ソフィとウインキーのーママが、おやつに、チーズを2個、買ってきました。
チーズはチーズでも、大きいうえに、大変硬く、ほとんど骨みたいな感じ
です。
ソフィーもウインキーも、チーズは大好きですから、大喜びでかぶりつく
のですが、なかなか、減りません。
こういうとき、ソフィーは、途中でやめてしまいます。
しかし、ウインキーは、飽きることなく、硬くて大きいチーズをかぶり続け
ます。
ウインキーは、お気に入りの玄関マットの上で、このチーズをかぶり始め
ました。
すると、ソフィーが、後ろで、その様子をじっと見ています。
ソフィーが見ているのは、理由があるのです。
ウインキーがチーズをかじっているところを、拡大しましょう。
大きいでしょう。口の中に、入り切りません。
ウインキーは、マットの上に寝そべって、チーズにかぶり続けます。
かぶっているうちに、体の向きが変わりました。
その後ろに、やはり、ソフィーがいて、その様子をじっと見ています。
ソフィーは、寝ているわけではなく、ウインキーの作業を見ているのです。
ウインキーがかじっているところを、また、拡大しましょう。
見えるでしょうか。棒のようになったチーズです。触ってみると、人の手でも、
折れません。わんこの鋭い歯で、ようやく、少しずつ削れて行く感じです。
ウインキーが一心不乱にかじりついているのを、ソフィーが、やはり、見ています。
ソフィーは、寝ているわけではありません。
じっと様子をうかがっているのです。
また、拡大しましょう。
今度は、チーズの様子がよく分かるでしょう。
ソフィーは、寝ているように見せて、じっと、神経を集中しています。
ソフィーは、何をしたいのでしょうか。
ソフィーは、ウインキーがチーズをかじり、チーズが、少し小さくなって、
食べやすくなるのを、待っているのです。
えっ? いやー、ソフィーは、賢いというかなんというか。
自分じゃこの硬いチーズをかみ切れないので、ウインキーが歯を入れて
食べやすくなるのを、待っているのです。
食べやすくなったチーズを、今度は、自分がウインキーから取って、食べようと
いう算段なのです。
さて、次の写真をご覧ください。
ウインキーは、玄関マットの上で、長い間、チーズをかみ続け、チーズは、少し
小さくなって、形も硬さも、すこし、食べやすくなりましたが、さすがの
ウインキーも、ちょっとくたびれて、チーズを床において、一休みしました。
すると、そのスキに、ソフィーが、ウインキーのチーズを、床から、さっと取って
しまい、自分のクレートに運びこんでしまいました。
自分のクレートに入れてしまうと、もう、だれにも、取られませんからね。
ソフィーは、賢いというか、そういうやつなんです。
チーズを、自分の前に置き、満足そうに寝そべるソフィーをご覧ください。
チーズは、ウインキーがかじり続けておかげで、先が細くなり、
食べやすくなりました。
拡大しましょう。
ソフィーが、「このチーズ、私のものよ」と言いたげに、ツンと
すましているのが、よく分かります。
チーズも、口に入れやすい形になったのが、よく分かります。
これでも、このチーズは、まだまだ硬いのです。だから、一気には
食べることができません。ソフィーは、ゆっくり食べるつもりです。
だから、だれにも手を出せないよう、自分のクレートに運び込んだ
のです。
拡大しましょう。
ソフィー「このチーズ、本当に、いい匂いがするわね。ウインキーちゃんが小さく
してくれたから、食べやすくていいわ」
え?ソフィー自身のチーズはどうしたかって?
ソフィーママは、ソフィーにもウインキーにも、ひとつずつ、チーズをあげました。
だから、ソフィーも、ちゃんとチーズがあるのです。それは、ソフィーは、そのまま
置いてあります。自分のチーズを置いたまま、ウインキーのチーズを取って
きたのです。ソフィーのチーズをウインキーがまた小さくしてくれたら、それは
それで、大歓迎なのです。
ウインキーは公園では強くて、大型犬にもひるみませんが、
お姉ちゃんであるソフィーに対しては、絶対に逆らいません。
この後、ウインキーは、自分のチーズを探して、うろうろしていました。
ソフィーとウインキーとチーズの巻でした。