田舎暮らしの日々是好日

山羊とともにのんびりと農家生活をしながら日頃の憂さ晴らしをつぶやきます。

素もぐり漁(電灯あいき)

2016-04-10 03:31:23 | 日記

 早朝、
 夜明け前に浜辺に砂を戴きに出かけた。
 場所は
 シーラ海岸。



 珊瑚の荒目の砂利が打ち寄せられてきていたので
 潮時をみはからっての行動だった。



 車を停めるとき
 20メートルぐらい先に海のなかに光が見えた。


 電灯をつけて泳いで魚を採る漁業の仕方を
 与論では「電灯あいき」と呼んでいる。



 夜になると魚も眠るそうで、
 青ブダイなどは外套幕を張って寝袋にして眠っているそうである。
 イザリのときに私も見かけたことがあり、
 眠っていない魚でも、
 寝ぼけているので簡単に銛で突き刺してとることができるのだ。



 砂利を袋に詰めて運んでいるところに
 次第に電灯の灯りが近くなって、
 陸に上がってきて
 人影が立ち上がった。



 まだ暗いので顔が見えていない。
 地元の人には違いないので、
 顔を見ればお互いが解るだろうと思いながら、
 近寄って「シーノー」と呼ばれる
 魚を紐でつるす道具の先についている浮き輪に引っかかった魚の量に
 まずはびっくりした。



 私の顔を見て「盛でんまーに」というその方は、
 何と びっくりポン。

  みんたま兄だった。
 
 大漁ですね」と声をかけたら、
 今朝はフブシミ(甲イカ)が採れなかった。
 少ないほうだと言う。



 前から海のことを聞き取りしようと思っていた兄に
 意外な場所で出あった。

 蛇の道は蛇のたとえの近縁は
  意外なところに出没する。



   潮時を心得ているからである。

 潮時人を待たず 知恵ある人は潮時を知っている。

 たいむいずまねー  真似。


 

 

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1 コメント

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Unknown (グライセン)
2016-04-10 06:35:53
見たことの無いお魚ですね・・・
スーパーなどで並ぶとお顔を見て、これどうやって食べるのか、良く聞きます・・・最近は下ろしてくれるので手間もかからず嬉しいです。
でもお魚も高い・・・何でも量は減り、高くなってゆく生活・・・苦しいですね。

夜の海に潜れるって凄いな~さすがに漁師さんだ。
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