俳句の箱庭 top

お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

■次元俳句523「こぶし咲く昨日の今日となりしかな」(山本健吉)

2021-03-21 04:56:00 | 次元俳句

○次元俳句523・昨日(時間)2・山本健吉01・2021-03-21(日)
○「こぶし咲く昨日の今日となりしかな」(1988作)(山本健吉01)
○季語(こぶしの花・仲春)(「俳句四季201703」より引用)【→次元俳句-索引1索引2索引3索引4索引5 →俳人一覧(うえくけこすせそちつてとにぬねのはひふへほみむめもゆ~)】

【鑑賞】:辛夷の花を遠目に見た昨日。その昨日もすぐに過去の記憶となって今日の自分がいる。文芸評論家・山本健吉が亡くなる年、夢の中での知人を偲ぶ句会で出来たという不思議な句。


山本健吉(やまもとけんきち)(1907~1988)
○好きな一句「藷畑にただ秋風と潮騒と」02
○季語(秋風・三秋)(「→増殖する俳句歳時記」より引用※島原の乱で有名な原城址での作)

【Profile】:長崎市出身。文芸評論家。『俳句研究』1939年8月号で人間探求派を世に出し、『純粋俳句』(1952)で滑稽・挨拶・即興を俳句の命題とした。1966年日本芸術院賞、1983年文化勲章他受賞。

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