左端から、Neumann V457st PHONOモジュールにバランスEXT入力を設けて、1)PHONO 2)RCA 3)XLR 3系統の入力セレクトから始まり、TAB W372s(W444staにも差替可)でNTP 179-160の入力調整、W495stbで音質調整を経て(ここまでリレーによるアクティブコントロール)、W444staで最終レベルを調整した後、W482stでモニターコントロールするNeumann社の'80年代のマスタリングコンソールを彷彿とさせるような贅沢なリスニング用ラックの製作をご依頼頂きました。
ミニマムなスペースしかない連結状態のラックに配線やリレーボード、トランス類を収めるのは少々コツが要りますが、上手く収まった際の達成感は爽快です。
Active/Bypassスイッチを設置しているので、内部で直接結線しても良いのですが、compのPre/Post EQなどコンフィグを自在に変更出来るよう、また最終段のボリュームコントロールをW444sta/W482stどちらでも行えるよう(sub o/pにも切替可)、必要なモジュールのみでも使用出来るようユニット毎にXLRパッチケーブルで結線する仕様になっています。
レベル監視用のNTP 277-400もPRE/OFF/POST切替になっているので音楽に集中したい時に視界を邪魔しません。
DC+24V/2A、±15V/1Aの大容量PSUで駆動します。PSUラックからモジュールラックへの給電はXLR 5-pinにて、手持ち線材最高グレード(カプトン+テフロン多重皮膜)のDCケーブルを介して供給します。
リスニング用のラックなのに何故?コンプレッサー?
機材やテクニカルな側面からもマスタリングやカッティングの技術が欧米並みに迫って来たのは'90年代以降、、、それ以降も良い録音が活かされているマスタリングは、、、
聴く部屋、環境に合わせてリマスターする。。。
そんなコンセプトのラック。
聴けばわかります!