OL主婦の小さな幸せ。

日々の出来事や小さな幸せ、お出かけ、身近なエコ、環境問題、フェアトレード、鳥のこと、アロマなどを綴っています。

歴史散歩☆皇居東御苑(江戸城跡)

2013年02月10日 | お出かけ

冬コートはいらないくらいの散歩日和だったとある平日、思い立って江戸城跡の皇居東御苑へ
行って来ました。

十何年振りかな?^^;
先月明治神宮を、ただのお参りの場所としてではなく、違う視点で巡ってみたら、
皇居も改めて行ってみたくなったのです。

皇居は、天皇皇后両陛下がお住いの御所や宮内庁庁舎などの建物がある「吹上御苑地区」と
東側の「皇居東御苑地区」とで成っています。
「吹上御苑地区」は予約申請が必要ですが、どちらも無料で見学できます(参観ガイドより)。


皇居は皆さんもご存知の通り、元々は江戸城でした。
かつて江戸城にあった本丸と二の丸 、三の丸の一部の跡地を整備して作られた、
約21万平方メートルの敷地が「皇居東御苑」です。

本丸跡は影も形もなく芝生だし、天守閣跡は土台のみ、門や一部の建物・建築物を除いて
あまり遺構は残っていません。
それでも往時を偲ぶことはできる興趣が尽きない場所です。

この日は、銀座でリーズナブルなランチとスイーツを食してから、有楽町→丸の内を歩いて
内堀通りへ出て、大手門から入りました。
(銀座4丁目からだと結構歩きます。東京駅や大手町駅からなら近い)
ちなみに、ほかに平川門、北桔橋門の計3つの門から入ることができます。 


     

            
門を2つくぐって、受付で入園票を受け取ります。帰りはどの門からも出られます。


     
苑内のあちこちに石垣があることが、ここが城跡なのだと実感できます。

そして桜や花菖蒲、紅葉などの季節は混み合うかもしれませんが、冬の平日は歩きやすい。


警備の詰所、「番所」です。3つ残っていますが奥の番所ほど、位の上の役人が詰めていたそうです。
     
「同心番所」・・江戸城の正門であった大手門から入城した大名が最初に通る番所。
与力・同心が詰めて警護にあたっていた所で、主として大名の供の監視に当たっていた。

     
「百人番所」・・本丸に入る時の最大の検問所で、大手三之門の前に設けられたのが
この百人番所。甲賀組,根来(ねごろ)組,伊賀組,二十五騎組の4組が昼夜交代で護りを固めていた。
各組には、同心百人ずつが配属されていたところから百人番所の名が生まれた。

     
「大番所」・・他の番所より格上で、位の高い与力や同心が詰めて警護にあたっていたところ。

なるほど同心番所と比べると、確かに格が違う・・



           
「富士見櫓」です。ここからだと裏側になるのかな?このようにしか見られません。
反対側(正面)から見ると、とても美しいんだそうです。
富士見櫓は1657年の大火で一度焼失しましたが、その2年後に再建されたもので
江戸城の中で現存する貴重な遺構になっています。


そして江戸城の中心となり、かつては数々の大きな書院造の御殿が建っていたであろう、
「本丸の跡」。
     


お隣が「大奥」の跡地。
     
今は一面の芝生。夏になれば緑でキレイだろうなぁ~・・

江戸城本丸内では五回の罹災にあい、そのつど復旧されましたが文久3年(1863年)の
火災以降は再建されなかったそうです。


本丸の脇には何故か茶畑。
     


茶畑の手前、左手の小道には刃傷事件で知られる「松の廊下跡」の石碑もありました。
     

このあたりの小道には、富士見多門(現存する遺構)や、
小規模ではあるもののバラ園、桜の島、竹林、そして石室など見所が続きます。
     


     
「石室」です。大奥御納戸の脇という場所柄、非常用の大奥用の調度などを
納めたところと考えられています。



そして「天守閣跡」です。

     

      
「天守閣」が築かれたのは、2代将軍・秀忠の時。その後3代将軍・家光が大修築を行い、
高さ58メートルの大天守閣となった。
しかし、1675(明暦3)年に起きた明暦の大火(振袖火事)によって、天守閣は焼失。
以後、再建されることはなかった。


天守台へは登ることが出来ます。上にはベンチがあり休憩している人がたくさんいました。
     
天守台へ登る途中から見た大奥跡。大奥と中奥を結ぶあの、「うえさまの、おな~り~」で
有名な「御鈴廊下」は向かって右側、地図で見ると石室の前あたり。


都心の公園から見えるビル群、今では珍しくもないですが、
本丸の壮大な殿舎を想像しながら眺める風景は、ほかとは違った趣きがあります。




長くなりましたので、続きは後日に。

おまけ画像☆
     
皇宮警察のおまわりさん。パトロールご苦労様です!


歴史散歩☆皇居東御苑(江戸城跡)その2はコチラ





※文中の画像説明文は、参観ガイドより略して抜粋しています。

コメント (4)
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