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世界の覚書

道州制、易姓革命、外国人参政権には反対です。伝王仁墓に百済門を作るのは場違いであり、反対です。

辻広雅文氏は論説委員の器か

2008年09月24日 | 政治
麻生太郎・自民党新総裁は宰相の器か(ダイヤモンド・オンライン) - goo ニュース
輸入価格の上昇は、海外への所得移転を促す。これが、交易条件の悪化である。だが、私の知る限り、麻生氏は総裁選で、この景気悪化原因に触れることはなかった。麻生氏は、日本経済を全治3年と診断し、財政出動をためらわず、定額減税、投資減税などが柱――といっても、対象も規模も不明ではなはだあいまいだが――処方箋を公約とした。しかし、正確に病因を把握できねば、適切な診断も処方もできまい。繰り返すが、今回の景気悪化の主要因は、国内に根ざしているのではなく、外発的なものであり、かつ、供給側が急激なコスト増と世界的な信用収縮余波によって追い込まれていることに問題がある。
輸入価格の上昇に全く触れなかったという事はなかったと思う。つまりこの記事は事実誤認であると思うが、それより気になるのは、この筆者にどうも絡み癖がある感じを受ける点。麻生氏は、赤字国債とは言ってないと思うし、緊縮財政への強い疑問を呈しただけだと思う。緊縮財政、増税が、大幅な税収減をもたらしたのは、大事な教訓だったという認識である。

麻生太郎・自民党新総裁は宰相の器か
「欧州型の高福祉高負担国家」か「米国型の低福祉低負担国家」か、(中略)実は、国民の側の答えは出ている。(中略)男女ともに「高福祉高負担」を望む人のほうが「低福祉低負担」を望む人より多い。とりわけ、高学歴高収入の人々がそうである。(中略)政府は歴代、「国民負担率を抑制する」ことを閣議決定してきた。つまり、低負担の米国を向いてきた。(中略)麻生氏は「中福祉中負担がいいのではないか」と述べた。(中略)だが、そこには誤魔化しがある。この財政難のなかで少子高齢化が進むのだから、国民負担率が現状維持なら、福祉サービスのレベルは下がらざるを得ない。逆に、現状の福祉サービスレベルを維持するなら、負担率を上げざるを得ない。
「高福祉高負担」を望む人が多いという話は初めて聞いた。北欧型の「高福祉高負担」はやりすぎだろう、というのが日本人の多数派意見ではないか。ちなみに、米国型の「低福祉低負担」がいいという人は殆どおるまい(こんな設問自体が、誘導的質問なのだ)。「中福祉中負担」は、大方が納得できる見解ではないのか。それでも、税金投入比率の上昇は避けられないかな、というところで、財務省あたりから増税に向けた地ならし(世論誘導と政治家の誘導)が進められている。今や、消費税増税が既成事実になっていて、政治家の誰も反対できないようになっているのは、官僚政治の業(わざ)であろう。

ダイヤモンド社論説委員の辻広雅文氏の言説は、なにやら怪しいというのが結論。

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