某ファンサイト管理人の音楽随想記

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「ジャカランダの丘」-レーズン(旧姓グレープ)

2007年11月18日 | ♪国内 -グループ

 
「ジャカランダの丘」-レーズン旧姓:グレープ)
作詞・作曲:さだ まさし
編曲:レーズン、石川清澄、コーラス・アレンジ:八野行恭
アルバム「あの頃について」レーズン(旧姓グレープ)より1991年

Vocal:さだまさし、Vocal,A Guitars:吉田政美、E Guitar:梶原順、
Hammond Organ:山田秀俊、E Bass:高水健司、Drums:島村英二、
Percussions:千波清彦、Quena:旭孝、Bouzouki:若林忠宏、
Mandola:田中早苗、Chorus:比山貴咏史、木戸泰弘

最近の私のヘビーローテーション曲です(^^)

昨日はなんだかこの曲、ずっと聴いていました。昔から大好きな曲なのですが、この曲には一度聞き出すと止まらなく不思議な魅力があります(^^)。実は、さださん以外の音楽には興味がないという私の妻が突然このアルバムを聴きだして、それにつられてこの曲が私のなかで止まらなくなったという次第・・・(^^;

この曲の「ジャカランダの丘」はハワイはマウイ島のハレアカラ山の中腹にあるそうです。さださんの親交が深い原田泰治さんはさださんの紹介でここを訪れ、原田さんの作品(名画)となっているそうです。そうそう、このアルバムを「レーズン」という名義にしたのは「グレープ」にするといろんな業界的なしがらみがあったのかしらん・・・なんてね(笑)。でもそんな事は素人の私にはわかりませんが、でもこのセンスが素敵です。

それはともかく、この曲いいんだよなぁ~。歌詞は失恋の歌なのに、なんだかほんわかと幸せな気分になるんです。それはリズムの心地よさ・つまりアレンジの妙だと思います。フォルクローレっぽいアレンジで、ケーナの音、(アイリッシュ?)ブズーキやマンドリンの音色が郷愁感をそそります。さださんの曲の中でもかなり好きな一曲です。ただ残念な事に、あまりにいろんな名曲が多いさださんの膨大な作品数の中では、なかなかこの「レーズン」名義のアルバムまで話題になる事が少ないような気がします?結構名盤なのになぁ・・・。私は好きです、このアルバム。それなのにあまりこの曲を聴く機会がないように感じるのは私だけでしょうか・・・?

この曲を聴いてふと思ったんですが、最近のさださんのアルバム、詞やメロディは素晴らしいのですが、一つだけちょっとした不満点を挙げればアレンジというかアレンジのバリエーション(パターン)か少ない点かなぁ~?もちろん、それぞれの素晴らしいアレンジャーの作風が不満だといういう事では全くありません。そうではなくて、ただちょっと、アレンジがパターン化というか「テンプレート」化しすぎているような気がするんです。

それは端的に言えば、ほぼ楽器編成が決まっていて、各一流のミュージシャンによる一流の演奏でそつなく終わり、という枠から抜けてないような気がするんです。冒険の要素があまりに少なくなってきている気がします。なんか、やはりそういくつかの「テンプレート」に割り振って当てはめているという感じかな~?(^^;

ちょっと民族楽器を入れてみるとか、例えばギターの代わりにアイリッシュ・ハープのバッキングでソロで唄うとか、それだけで曲の広がりが格段に増幅されるし、さださんの違った側面を楽器編成から引き出すことも可能だと思うんですが・・・。最近は、イントロを聴くだけでもう全体が見える曲が多くなったと私は感じております~・・・(^^;

それはともかく、この曲に戻ると、この曲を聴くたびになぜか加山雄三さんのボーカルが頭をよぎるんです・・・。何故かな~(笑)。一度加山さんにカバーして欲しいな(^^)。

この曲を知らない方、
一度聴いてみてください。
クセになること請け合いです!

ps。このアルバムの最初の曲のギター、あのBreadですよねっ>吉田さん

 

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