
写真は「第五回災害廃棄物安全評価検討会」資料の「避難区域及び計画的避難区域における調査について」より
環境省>東日本大震災への対応:http://www.env.go.jp/jishin/index.html
災害廃棄物安全評価検討会について
■ 「第五回災害廃棄物安全評価検討会」資料についてNew
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・第四回災害廃棄物安全評価検討会議事要旨 [PDF:141KB]New
■災害廃棄物安全評価検討委員会(第5回)
日時:平成23年8月10日(木)17:00~
場所:経済産業省別館 825会議室
議題
(1)福島県内の災害廃棄物の処分方法等について
(2)その他
資料1 災害廃棄物安全評価検討会 出席名簿
資料2 第4回検討会議事要旨
資料3-1 焼却灰からの放射性セシウムの溶出挙動に関する検討
資料3ー2 放射性セシウムの土壌に対する吸着効果
資料4 福島市の焼却施設における排ガス等の測定結果について
資料5 一時保管の後の安全な処分方法等に関する論点整理(案)
資料6 避難区域及び計画的避難区域における調査について
資料7 災害廃棄物の広域処理の推進について
参考資料1 福島県内の災害廃棄物の処理における一時保管
参考資料2 福島県内の災害廃棄物の処理における焼却施設モニタリング
公開された資料からの一部抜粋 どのような議論が行われたのかは???
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資料3-1 焼却灰からの放射性セシウムの溶出挙動に関する検討
(国立環境研究所 資源循環・廃棄物研究センター)
---専門的すぎて理解不能---
溶出試験に関するまとめ
1)年ごみ焼却主灰の溶出液はすべて定量下限以下(JIS攪拌試験、シリアルバッチ試験)
2)焼却飛灰は成形固化した状態で溶出率13%だが、原飛灰ならびに粉状を含む処理物では64~88%と高い(JIS攪拌試験)
3)シリアルバッチ試験では、溶出量は初期に多く次第に減少(溶解度支配ではない)
4)焼却主灰と飛灰を混合した場合、溶出率は飛灰からの溶出を仮定した予測値に対して65%に減少(JIS攪拌試験)、主灰への吸着の可能性有り
5)下水汚泥焼却灰の溶出率は4%未満(JIS攪拌試験)
資料3ー2 放射性セシウムの土壌に対する吸着効果
(国立環境研究所 資源循環・廃棄物研究センター)
まとめ
1.我が国の処分場浸出水の水質を考慮して、高アルカリ、高電気伝導率の飛灰溶出液を用いて吸着試験を行ったところ、以下の知見を得た。
(1)放射性セシウム(134Csと137Cs)の吸着能は、珪砂5号〈茨城真砂土〈埼玉土壌〈ベントナイトの順に高くなる。
(2)既往の研究で報告されている、蒸留水にCs単体を溶かして溶媒とした吸着結果よりも、飛灰溶出液を溶媒とした吸着試験結果の方が、分配係数が小さくなる可能性が示唆された。
2.得られた分配係数から、137Csが覆土層を通過するトラベルタイムと、その期間内に期待できる自然減衰を推察した。
分配係数の高い土壌を中間覆土層に使うと、放射線セシウムの通過を大幅に遅延し、放射能の自然減衰の効果を期待できる。さらに、放射性セシウムを含む廃棄物層への水の侵入を防止することで、遅延効果はさらに高まり、放射能濃度は低減する。
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資料4 福島市の焼却施設における排ガス等の測定結果について
3.対象施設
施設名:あらかわクリーンセンター(福島市)
焼却炉:連続運転ストーカ式焼却炉
集塵機:バグフィルター(活性炭吹込あり)湿式排ガス洗浄装置なし。脱硝設備なし
飛灰処理方法:薬剤処理
5.考察
(1)排ガスについて
検出下限値を下回っていた。今回の測定での検出下限値134Csと137CSは0.025Bq/m3から0.045Bq/m3
「実用発電用原子炉の設置、運転等に関する規則の規定に基づく線量限度等を定める告示」で示された濃度限度は、周辺監視区域外の空気中の濃度限度としてCs134が20Bq/m3、Cs137が30Bq/m3となっている。今回の検出下限値は、濃度限度と比較して十分に小さく、濃度限度を十分に下回っている。
(2)129mTeと110mAgの検出について
110mAg、検出された濃度は放射性セシウムよりも2桁低く、129mTeは検出された濃度と同程度の濃度が検出されたが、セシウムよりも2桁程度影響が小さいと考えられる。
資料5 一時保管の後の安全な処分方法等に関する論点整理(案)
---略
したがって、8,000~100,000Bq/Kgのものであっても、作業者の被ばく対策及び跡地利用の制限に加えて、次の(1)及び(2)の条件が満たされれば、一時保管ではなく、埋立処分とすることが可能ではないか。
(1)放射性セシウムによる公共用水域や地下水の汚染が防止されること
埋め立て地の内部で放射性セシウムが動かなければ、公共用水域と地下水の汚染防止が可能。そのためには、次のいずれかの条件が満たされることが必要。
ア.焼却灰から放射性セシウムが溶出しない
イ.溶出しても土壌に吸着されてほとんど動かない
ウ.放射性セシウムと水が接触しない状況を作る
(2)跡地の利用を含め、長期的な管理が行われること
①管理主体について
略
②跡地の利用制限について
略
2 放射性セシウムによる公共用水域や地下水の汚染の防止
2-1 論点に関するこれまでの知見
略
詳細は:2/6 [PDF:3,851KB]
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資料6 避難区域及び計画的避難区域における調査について
【調査結果】
①廃棄物の集積状況
・楢葉町山田浜においては、廃棄物がある程度集積されており、災害廃棄物の小さな山が複数箇所に点在していた。
・浪江町請戸においては、請戸小学校の校庭に大量の災害廃棄物が集積されていた。
・今回調査を行った2地点のいずれにおいても、災害廃棄物の分別は行われていない。
・主席されていた廃棄物は木くずが多く、金属等も混在していた。
②空間線量率の測定結果
③その他
・国道6号線沿いの車中において空間線量率を測定したところ、大熊町及び楢葉町周辺で、30μSv/hを超える地点があった。
・飯舘村の国道399号線沿いの地点で測定を行ったところ、空間線量が4.2μSv/hの地点があった。
資料7 災害廃棄物の広域処理の推進について
1 広域処理における安全性の考え方について
1.放射性物質に汚染されたおそれのある災害廃棄物処理の方針
2.災害廃棄物の放射能濃度レベルによる広域処理の考え方
詳細は:3/6 [PDF:4,616KB]
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災害廃棄物仮置場放射能等調査業務委託報告書
〈陸前高田市・宮古市〉平成23年7月 エヌエス環境株式会社
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調査状況写真
関連(本ブログ)
■「第四回災害廃棄物安全評価検討会」資料について(2011年07月20日)
■環境省 「第三回災害廃棄物安全評価検討会」(6/19開催)資料について(2011年06月22日)
■環境省、「第二回災害廃棄物安全評価検討会」資料を公開(2011年06月06日)