ずっと読んでみたいと思っていた作品を読みました。
駒子シリーズ(と言っていいのでしょうか?)の第1弾。
加納氏のデビュー作です☆
以下の7話から成る連作短編集です。
・「スイカジュースの涙」
道路にぽつぽつと落ちていた血痕の謎とは・・・?
これは予想がついていたけど、この後どうなったのかな~。
駒子はきっと何も言わないから、このままかも。
・「モヤイの鼠」
ギャラリーに絵を見にきた駒子たちの前で起こった絵のすり替えの謎とは・・・?
これ、解答が出されたときに、ありえるかも~って思いました。
絵って、難しいですよね。
・「一枚の写真」
駒子のアルバムから1枚だけ無くなっている写真の謎とは・・・?
返すにしても、説明するでしょ・・・と思ったけど、
まあ、そんな野暮なことは言いっこなしですね(笑)
・「バス・ストップで」
自動車教習所に通うバスのバス停から見える公園で行われていたこととは・・・?
今まで駒子の手紙からのみ推理をしていた綾乃さんが、
行動して解答を出したという意味では動きのある話です。
・「一万二千年後のヴェガ」
ビルの屋上に置かれていた巨大な恐竜の風船が27キロも離れた場所に移動していて・・・
これは、常識的に考えても一つしか答えはないと思いますけど、
その状況を想像してみたら、何にも壊さなくて幸いだったな~と思います(^^;
・「白いタンポポ」
水仙やチューリップのみならずタンポポまで白く塗ってしまう女の子は・・・?
これは知識として持っていたのですぐに分かりましたけど、
若山牧水の短歌の解釈が、興味深かったです☆
・「ななつのこ」
真っ暗なプラネタリウムから女の子が姿を消してしまった謎とは・・・?
この短編集の締めくくりのお話。
ちょっと偶然も多すぎるけど、いい物語でした♪
この連作は、駒子が偶然に『ななつのこ』という本を手に取ることから始まります。
その本の中には「はやて」という少年の周りで起こるちょっと不思議な事件に、
「あやめさん」という女性が解答をつけるという形式の童話が収められていました。
その作品に感動した駒子は、すぐに作者の佐伯綾乃にファンレターを書きます。
その際、駒子の身の回りで実際に起こった不思議な話も書き添えたのですが、
綾乃さんからの返信で、その謎が見事に解かれていたのでした。
つまり、「はやて」少年と「あやめさん」の関係が、駒子と綾乃さんの関係にスライドしています。
さらに各話には童話集「ななつのこ」の話も引用されていて、こちらも興味深い。
こういう二重構造に加えて、全体を貫く大きなストーリーからも目が離せません☆
雰囲気は、北村薫氏の円紫さんシリーズに似ていて、とても優しい作品集です♪
また読みたいシリーズでした(^^)
駒子シリーズ(と言っていいのでしょうか?)の第1弾。
加納氏のデビュー作です☆
以下の7話から成る連作短編集です。
・「スイカジュースの涙」
道路にぽつぽつと落ちていた血痕の謎とは・・・?
これは予想がついていたけど、この後どうなったのかな~。
駒子はきっと何も言わないから、このままかも。
・「モヤイの鼠」
ギャラリーに絵を見にきた駒子たちの前で起こった絵のすり替えの謎とは・・・?
これ、解答が出されたときに、ありえるかも~って思いました。
絵って、難しいですよね。
・「一枚の写真」
駒子のアルバムから1枚だけ無くなっている写真の謎とは・・・?
返すにしても、説明するでしょ・・・と思ったけど、
まあ、そんな野暮なことは言いっこなしですね(笑)
・「バス・ストップで」
自動車教習所に通うバスのバス停から見える公園で行われていたこととは・・・?
今まで駒子の手紙からのみ推理をしていた綾乃さんが、
行動して解答を出したという意味では動きのある話です。
・「一万二千年後のヴェガ」
ビルの屋上に置かれていた巨大な恐竜の風船が27キロも離れた場所に移動していて・・・
これは、常識的に考えても一つしか答えはないと思いますけど、
その状況を想像してみたら、何にも壊さなくて幸いだったな~と思います(^^;
・「白いタンポポ」
水仙やチューリップのみならずタンポポまで白く塗ってしまう女の子は・・・?
これは知識として持っていたのですぐに分かりましたけど、
若山牧水の短歌の解釈が、興味深かったです☆
・「ななつのこ」
真っ暗なプラネタリウムから女の子が姿を消してしまった謎とは・・・?
この短編集の締めくくりのお話。
ちょっと偶然も多すぎるけど、いい物語でした♪
この連作は、駒子が偶然に『ななつのこ』という本を手に取ることから始まります。
その本の中には「はやて」という少年の周りで起こるちょっと不思議な事件に、
「あやめさん」という女性が解答をつけるという形式の童話が収められていました。
その作品に感動した駒子は、すぐに作者の佐伯綾乃にファンレターを書きます。
その際、駒子の身の回りで実際に起こった不思議な話も書き添えたのですが、
綾乃さんからの返信で、その謎が見事に解かれていたのでした。
つまり、「はやて」少年と「あやめさん」の関係が、駒子と綾乃さんの関係にスライドしています。
さらに各話には童話集「ななつのこ」の話も引用されていて、こちらも興味深い。
こういう二重構造に加えて、全体を貫く大きなストーリーからも目が離せません☆
雰囲気は、北村薫氏の円紫さんシリーズに似ていて、とても優しい作品集です♪
また読みたいシリーズでした(^^)
そして、Viviandpianoのブログを覗きに行ったのですが、
「oh!ジィーザス、クライシスト!」と叫びました。
一体何という、読書量でしょうか!?
なぜ、そんなに沢山の本を読めるのか?
それが、謎です。
でも、作中作の絡め方は絶妙でした。
今ではミステリーから離れ、ミステリーは旦那の貫井氏にお任せ状態なのが残念です。
2作目の「魔法飛行」も素敵ですオススメ
私は3作目の「スペース」を温存していますが~・・・勿体無くて・・・なかなか読めずにいました他にも加納作品は温存本があるので、久々に読みすすめてみようかな
あと私は北村薫先生の円紫さんのシリーズは未読なので、チェックしたいです
短編集なので各話を紹介しただけです(^^;
そんな大量の本は私も読めませんよ~(笑)
私は「ナイル殺人事件」を見ました♪
女性好みですよね。
ロジック重視の鮎川先生とはずれてるかも・・・
でも、面白かったです♪
そうか~、貫井先生が夫なんですよね。
ミステリ作家同士の結婚って多いのかな??
すでにもったいない感じです♪
「スペース」が3作目なんですね☆
北村先生、いいですよ~(^^)
本当に優しく美しい文章を書く先生です。
確か国語の先生だったんですよね?
ぜひ、ぜひ、オススメします!
クリスティ「検察側の証人」が原作な「情婦」は試聴しましたか?
クリスティ生誕120周年月間なのでミスchでもポワロ以外を色々放送しますが観たい作品に限って放送せずNHK・BS(家は観れない)に完敗です。
機械の種類とかもあって、
BSは簡単には録画できないんですよね~。
だから、生で見られる時間帯でないと・・・
ポワロの新作とか、
ちょっと気になる今後の番組もありますけど、
時間帯が厳しいかも・・・
私も始めは円紫さんシリーズとかぶっていると思いましたが、
駒子&綾乃さん、はやて&あやめさんの二重構造のリンクが上手いですよね♪
あの・・・スイキアジュースになってますよ。
私のHNと同じ音なので、チェック入っちゃいました(笑)
『魔法飛行』は、ちょっと怖い部分もあるかも。
駒子の天然ボケっぷりは相変わらずですが(笑)
ぜひぜひ読んでみてね(^^)
並行して2つの話が楽しめる、お得な作品集ですよね☆
「魔法飛行」怖い部分があるのですか。
シビアな部分もあるお話ってことかな?
でも、楽しみです☆
(読むのはもうちょっと後かもしれないけど)
やってしまったタイプミス(^^;
直しときますね!