S&Mシリーズの9作目。タイトルからして謎めいた作品ですけど、内容もすごい。
犀川と萌絵に加え、今回は犀川研の金子君が大活躍!
ある夜、鍵のかかった大学の実験室で女子学生の絞殺体が発見される。
鍵を持っていた社会人院生に容疑がかかるが、彼の行方はわからなかった。
ところが翌朝、大学近くの公会堂四階で頭を殴られ気絶した彼が発見される。
部屋には鍵がかかり、鍵は彼のポケットに、そして彼の傍らには首無し死体が・・・
偶然事件に関わることになった犀川たちが最後に見たものとは??
と、まあそんな感じなのですが。
微妙にフェアじゃない部分もあるけど、伏線は割りと丁寧に書いてありますね。
でも、そんなことはもはやどうでもいいような力技の展開がある意味快感でした。
Whoはある時点で予想はしていたのですが、Howは頭の中をぐるぐるかき回し、
そういう思考もありですか!?という驚愕の動機へと結束していくのです。
森作品も数作読んだから、その世界観に慣れてきたというのもあるので納得しましたが、
いきなりこれを読む普通のミステリ読みは、絶句するかもしれません(^^;
だから「数奇」なのか。
犀川のとぼけた会話も、どんどん味が出てきていますね。
12枚くらい猫をかぶっている犀川。狼をかぶる喜多。
素に近くてほとんど何もかぶっていないから、皆の心配の種になる萌絵。
的を射た比喩ですね。なるほど。
私に模型の趣味はないですが、組み立てる作業は好きです。
幼児期はレゴブロックで遊んだし、プラモデルも小学生のときはたまに作りました。
ジグソーパズルもそうなんですけど、やっぱり「過程」に喜びがあります。
出来上がったものには、さほど興味とか執着はないのですね。
プラモデルは弟が欲しいわけです。で、彼は出来上がったものが欲しい。
私は、作りたいのです。ね? 素晴らしい共存関係がそこに立ち現れる(^^)
弟が小遣いを出して買ったプラモデルを、私がニコニコしながら組み立てる。
アホだよな~こいつ。こんな楽しみを他人に譲り渡すなんて。
などと内心ほくそえみながら、戦艦とかバイクとかガンダムとか作るんですね(笑)
ま、そんな風に模型の趣味もどの部分に魅力を感じるかは人それぞれなんだろうと、
この作品を読んで再認識した次第でした。
S&Mシリーズもあと1作。分厚い上に、あの「天才」が戻ってくるらしい・・・
じっくり腰を据えて読みたいと思います。
犀川と萌絵に加え、今回は犀川研の金子君が大活躍!
ある夜、鍵のかかった大学の実験室で女子学生の絞殺体が発見される。
鍵を持っていた社会人院生に容疑がかかるが、彼の行方はわからなかった。
ところが翌朝、大学近くの公会堂四階で頭を殴られ気絶した彼が発見される。
部屋には鍵がかかり、鍵は彼のポケットに、そして彼の傍らには首無し死体が・・・
偶然事件に関わることになった犀川たちが最後に見たものとは??
と、まあそんな感じなのですが。
微妙にフェアじゃない部分もあるけど、伏線は割りと丁寧に書いてありますね。
でも、そんなことはもはやどうでもいいような力技の展開がある意味快感でした。
Whoはある時点で予想はしていたのですが、Howは頭の中をぐるぐるかき回し、
そういう思考もありですか!?という驚愕の動機へと結束していくのです。
森作品も数作読んだから、その世界観に慣れてきたというのもあるので納得しましたが、
いきなりこれを読む普通のミステリ読みは、絶句するかもしれません(^^;
だから「数奇」なのか。
犀川のとぼけた会話も、どんどん味が出てきていますね。
12枚くらい猫をかぶっている犀川。狼をかぶる喜多。
素に近くてほとんど何もかぶっていないから、皆の心配の種になる萌絵。
的を射た比喩ですね。なるほど。
私に模型の趣味はないですが、組み立てる作業は好きです。
幼児期はレゴブロックで遊んだし、プラモデルも小学生のときはたまに作りました。
ジグソーパズルもそうなんですけど、やっぱり「過程」に喜びがあります。
出来上がったものには、さほど興味とか執着はないのですね。
プラモデルは弟が欲しいわけです。で、彼は出来上がったものが欲しい。
私は、作りたいのです。ね? 素晴らしい共存関係がそこに立ち現れる(^^)
弟が小遣いを出して買ったプラモデルを、私がニコニコしながら組み立てる。
アホだよな~こいつ。こんな楽しみを他人に譲り渡すなんて。
などと内心ほくそえみながら、戦艦とかバイクとかガンダムとか作るんですね(笑)
ま、そんな風に模型の趣味もどの部分に魅力を感じるかは人それぞれなんだろうと、
この作品を読んで再認識した次第でした。
S&Mシリーズもあと1作。分厚い上に、あの「天才」が戻ってくるらしい・・・
じっくり腰を据えて読みたいと思います。
気付きました?タイトル。。。スウキニシテモケイ。。。スキニシテモ。。。!OK!
ちょっと駄洒落なの♪
私はかなり後に気付いたけど☆(笑)
この本に登場の、犀川&喜多の同級生のぶっ飛んだキャラには爆笑でした☆
もはや、ミステリとしての楽しさ以上に、キャラたちの面白さにハマっていた時期です。金子クンも、素敵☆大好きです。まだまだ活躍してくれる。。。ハズ!
そして『天才』登場ですか♪分厚いですよ♪
viviandpianoさんのレビューが楽しみです☆
森先生らしいお遊びですね。
キャラクターが本当に個性的ですよね。
解説を読んで、コミック畑出身だと言うのも驚きでしたが、
だからこそ!なんでしょうね。
にしても、多才な方です、森先生。
最後の作品、気合入れて読みます(^^)