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MCザ・ビッグオー製作塗装完了&撮影 EXTRAステージ

2012年09月19日 | MCザ・ビッグオー
前回撮影時にはスキルが無くて見送った、肘などの穴の中の「赤」を塗装する事に。
ふと「これは使えるかも?」と思って実験で塗装したら、成功したのでちょっと紹介です。

その「使えるモノ」とは、プラモ用カラーでもやガンダムマーカーでもなく、文具屋でも売ってるカラーペン「ポスカ:極細(赤)」です。

ポスカはマジックペンなどと違って、「顔料」という細かい色の粒子で色を塗ります。
そのためある程度は塗装したキット上にも発色良く塗れるし、乾いてしまえば不要な部分をこすり落とせます。
※つや消し塗装の上では顔料が残って上手く除去できません。
 また、ツヤあり塗装の上であっても量が過ぎると粒子が塗料にこびり付きます。

ちなみに実験段階の話ですが、塗装したガンメタリックの上からガンダムマーカー(赤)を塗ったら、発色が悪い上にはみ出した部分をガンダムマーカー:消しペンで除去したら、下のガンメタリックまで一緒に剥げてしまいました(涙)。

では実作業の様子です。

1.極細ポスカの先をキットに押し付ける(塗装する)
ペン先に十分塗料を含ませた状態で、ビッグオーの穴に1~2秒押し付けます。
すると顔料が流れこみますので、穴の中が一瞬塗料でいっぱいになります。


2.爪楊枝で綺麗に顔料を流し込む
「1.」の作業で一瞬穴いっぱいに顔料が流れ込んだように見えますが、大抵空気が入ってしまっています。
そのため、爪楊枝の先を使って空気を抜いて、穴の中に綺麗に塗りつけます。

後は乾燥させて、はみ出してしまった顔料をふき取って完了です。
乾燥したポスカは、ツヤ消しに仕上がります
なお、ポスカは乾燥した顔料がキットに張り付いているだけなので、今回のように穴の中とかでない限りひっかければガリガリ削れてしまいます。
表面に塗装面が出ている場合は、ツヤ消しorツヤ有り塗装でコーティングしてしまうのが良いかと思います。

そんな手順で塗り上げたビッグオーがこんな感じです。

股下の赤いラインもポスカで塗装しましたが、やはりツヤ消し部分にふき取りきれなかった顔料が残ったので、再度塗り直しました。
設定通りの色が乗っていると、塗装できなかった心残りが解消されて安心します(苦笑)。

MCザ・ビッグオー製作塗装完了&撮影

2012年09月11日 | MCザ・ビッグオー
コツコツ作ろうと思っていたプラモデルMCビッグオーでしたが、構造が簡単&色の塗り分けがあまりないためサクサク進み、先日の週末の作業だけで完成してしまいました。
そんな感じで、出来上がったので早速撮影です。
「ビッグオー!ショータァイム!」


まずは全身をぐるっと。



今回は塗装して完成させるのがメインなので、これまでと違いどっこもいじっていません。
サイズ的に不自然にならないような鋳造処理塗装のスキルが無いので、超合金魂版ビッグオーのようにメタリック仕上げにしました。
そのため塗装レシピは、ツヤツヤ尽くしです。
本体:タミヤカラー/TS-38ガンメタリック
赤 :タミヤカラー/TS-18メタリックレッド
黒 :Mr.カラースプレー/28黒鉄色(胴体はMr.カラー/33ツヤ消し黒)
ストライクパイル:タミヤカラー/TS-76シルバー+メッキシール
顔 :Mr.カラー/333エクストラダークシーグレー(半光沢)
キットのプロポーションは、設定画と比べるとスリムですね。
個人的な好みでいうと、胸部はもっとボリュームを、脚は足首を含めてもっと大きく太くあって欲しかったなぁ。
しかしその両腕は十分ゴツく、ビッグオーの特徴をよく表しています。

サイズの目安で、他のキットとの比較。

値段は1500円とHGUC並みながら、その大きさはMGガンダムとさほど変わりません。
飾ると、値段と作業工程の割に見栄えが良いです。

上半身。


特徴のある胸部と頭部オレンジ部分は、クリアパーツでできています。
こういう部分は手ぬかりなくクリアパーツにしているのは、バンダイも分かってらっしゃる。
設定では穴部分に赤い色がついていますが、私のスキルでは上手く色が塗れないため着色は見送りました。
代わりと言ってはなんですが、腕の赤い部分はメタリックレッドで塗装して少しでも金属感をアップです(写真でも肉眼でも、ほとんど分からないこだわりですが/汗)。

お値段的にビッグオーのいろんなギミックをカットされていたこのキットですが、ビッグオーの特徴たる「サドンインパクト」は再現されていました。

中にバネが仕込んであり、ストライク・パイル(銀色部分)を引っ張ると勢いよく元に戻ります。
ここには、軸部分のみですが、メッキシールを貼ってツヤ感をアップさせました。

そしてもう一つの再現はコックピットハッチの開閉。

陰で良く見えませんが、ハッチオープン時に見える奥の半球のオレンジ部分が座席部分になります。
確か公式にはビッグオーの全長は発表されていませんが、アニメ中の描写(足首にキャデラック以上の大きさの車が格納できる)から考えると40~50mといったところでしょうか。

先ほど「見栄えが良いです」と書きましたが、あくまでそれは直立姿勢での話。
可動はろくに望めません(元のデザインを考えると、当たり前っちゃ当たり前ですが/苦笑)。

「変・・・身っ!」(違う)
腕は、延ばすと直立姿勢の写真ほど、曲げてもこの写真レベルです。
腕を前に曲げても写真程度なので、アニメのように腕装甲を前で構える防御姿勢も無理でした。
まあ元がアニメなので、ありえない動きするのには触れない方向で。
指はガンプラのMGシリーズVer.2.0並みに可動軸があり、ピンと伸ばした仕草から握りこぶしまで動かせます。
ただ素材的に問題があり、指のパーツをはめると可動軸のピンが柔らかくてつぶれてしまい、動かすとポロポロと外れてしまいます。
そのため、撮影終わったら好みの形に接着してしまいました。
また、腰もその形状のせいか捻りで動きません。

続いて下半身。

下半身は、このキットで頭部の次に色の塗り分けが必要な個所です。
足首がもうちょっと大きいと、見栄えがもっと良くなったかな。
実は今回初めて後ハメ加工で、膝部分のパーティングライン消しを行ってみました。
今後も活用したいスキルです。

そして、上半身同様に可動範囲が狭いです(涙)。

以前コトブキヤ「ダイゼンカー」の時も可動範囲が狭いと発言しましたが、今回のMC「ビッグオー」はそれ以上(大汗)!
デザイン上の都合が、ここまで動きに制約を課すとは。
超合金魂版ビッグオーには、オリジナルで可動範囲が増えるギミックを実装したのも納得です。

ではアクションポーズ。
「ビッグオー、アクション!」

フカンも悪くないですが・・・。


ビッグオーにはやはりアオリが映えます。


クロムバスター発射!



以上、MCビッグオーでした。
超合金魂版ビッグオーが買えなかったので当時再販されていたプラモデル版を購入しましたが、これはこれで良い感じです。
全身のガンメタ仕上げやストライク・パイルのメッキシールも、思った通り良いアクセントになりました。


MCザ・ビッグオー製作その1

2012年09月02日 | MCザ・ビッグオー
作りたいガンプラがひと段落したので、積みプラ消化。
今回はMC(メカニックコレクション)「ザ・ビッグオー」を製作です。



スプレー作業は昼間のベランダ派なので、そういった作業は基本的に週末になります。
しかし、土日と連続して雨模様。
こんな中でスプレー作業は自殺行為(吹いた塗料が空気中の水分を吸ってしまい、仕上がりが悪くなるため)なので、仮組作業に切り替えです。

ガンプラと違って色分けされていないので、色の数こそ少ないものの塗装する必要があります。
しかも、がっつりと分割線が出ますので、その処理も必要です。
今回はガンメタを主体に塗装予定なので、マスキングもしっかりしないと~。

ただ、今回はプロポーションの修正や可動範囲の改造は無く、ガンメタリック塗装仕上げがメインです。
そのため、そのまま作り上げます。