストーリーどうでもいいの

よ。


この映画のキモは記憶喪失であるが、俺が見た映画ではハリウッドの有名なメロ

映画で「心の旅路」(Random Harvest)ってのがある。 「キューリー夫人」で

有名なインテリ女優のグリア・ガースンが主演した映画やけど、かつての恋人(

ロナルド・コールマン)が記憶喪失になって自分(グリア・ガースン)の存在を

全く覚えていない。 女は踊り子をやめて本人の秘書として働くが、ある時、思

い出の場所で記憶を取り戻す。 その時、コールマンは秘書として働く目の前の

女が前に踊り子をしていたかつての恋人だったと思い出すわけ。


「わが恋の旅路」もそのキモの部分が「心の旅路」と全く同じである。 そう言

えば題名も似ているし、スタッフが「心の旅路」を意識して作った作品であるの

は間違いないと思う。


ストーリーを簡単に要約すると、新聞記者の川津祐介が喫茶店で働く岩下志麻と

知り合って交際を始めるんだが、岩下の父親がどうしようもないバクチ好きでめ

ちゃめちゃな借金を背負っている。 当然、生活は貧乏だ。 そこへ富豪の息子

(渡辺文雄)が岩下に求婚するが、父親の借金の事もあって仕方なく川津と別れ

好きでもない渡辺と結婚した。


ところが交通事故に遭って記憶を失うわけ。 渡辺は嫁として役に立たない岩下

に手切れ金を差し出して別れるが、川津が必死で看病して退院。 一緒に生活を

始めたものの、かつて川津が恋人だったのは思い出せないでいる。


最後は岩下が記憶を取り戻せない苦しさから入水自殺を図るも一命をとりとめる。 

しかしその時の衝撃からか思い出の地が横浜の港が見える丘の公園だと記憶を取

り戻してその地へ行くと、そこへ川津も来ていた。 そしてかつての恋人が川津

その人だったのだと思い出して抱擁するのだった。


映画を見ながら俺が考えた事。

(1)川津祐介はTVドラマの「ザ・ガードマン」のレギュラーしていたので小

学生のころから知っているが、メロを見たのは初めてだ。 しかしあの野獣系の

顔はどう考えてもメロには似合わない。 

(2)渡辺文雄が何とも若い。 俺のイメージでは70年代はヤクザ映画の悪役、

80年代は2時間ドラマで白髪の中年紳士みたいな役が多かった。 それしか知

らない世代である、俺。

(3)穂積隆信の医師役にびっくりだ。 いつも悪役だろうがコイツは。(苦笑)

(4)岩下志麻サマの美貌にうっとり。 165センチの長身もカッコいい。

なお、DVDはアマゾンで1800円くらいで売っている。 それくらいの価値

はあった。


じゃあね、

23日、朝9時26分記。
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