言葉はナイフのように

ひとことが胸のど真ん中に突き刺さり、ぼくの電撃コメント荒らし機能は完全にストップしていました。
お陰で好敵手の暇人テロリスト集団＝『ヤサグレ軍団』の強力な構成メンバー＝モケイさんとシナタマさんに、あちこちで遅れをとり、大量の砂を浴びて故障したサブマシンガンMP5をながめつつ悔し涙に暮れていたのです。

（注）彼らが所属する『ヤサグレ軍団』は、ぼくの所属する愛と情熱に満ち溢れた天才軍団、ひと呼んで『ゴンタ軍団』とはぜんぜん組織が違います。ヤツらと一緒にされたくないｗｗｗ。

>blogはオープンだから、まわりに、男女いりみだれて
＞同じテーブルについていると想像しながら、
＞かきこまなきゃね。

そうなんだけど…。
と街角を流しながら考えていました。
このBLOGにさえ言葉を威圧する法が設定されてしまったらぼくの言葉はどこに行くのか、と…。
「おまえの頭が悪いからだ。おまえが嫌われる言葉を口にしたからだ」
何度もそこに考えは戻り、無限ループに陥っていきます。

八重洲口に巣食うホームレスがタクシーに手をあげます。おれたちをからかって。
「殺すぞテメー！」
とわめいて、気がつきました。

ぼくは、やっぱり、このままがいい。

――もともと、おれはおれの言葉を探すためにBLOGを始めたはずだ。けっして、みなさんに好きになってもらうために始めたわけじゃない。
――じゃあ、嫌われてもいいか？　
――いいよ、それが自分なら。
――もう、だいぶ嫌われてるよ、ぜったい（哄笑）。
――わかってる…。けど、ウゼエなお前！！！！

というわけでぼくは元の『ゴンタ軍団』にもどることにしました。いや、もう戻れないかもしれない…。
ぼくが失礼な言葉を書けば、不快に感じて責めるのは人の自由です。ぼくはその気持ちを尊重します。けっして踏みにじりません、ぼくの感受性がアナタのメッセージをキャッチできるかぎり。
しかし、ぼくはぼくに浮かんだ言葉を書き続けます。どうせくだらない言葉だと思わないわけではないんですが。アナタが不快に感じたとき、何かのメッセージをしっかり発信してください。ぼくは全身でキャッチして、考えます。

ふと、気がつく。
――書いて、読んで、喋って、考える。ぼくのメインテーマそのものだ。