読売新聞:韓国の08年ロケット打ち上げ、日本は経路把握できず
安全確保の手順や基準については、ロケットの完成を待たずに論議できるはずだ(どう考えても無関係だ…予定性能で議論すればいいのだから)。あの国柄だから、まともな対話は最初から期待できないという事だろう。日本、特に西日本の各地にとっては、由々しき問題である。
「非公式協議」というのもおかしな話だ。そんなものでは、何の拘束力もない。日本と話し合う義務はないと、突っぱねても不思議ではない。
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韓国は、長崎県・対馬の西約150キロ・メートル、同県の五島列島・福江島の北西約200キロ・メートルにある外羅老島に、大規模な発射場を建設中。100キロ・グラム級の超小型科学衛星を高度300~1500キロ・メートルの低軌道に打ち上げるロケット「KSLV1」を、来年から運用する予定だ。このエントリで少しふれたが、「対馬の西150km、五島列島福江島の北西200km」というと分かりにくいが、外羅老島は朝鮮半島の南端と言っていいだろう(Google Mapリンク)。「建設中」というより、既に基本的には完成している気がする。東に打って欲しくはないが、南でも問題は多い。できれば、種子島を利用して欲しかった(友好国なら)。
政府は昨年6月、韓国の外交通商部などと第1回の非公式協議を実施した。国際法上、安全確保は打ち上げ国の責任だが、日本側は、国内での打ち上げについては、ロケットが切り離す部品の落下時間帯や区域、失敗時の対応などについて国が審査、承認する仕組みを説明。韓国にも、安全基準を同様に明確化するよう求めた。しかし、今年初めに予定されていた第2回協議は、まだ開かれていない。ロケット開発の遅れが一因とみられ、打ち上げの詳細については不明なままだ。
ロケットは通常、東または南向きに打ち上げられるが、宇宙航空研究開発機構は、「南向きの場合は南西諸島の上空百数十キロを通過する。東向きなら、九州から大阪にかけての上空を、より低い高度で飛行することになり、危険は高まる」と指摘している。
安全確保の手順や基準については、ロケットの完成を待たずに論議できるはずだ(どう考えても無関係だ…予定性能で議論すればいいのだから)。あの国柄だから、まともな対話は最初から期待できないという事だろう。日本、特に西日本の各地にとっては、由々しき問題である。
「非公式協議」というのもおかしな話だ。そんなものでは、何の拘束力もない。日本と話し合う義務はないと、突っぱねても不思議ではない。
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