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笹井宏之「ひとさらい」うすくみたす

2012-07-06 05:50:15 | クンストカンマー(美術収集室)短歌
二十日まえ苺野原を吹いていた風の兄さん 風の母さん

今日から「ひとさらい」を読んでいきたい。前にも一度取り上げたのだが自分の中でどれだけ読み方が変わったのか知りたいし、素晴らしい歌集だからだ。
もしも「苺」が「林檎」だったらどうだろう。二十日が十日だったら。林檎には苺のような甘く優しい感覚はないし、十日には二十日のように少し遠い感覚はない。つまり、すべてが動かない。
風の一つ一つに名前をつける。作者はこの後、この行為を何度も行う。

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2 コメント

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お礼 (筒井孝司(笹井の父))
2012-07-06 21:42:22
笹井宏之の父です。
宏之の短歌をご紹介いただきありがとうございました。
今後ともよろしくお願いします。

筒井孝司
おはようございます。 (足知)
2012-07-07 08:34:22
こちらこそ勝手にブロクに載せてすみません。拙くて勝手な読み方ですが今後共、よろしくお願いいたします。

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