田舎暮らしの日々是好日

山羊とともにのんびりと農家生活をしながら日頃の憂さ晴らしをつぶやきます。

わが胸の燃ゆる思いにくらぶれば・・・、

2017-06-19 03:22:24 | 日記


  煙は薄し 桜島。


 浪人中だった。
 二浪目だっただろうか。





 スポーツセンターのスケートリンクで知り合った女子高生とデートしてた。

 桜島が目に飛び込んできた。
 宮崎大学の農学部を目指していた。
 鹿児島大学の獣医学部も検討していたが、
 学園祭のとき学部紹介の会場で 血を扱うのはとても駄目だと思った。
 鹿児島市を都会だと思っていたころのことである。




 全国合唱コンクールで金賞をもらったとのこと、
 ウイスキーチョコをプレゼントされたので覚えている。

 わが胸の燃ゆる思いにくらぶれば  煙は薄し 桜島山




 自然公園を管理する仕事に就きたいと  急に思った。
 そのころ公害関係に求人が多くあったこともあって、
 今でいう環境学科がそのころはなくて、
 造園で環境を取り扱うのは珍しかった。
 もとより植木屋になるつもりはなかったのであるが、
 今は  苗木商売しているから
 植木屋の端くれではあるだろう。


 

 それが東京農大の造園を選んだきっかけとなった。
 滑り止めに受験した南九州大学に造園学科があったのもきっかけの一つにはなっていただろう。
 与論島が国定公園に指定されていたことも、
 島に帰ったときに役に立てる学問をとも思った。

 その時の彼女が桜島の出身だった。
 どうしているだろうか。
 私の進路を変えるきっかけになったことを
 よもや知らないだろう。




 桜島桟橋近くを通るとき
 もしかしたら出会わないかと思ったりする。

 たとえであっても
 わからないであろうが・・・。



 おさなきは おさなきどうしのものがたり
  ぶだうのかげに つきかたぶきぬ




     田舎暮らしがいい」 と  カエルの合唱をききながら
       牛小屋でくらしている  幸せのひと時です。





  写真は
 模様替え中の 私のねぐらです。

  名前を付けたいが
  やどかりが しょっちゅうきてくれるので、

    やどかり庵とでもしようか。

 今日は  ここにとりかかります。