ハイマウント サバイバルシート ゴールド 22134 価格:¥ 630(税込) 発売日: |
ここからは、ドリルを半田ごてに持ち替え結線作業をして行きます。まずは、フロントパネルにあるファントムスイッチですが、Ramping基板から出ている+48VDCのラインをスイッチの上の端子にハンダ付けします。中央の端子から入れて上から出しても動作は同じですが、その場合OFFポジションで下の端子から+48Vが出ますので前述の方が安全です。中央の端子からパラって6.8KΩの抵抗を付けてLEDのアノードに接続して、カソードはPSUの0Vに戻します。回路に詳しい知人から『LEDはノイズの原因になる事が多いので別回路を使用した方が良い』とアドバイスを貰いましたが、そうするとRampingしている状態でもLEDは即時に点灯/消灯してしまいます。電圧が下がり切らない間の抜き差しは余り好ましくないので、あえて前述の方法でLEDを点灯させています。それにより、ファントム電源投入時は即座に点灯しますが、OFFの際には電圧の降下に従ってLEDの明るさも落ちて行きますのでケーブルを抜くのは完全に消灯してからにして下さい。
次に、フェーズスイッチですが、これもPSU+24vDCから上の端子に入れて、中央の端子からリレーの+端子に接続します。リレーのー端子からはPSUの0Vに戻します。
いよいよピンアウトに従ってコネクターのハンダ付けをします。画像のように上の8 pinコネクターが音声信号用で、下が電源回路用です。上のコネクターBの1 a-bが、inputで、4 a-bがoutputですので、そこからXLRに接続します。下のコネクターAは、3 bにー20VDCを接続して、3 aから2 a-bさらに上のコネクターBの2 a-bをジャンパーして0Vに接続します。XLR pin 1からのシールドはこの0Vにハンダ付けして下さい。
コネクターのハンダ付けが完了したら、ケーブルに無理なテンションが掛からないようにケース内に収めますが、その際にリレー基板とコネクターとのクリアランスが殆どありませんのでショートしないよう注意して下さい。モジュールを実装する前にファントム電源やフェーズスイッチが問題無く稼働するかも確認します。
問題無いようならば、モジュールを実装します。その際もモジュールがPSU等の基板とショートしていないか確認して下さい。固定はフロントパネルのハンドルでロックすれば完了です。
せっかく購入されても通電せずにモジュールのまま保管されていては、半年もしない間に音が出ないモジュールに変身してしまうかも知れません。プロにラッキングを依頼すると最低でもモジュールと同じような金額となってしまいます。パーツや工具を揃えるのは少々面倒かも知れませんが、自分でラッキングすると妙な愛着も湧いてくるので是非チャレンジしてみて下さい。