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世界の覚書

道州制、易姓革命、外国人参政権には反対です。伝王仁墓に百済門を作るのは場違いであり、反対です。

堕ちた虚像

2009年05月24日 | 行政・事案・司法
産経:落ちた偶像 屈辱の日々 偽善に耐えられず?
検察が「包括的ワイロ」としている業者からの外貨600万ドル(約5億6900万円)は象徴的だ。この外貨の一部は米国在住の息子や娘に送られ、豪華マンション購入などに使われたとの疑いが出ている。在任中、「アメリカが何だ!」といわんばかりに反米的な言動で話題になった盧氏が、自分の子供はちゃっかり米国に留学させ、しかも米国で豪邸まで買ってやっていたというのだ。
まあ、そんなものだろう。朝鮮社会では、最高権力者は法を超える特権があるという考えが染み付いている。おもねる人々を含め、そういう観念と風習の社会なのだ。

しかし、こういう疑惑にも関わらず、暖かい態度をとるメディアが日本に実在する。

朝日:「最後まで闘って欲しかった」 盧前大統領死去に関係者
朝鮮半島にルーツを持つ薩摩焼の第14代沈寿官(ちん・じゅかん)さん(82)は「いつも『困ったことがあったら何でも言ってこい』と声をかけてくれた。人間味にあふれたすてきな方だった」と振り返る。(中略)「疑惑を晴らすために最後まで闘って欲しかった。あまりに早い死で、惜しまれてならない」。
関係者とは誰かと思ったら、日本国内の取材だった。妙に空気を読まない記事だ。さすが、朝日は怪しいのである。

読売:韓国警察、盧氏は自殺と見解…疑惑捜査は事実上終結へ
韓昇洙(ハンスンス)首相らが次々に訪問。だが、韓首相は住民らの反発で弔問を拒否された。同深夜時点で一般市民数千人が弔問に訪れた。韓国政府は国葬の次に位置づけられる「国民葬」を執り行うことも検討しており、遺族の要望を踏まえて国民葬を実施するかどうかを決める方針だ。
現首相の弔問に住民が反発って... 日本では考えにくい。まさに前大統領が遺書で心配していた「恨」の発生である。礼節もなにもあったものではない。

金大中氏は同志の死を悼むという感じのコメントを出しているようだが、そういう方向性が、韓国や日本(朝日の記事に見られるように)に若干あるのは事実のようだ。

あとよく分からないのは、捜査打ち切りという話。被疑者死亡のまま、書類送検でもよかった気はするが、政治的には無理なのか...

追記:保坂展人のどこどこ日記
身辺に不正資金疑惑問題が起きて、捜査が迫ったことが、前大統領を追いつめたとのことだが、非業の死を遂げたことに心から哀悼の意を示したい。私は2003年、まもなく大統領に就任しようというノ・ムヒョン氏に社民党訪韓団として土井たか子前党首とともにお会いしたことがある。キム・デジュン政権からバトンタッチをする前のノ・ムヒョン氏は颯爽としていて、その目は輝いていた。(中略)かつてノ・ムヒョンと大統領選挙で書いた人たちが、昨日の悲報を受け止めてどのように動くのか。新しい価値、新しい政治意識が出口を求めて地下水脈で動きだすのではないかと私は感じている。
妙に好意的なコメントに驚いた次第。ん~、保坂さんは確かに社民党だし、左派ではあるが、やはりそっち系の人なのか。ノムヒョン支持派の次の出方が興味深いのは、その通りではある。

日本でも小沢問題で国策捜査をさかんに言っていた連中がいる。ダークサイドとも言えるが、それにしても(韓国の情勢は)酷似している。

追記:警護官は、その瞬間、実際にはその場を離れていたという。証言には嘘があったわけだが、自殺認定自体は動いていないから、まあいいか。

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