レベルなんていうと、RPGゲームが頭に浮かぶのですが、
これは、もっと恐ろしいお話。
あるマンションの一室。
目覚めた「彼」は、隣に寝ている女性を見て驚く。
覚えがない・・・しかし、覚えがないのは女性のことだけでなく、全てだった。
そう、「彼」は記憶喪失になっていたのだ。
やがて目が覚めた「彼女」も、記憶がないことが分かる。
手がかりを求めて部屋を探した二人は、大金と拳銃、血のついたタオルを発見。
恐怖する二人。果たして、自分達は犯罪者なのか??
一方、保険会社の営む「ネバーランド」という電話サークルに勤める真行寺悦子。
彼女が気にかけていた女子高生・みさおが、家出をしたという知らせが入る。
残された日記に書かれた「レベル7まで行く。戻れない?」というメモを手がかりに、
悦子は休暇を取って、みさおの捜索に1人奔走する。
2つの物語が1つになっていくとき、そこには凶暴な悪の姿が・・・
ということで、非常にサスペンスに満ちた作品になっています。
これは、かなり面白かったな~♪
勧善懲悪、ハッピーエンド。
甘~い!と言われても、やっぱり読後感がいいのは最高ですからね(^^)
『理由』とかは重過ぎましたから、これくらいのほうが私には合ってます。
フーダニットと呼ばれる犯人当て分野のミステリなんかは、
「推理」して答えを導き出す、という別枠の楽しみがあるから、
多少重くても、痛い読後感でも、許せるかな~という気がするけど、
サスペンスって、引っ張りまわされた挙句、このオチですか(^^;
というのもあって、それは悲しいですもんね・・・
なので、この作品のちょっとセンチメンタルな甘さがいい感じです♪
もちろんハラハラ・ドキドキもたっぷりで。
記憶喪失の主人公って島田作品の『異邦の騎士』なんかもそうですけど、
自分というものが少しずつ明らかになっていく感じが面白いですし。
それから、作品の中に漂う空気で京極氏の『巷説百物語』を想起しました。
もちろん私だけが勝手に結び付けてしまったことなんで、
基本的に又市のシリーズとは全然違うんですけどね(^^;
そんなこんなで、色々楽しませてもらったこの作品でした。
また宮部作品は少しずつ読んでいきたいと思います。
これは、もっと恐ろしいお話。
あるマンションの一室。
目覚めた「彼」は、隣に寝ている女性を見て驚く。
覚えがない・・・しかし、覚えがないのは女性のことだけでなく、全てだった。
そう、「彼」は記憶喪失になっていたのだ。
やがて目が覚めた「彼女」も、記憶がないことが分かる。
手がかりを求めて部屋を探した二人は、大金と拳銃、血のついたタオルを発見。
恐怖する二人。果たして、自分達は犯罪者なのか??
一方、保険会社の営む「ネバーランド」という電話サークルに勤める真行寺悦子。
彼女が気にかけていた女子高生・みさおが、家出をしたという知らせが入る。
残された日記に書かれた「レベル7まで行く。戻れない?」というメモを手がかりに、
悦子は休暇を取って、みさおの捜索に1人奔走する。
2つの物語が1つになっていくとき、そこには凶暴な悪の姿が・・・
ということで、非常にサスペンスに満ちた作品になっています。
これは、かなり面白かったな~♪
勧善懲悪、ハッピーエンド。
甘~い!と言われても、やっぱり読後感がいいのは最高ですからね(^^)
『理由』とかは重過ぎましたから、これくらいのほうが私には合ってます。
フーダニットと呼ばれる犯人当て分野のミステリなんかは、
「推理」して答えを導き出す、という別枠の楽しみがあるから、
多少重くても、痛い読後感でも、許せるかな~という気がするけど、
サスペンスって、引っ張りまわされた挙句、このオチですか(^^;
というのもあって、それは悲しいですもんね・・・
なので、この作品のちょっとセンチメンタルな甘さがいい感じです♪
もちろんハラハラ・ドキドキもたっぷりで。
記憶喪失の主人公って島田作品の『異邦の騎士』なんかもそうですけど、
自分というものが少しずつ明らかになっていく感じが面白いですし。
それから、作品の中に漂う空気で京極氏の『巷説百物語』を想起しました。
もちろん私だけが勝手に結び付けてしまったことなんで、
基本的に又市のシリーズとは全然違うんですけどね(^^;
そんなこんなで、色々楽しませてもらったこの作品でした。
また宮部作品は少しずつ読んでいきたいと思います。
桜の花の写真、拝見させてもらいました。
土佐の国では、今が満開なのですね。
宮崎では、桜は終盤になりつつあります。
ちょっとさびしいLast Springの季節であります!
ところで報告が遅れてしまいました。
わたくし、今のところ「懐かしい木陰」とともに「ノクターン9番」に手をつけています。
でも弾きやすそうで、そうは簡単に弾かせてくれないショパンの、夜想曲、です。
がんばってみます。
イケノでした。
ハッピーエンドで終わってくれたほうが、読み手も納得できるので。
にしてもこの作品、かなり面白そうな印象を持ちました。
凶暴な悪の姿…気になります。
宮部さんの作品は、何冊か手に取ったことがあって、「レベル7」はそのうちの一冊です。
でも、本の厚さに恐れをなして(笑)、読むのを断念したことがあるのです。
でも今はだいぶ読書好きになったので、ひょっとしたら読めるかも。
いずれチャレンジするときが来るかも知れません。
イケノさんのような写真の腕が無いので、
あんまり上手く撮れてないと思いますが、
桜自体がキレイだから、いいかな~なんて。
今日は、ものすごい雨が降ったから、
もう散っちゃってると思います・・・残念。
ノク9番ですか~(^^)
素敵な曲ですよね、楽しみにしてますよ!
もちろん「懐かしい木陰」も♪
主人公達に、感情移入してしまいますし。
やっぱり勧善懲悪の場合、
「悪」が強いほど、結末でスキッとしますからね☆
なので、すっごく悪者でちょうどかも。
やっぱりかなり分厚いし、
最初の方の文体に馴染むまでが足踏みだったけど、
中盤以降は駆け足状態でした♪
いつか、ぜひ(^^)
こちらにもトラックバックさせていただきました。
トラックバックお待ちしていますね。
よろしくお願いします。
本当に面白い作品でしたよね☆