昨日のボウルビィの本に関するエントリーを書き終わって気づいたのは、この本が天外さんの『運命の法則』という本で取り上げられたのは、他人に対するコントロールを手放す上でいかに心理的安心感をもつことが大事か、またそのことに関して親の養育がいかに決定的かということを天外さんは指摘したかったからだと思います。
『人材は「不良(ハミダシ)社員」からさがせ』でも『「フロー経営」の極意』でも強調していることですが、天外さんは「リーダーというのはチームのメンバーに対する指示が少なければ少ないほどいい」と述べています。指示の少ないチーム運営ほどいい、と。
逆に言えば、指示をたくさん出したくなるチームを改善したいと思うとき、まず指示を出したがる自分の動機をよくみるということです。
『「フロー経営」の極意』は、神田昌典さんが天外さんにどうすればフローな状態のチーム運営をできるか、言い換えればどうすれば(天外さんのように)コンパクトディスクやAIBOといった歴史的発明を実現するチーム運営をすることができるのかをたずねるという趣旨で行われたインタビューです。
そこで神田さんは何度も具体的なノウハウを聞き出そうとするのですが、そのたびに天外さんは「具体的なノウハウを言っても無駄なんですよ。こうすればフローの状態を実現できる方法なんてないんですよ」と述べます。
天外さんに言わせれば、まずリーダー自身が他人のコントロールを手放すレッスンをすべきで、そうした修行を行っていけば自然とフローな状態は実現するということです。
言い換えれば、コントロールを手放せるほど人間的に成長していないのに、いきなり「指示をやめてフローな経営をしよう」としても、必ず失敗するのだそうです。
だから、いきなり理想のフローを目指すのではなく、自分自身がなぜディレクションを出したがるのか、その動機をつねにチェックしながら、少しずつ今のチーム運営を見直していくのがよいということです。
天外さんによれば、理想のフローなチーム運営をしていたのが創立当初のソニーであり、またソニー創業者の井深大さんや松下幸之助さん・稲盛和夫さんなどはフローの状態を理解しているのでしょうと述べています。
涼風
『人材は「不良(ハミダシ)社員」からさがせ』でも『「フロー経営」の極意』でも強調していることですが、天外さんは「リーダーというのはチームのメンバーに対する指示が少なければ少ないほどいい」と述べています。指示の少ないチーム運営ほどいい、と。
逆に言えば、指示をたくさん出したくなるチームを改善したいと思うとき、まず指示を出したがる自分の動機をよくみるということです。
『「フロー経営」の極意』は、神田昌典さんが天外さんにどうすればフローな状態のチーム運営をできるか、言い換えればどうすれば(天外さんのように)コンパクトディスクやAIBOといった歴史的発明を実現するチーム運営をすることができるのかをたずねるという趣旨で行われたインタビューです。
そこで神田さんは何度も具体的なノウハウを聞き出そうとするのですが、そのたびに天外さんは「具体的なノウハウを言っても無駄なんですよ。こうすればフローの状態を実現できる方法なんてないんですよ」と述べます。
天外さんに言わせれば、まずリーダー自身が他人のコントロールを手放すレッスンをすべきで、そうした修行を行っていけば自然とフローな状態は実現するということです。
言い換えれば、コントロールを手放せるほど人間的に成長していないのに、いきなり「指示をやめてフローな経営をしよう」としても、必ず失敗するのだそうです。
だから、いきなり理想のフローを目指すのではなく、自分自身がなぜディレクションを出したがるのか、その動機をつねにチェックしながら、少しずつ今のチーム運営を見直していくのがよいということです。
天外さんによれば、理想のフローなチーム運営をしていたのが創立当初のソニーであり、またソニー創業者の井深大さんや松下幸之助さん・稲盛和夫さんなどはフローの状態を理解しているのでしょうと述べています。
涼風
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