のほほん中国滞在記

シュンマオが中国に滞在して思った事をつれづれと。

シュンマオ父本帰国の日

2006年06月30日 | 北京でのほほん
今日はシュンマオ父が日本に帰る日でした。

思えば長かった、この8年と2ヶ月。

その間にいろんな事があったなあ・・・。しみじみ。

父が中国に赴任すると決まった時、まさか自分も中国で働く事になるとは思いもしなかったし。

私が中国で生活し始めてもうすぐ3年、その間に父はずっと北京から私をサポートしてくれました。
母が私が中国で働く事を容認できたのも、近くに父がいたから。

そんな父もいよいよ日本に帰る日が来たのです。

父へのお疲れさまという気持ちと、そしてもう中国で父を頼りにできなくなり、自分で生活していくんだという気持ちの区切りのためにも、会社を休んで北京まで見送りに行きました。

朝早い列車に乗ったので、いつものようにすっぴん。。
父は会社の人には何時の飛行機で帰るか言ってないから、見送りはシュンマオだけだよと言っていたので、まあいいかな~と思っていました。

残りわずかな時間、父の豪華マンションでケーキを食べていました。
食べ終わり、そろそろ出発しようかという時・・・なにやら日本人がやってきました。
そう、結局会社の人が見送りに来てくれたのです。
マンションへは5人、空港へは3人見送りに来てくれました。

空港への車の中で、父は何度も送別会を開いてもらい、とうとう泣いてしまったという事を話してくれました。
中国は泣き出すと拍手をしてくれるんだよ、面白いねえ、と言っていました。
立派な寄せ書きも見せてくれました。
さすがに8年も勤務しただけあって、けっこう大勢の方が長い文章を書いていました。

いよいよ空港に着いたのですが、やたら早く着いてしまい、父はもう見送りは恥ずかしいから中に入る、と別れの言葉もそこそこにしてカウンターに行ってしまいました。
絶対見送りの時は泣くわと思い、カバンにはハンカチを用意したのに、カバンに手をかける間もなく、父は人ごみの中に消えて行きました・・・。
会社の人もおるし、泣くヒマなんかあらへんかったわ。

そして残された私と会社の人。。
空港から市内まで送ってくれました。
「お父さんより娘さんをよろしくと頼まれています!」と名刺までいただきました。
あいたたた・・・、私今日名刺持ってへん。。
父の北京の会社の人とこうやってあいさつをするのは実は今日が初めてでしたが、初めてがこれ。とほほ・・・
ちなみにお昼は日本食をおごってくれました。
ありがとうございました。

余談ですが、その日父が家に着いた時、母が花束を持って迎えて、それで父はまた泣いてしまったそうです。

8年間お疲れさまでした。もう北京に戻ってこなくていいんだよ。母と仲良く暮らしてね。

さらに余談ですが、シュンマオ父は9月に出張でまた北京に来るそう。。まだ定年退職してないしね。

夏の嫌いなところ

2006年06月28日 | 日常ののほほん
夏の何がいやって、蚊に刺されるのがいややねん。
夜寝ている時、知らん間にあちこちかゆくなって、耳のそばでぶ~んって音がして、寝不足になんねん、ほんまに。

一緒にいる人が刺されなくても、なぜか私だけがびしばし刺されたりするし、蚊に刺されやすい体質なんかな。

ここ数日で蚊が姿を現しだし、夜にどうしても耐えられなくなって、コンビニに蚊取りグッズを買いに行ったんやけど、ゴキブリ用の殺虫剤しか置いてへんねん。
使えへん、天津のコンビニ・・・。
もっと市場調査とかがんばろうや。
っていうか、夜中に蚊取グッズを求めて自転車でさまよう人って私ぐらい??

今日の帰りに家世界で念願の蚊取グッズをゲット!
液体の蚊取と、スプレー式の殺虫剤。
クーラーに続いて、これで夏を快適に過ごせるわ~。

たまには大阪弁でブログを書いてみました。
大阪弁で書くと、独り言をつぶやく怪しい人のような気がする。
まあ・・・たとえ大阪弁でなくても、独り言をつぶやいているのは確かなんですが。

夏のバドミントン

2006年06月27日 | 日常ののほほん
1週間に1度ほど、日本人の方と集まってバドミントンをしています。
これからの季節は蒸し風呂のような体育館でのバドミントンになります。

なぜかみなさん上手な方ばかりが集まり、初心者の私はついていくので精一杯。。
私は本気を出してやらないと、話になりません。

ダブルスで試合をするのだけれど、1試合、2試合と続くにつれて、汗で服はびっしょり。
暑さで頭の中はぼーっとしてきます。

でも、こんな時って高校の時に、同じく蒸し体育館で何時間もバレーをしていた事を思い出す。
暑くなって、息が切れて、汗が出れば出るほど、仕事の事とか、何もかも忘れて頭の中はシャトルを追う事で一色になっていく。
この瞬間が好きだなあ・・・。

しかし、実際は私と組んだ人がぴかいちに上手だったので、来たシャトルはほとんどその人がさばいてくれました。
私は意味もなくちょこまかコートを走っていたのですが、それはそれで楽しかったからいいんです。

このバドミントンに参加するようになってもう1年が過ぎましたが、最近は行くのが楽しみで、バトミントンがある日は、仕事が終わる頃にはもうそわそわしています。
人間いくつになって、何にはまるかわからないもんだ。

あとは、これだけ汗をかいたのだから、やせればいいんだけどね。

アロー部長がハロー取締役に

2006年06月23日 | 中国でのほほん
今日はまたまた塘沽に行き、前の会社のおじさまズと晩ご飯をご一緒させてもらいました。

あの人とあの人は来てくれるよね、あの人は来てくれるかなあ~と思ってお店に着いたらびっくり、総勢8人の方がいらっしゃいました。
日本からお客さんが来ていたので、その方との食事がメインだったようですが。
総経理もいたので、恐縮しました。
で、なぜかはらけんさんと遭遇してさらにびっくり。。

先週の土曜日に前の会社のおじさまズと万里の長城にも行っていたので、
「よっぽど今の会社が嫌なんだね~」と言われるシュンマオ。
いや~、、、なんと答えたらいいものやら。

のほほんの名物、アロー部長も遅れて来てくれたので、緊張してしまいました。
直属の上司とお話をするのはやっぱり違いますね~。

アロー部長は今年で帰任されるそうです。
そして、次の赴任先はなんと英語圏、なんとなんと取締役になるそうです。
そ、それって超栄転では。元部下の私も鼻高々です。
私も元上司として鼻高々ですと言われるようになればねー。
とりあえずは来年の国慶節の旅行先は決まりました!

のんびりとお話しして、食事の後はなぜかK部長のおうち訪問に行きました。
そしてなぜかK部長のゴルフスウィングを拝見しました。
壁はボール跡でいっぱいでした・・・。
その後ろ姿をブログにのせたかったです!

久しぶりに中国語と日本語のちゃんぽん語を聞いたり、帰りは会社の車に乗せてもらったので、久しぶりに運ちゃんとお話ししたり。
懐かしくも楽しい夜を過ごせました。

うわさの格林園のケーキも買ってきました。
1個8元とお手ごろ値段の割には、味が本格的で本日ラストのびっくり。
これは塘沽に行ってまで買う価値があるかも!
カフェスペースもなかなかいい感じだったので、天津で夢のお茶タイムができそう。

よーし、次は社内旅行にも付いて行くぞ~!って、やりすぎか。。。

時間を守る気はあるのか

2006年06月18日 | 中国でのほほん
今日は待望のクーラーがうちに来る日。

一週間ほど前から、業者は日曜の午後に来ると聞いていた。

午後にうちにいればいいのね、と午前中は外出していた。
すると、大家からメールが。

「午前にクーラーを届けに行く事になった」

あわてて12時ぐらいまで家に誰もいないと返信。

次に「夕方に届けに行く事になった」とメールが。

うーん、英会話があるんやけどなあ。
どうせ遅れて夜に来るやろ~と決めつけ、家に帰ってうとうとしていた。

すると、13時前に大家から電話がかかってきて、後1時間で着くと言う。

なんやねん~、とあわててお昼ご飯を食べ、実際に業者と大家が来たのは13時半でした。

さすが中国・・・。最後のあたりはもう勝手にして・・・と開き直りが入ってましたよ。

いつも思うけれど、中国って個人宅に何かの工事に来たら、掃除しないのが普通なのかな。
クーラーの排気管の穴を壁に掘っていたのですが、ぼろぼろに落ちた壁のかけら、粉をほったらかしで帰ります。
作業をする時はうちの椅子を使って踏み台にし、椅子を土で真っ白にしてそのまま帰って行きます。

前に鉄格子を取り付ける時も、同じようなものでした。

そんな疑問を抱きつつ、ちりとりとほうきを持ってこいとジャスチャーで私に指図する大家に応えて、もくもくと掃除をしていたシュンマオなのでした。

この大家は気のいい人で、鼻をすすっている私に風邪かと聞いてきて、鼻炎だと言うと、クーラーの温度を下げすぎてはいけない、若い人はそういう事を全然気をつけないんだ、と話しかけてきます。

帰る間際に、シュンマオに部屋を貸してもう2年になるけれど、一度も両親の顔を見た事がない、写真はないのかと聞かれました。
丁度この間母が北京に来た時の写真を見せると、父は若く見えるね、と社交辞令を言ってくれました。

おんぼろ民家の我が家ですが、大家は素敵な人なので、引っ越せないなあと思います。

間隔は全てタイルに変換

2006年06月16日 | 仕事でのほほん
事務所の人が増えたので、事務所内の机のレイアウトを考えなければならない。

この仕事は私に回ってきた。

事務所の床はタイルになっているので、excelでタイルの図を作り、机はタイル何個分、棚はタイル何個分、机と机の間隔はタイル何個あれば足りるか、という事をふまえて、レイアウトを考えていた。

実際に部屋をうろうろ歩き回り、首をふって現在の間隔をチェックし、事務所内の不審人物となったシュンマオ。

そういった作業をしばらく続けると、会社に限らず、部屋の中の間隔を見ると
「あ、これはタイル一個分だな」
とか
「ここの間隔はタイル一個分でも十分人が通れるな」
とか、自然に頭に浮かぶようになった。

単純な事務所のレイアウト変更でさえ頭がいたいのだから、建築の設計図はとてもじゃないけど作れん・・・と思った。

それでも、みんなが気に入るようなレイアウトになればいいな。

・・・そういえば、私の本職はなんだったっけ。

ネットを停められてみる

2006年06月13日 | 中国でのほほん
北京から帰ってみたら、うちのインターネットができなくなっていた。

ネットに接続しようとしたら「パスワード・もしくは電話番号が無効です」というメッセージが出るのだ。

ネットを停められらた原因。
それはやはり料金未納でしょう。

未納・・みのう・・・ミノウ。
どこかの高校のような響きですが、あわてて郵便局に接続料を払いに行きました。
料金を払ってから2時間ほどして、接続してみると、ちゃんとつながっていました。

速い。このスピードは中国ではありえないのでは。

違う原因だったのかな?

今日同じく天津で働いている日本人の友達から電話がかかってきて、仕事のトラブルでうんざりしているとの事。
うちも最近トラブル続きで、うんざりどころか気持ち悪いよ~と話したら、うちの会社だけの問題じゃなかったのね、と安心された。

ええと、問題は何も解決してないんですが、こんなんで安心してもらっていいんでしょうか・・・。

北京な6月

2006年06月09日 | 北京でのほほん
またこの週末も北京に来ています。
来週も行く可能性あり。
本気で転職を考えた方がいいでしょうか、この状況は。

初めて19時20分天津発の特快列車に乗りました。
平日の夜だからすいているかなと思ったのですが、念のために前日に友人に切符を買ってもらいました。
ありがとう、Fさん。

前日に買っておいて大正解。
席がなくて立っている人がちらほらいました。

列車に乗っていて、いつもと違うなと感じたのですが、それもそのはず、夜に北京に行くのはおそらく初めて。
いつも日が暮れる前に列車に乗っていたので。

窓から夕焼けを見ていると、三峡まで列車で旅行した時を思い出しました。
なにせ列車に2日間、往復にしたら4日間乗るのですから、4回ほど夕焼けを見る事になります。
当時は中国に来たばかりだったし、寝台列車から見る夕焼けと、中国の風景に感動していました。

今でもこうやって夕焼け時に列車に乗ると、中国国内旅行に行きたくなるな~。

とりあえずは、週末北京旅行を楽しみましょう。

不思議なめぐりあわせ

2006年06月08日 | 中国でのほほん

今日は仕事のイベントがあったので、私にしてはめずらしくスーツを着て外出しました。

会場に着き、椅子に座っていたら、誰かが私の机をたたきました。
小心者のシュンマオ、何か間違った事をしていたかな、とびくびくして顔を上げたら、なんと前の会社の副総経理(中国人)でした。
名刺は持っていますか?と言われたのですが、あいにく持っていなかった。。

狭い天津、イベントがあったら知り合いに会うな~と思っていたら、携帯に電話が。
会社から呼び出しか~、とディスプレイを見たら、前の会社の仲良くしていた営業の女の子(中国人)からでした。
お元気ですか~、最近どうですか~、と懐かしいほんわかした口調で聞いてくれました。
明日のお昼に会社に来てくださいね~、と無茶を言う天然な所も相変わらずでした。

今日は前の会社の人と縁があるなあ、と思いつつ、急遽残業して打ち合わせに出席していたら、またまた前の会社の運転手(中国人)から電話が。
今度ご飯をおごるから、時間がある時に電話してね、と嬉しい事を言ってくれるのですが、おごってくれると言われて、じゃあおごって~と電話はできませんよ!

こういう事は続くのかしら?と思いつつ、会社の人とタクシーに乗って帰る途中、今度はなんとこれまた前の会社のS部長(日本人)から電話がありました。
Nさんが出張に来ているから、万里の長城のガイドをしてくれない?という依頼でした。
以前私がまだ前の会社にいる時、Nさんの天津市内観光ガイドをした事があり、機会があれば北京に行きましょう~と話していたのです。
Nさんは私が前の会社の契約終了が決まってしょんぼりしている時に、励ましの言葉をかけてくれたものです。
またお会いできるんだ~と、すぐにOKの返事をしました。
「土日あいてるんだね~」と、余計な事を言うところはさすがS部長。。
S部長からはまだ一度も食事をおごってもらっていませんよ!

縁があるを通り越して、不思議な日だったなあ、と思いつつ、会社の人と日本料理を食べに行き、帰る直前にトイレに行ったら、どこかで見た顔が・・・。
まさか人違いよね、と念のために確認したら、そのまさか、留学時代の友人が2人座っていました。
1人とは2年以上ぶり、1人とは1年半ぶり。

天津って本当にせまい。
そして、名刺はちゃんと毎日持っていないと、と深く反省した一日なのでした。

一つうれしいのが、前の会社の人と久しぶりに話して、「まだ転職した会社で働いているの?」と聞かれ、「うん、ずっと同じところで働いているよ」と答えられる事。
実は、何度ももう日本に帰ろうと思う時はある。
それでも、なんていうか・・・これは私に辞めたらあかん言うてるんかなあ。
こうやって、今も連絡をくれる人達に、前の会社のおかげで、今の仕事ができてる、なんとかがんばってるよ、と胸をはって言うためにも、ちょっと気になる事があったぐらいで、日本に帰るなんて思ったらあかんのやろうな。
もっと勉強して、仕事がんばらなあかんのやろうな。
と、思った一日でもあったのでした。


民家に根を生やす

2006年06月06日 | 中国でのほほん
どうしよう、どうしようと悩んでいましたが、今日とうとう

「クーラー設置してくれませんか?」

と、大家にメールを出しました!!!

そして、すぐにOKの返事をもらいました!!!

すぐに設置というわけにはいかないようですが、6月中には私の部屋で人口の涼しい風を感じる事ができそうです。

ここ数日、会う人、会う人に「うち(の部屋)クーラーないんですよ・・・」と話し、これから始まる天津の夏を思ってうつうつしていましたが、そんな日々とももうおさらば!

この民家に住み始めて、もうすぐ2年になります。
会社の人から引っ越せと言われたり、もうちょっといい所に引っ越そうかなと思ったりもしましたが、クーラーまで設置しちゃうんだから、引越しはあきらめました。
後2年でも3年でも住むぞー。。

・・・・・たぶん。