続々 情緒表現での展開の続き

2010-01-11 11:33:29 | パターンで覚える動詞フレーズ5つのタイプ

[今日の学習]

英語のしくみ、枠組み、その全体像をどうとらえるか

今回も情緒表現での展開の続きです。

ただし、今回のrainはもちろん16動詞には入っていません。
16動詞にこだわれば、have rainとhaveを使って表しますが、rainは誰もが知っている動詞なのであえて使いました。

  We have much rain in June.
  6月にはたくさん雨が降ります
  We had much rain yesterday.
  昨日、たくさん雨が降りました

一口に言っても、情緒表現には2つのタイプがあります。
一つは助動詞(情緒動詞)を使ったもの、2つ目はこれらを使わないものでbe動詞系列と一般動詞系列に分かれます。
下にあげたものは、左が助動詞(情緒動詞)を使ったもの、そして右にあるのがこれらを使わないものです。

  can --- be able to   be動詞系列
  will --- be going to  be動詞系列
  must -- have[has] to  一般動詞系列

いずれも原形動詞フレーズを導き「これから~する」などと「未来志向」の意味を持つのが共通していますが、異なるのは基本的に、そのまま助動詞(情緒動詞)では未来や過去の意味などを伝えられないことです。

例えば、canを未来の意味で使うにはwill be able toになったり、あるいはwillにしても過去形で表現する場合はwas[were] going toとなったり、mustでは未来形ではwill have toとか、過去形ではhad toを使わなければならないといったことです。

ところで、助動詞(情緒動詞)を使わずに、情緒的な表現をする場合には
be動詞系列と一般動詞系列のものがありますが、これは先にあげたbe able to, be going to、have[has] toなどには限りません。

例えば、canでもbe able toだけではなくmanage toやfail toが使われることもあります。

これらの代表的なものをあげたのが以下のものです。

---------------------------
[A] 助動詞(情緒動詞)を使ったもの
  can, may, should, had better, used to, etc.

[B] be動詞系列のファンクションフレーズを使ったもの

  〔形容詞を使ったもの〕
  be sure to ~,  be certain to ~, be ready to~,
  be able to, be unable to ~, be likely to ~

  〔~ing形を使ったもの〕
  be willing to ~, be unwilling to ~, be planning to ~,
  be trying to ~, be beginning to ~

  〔~ed形を使ったもの〕
  be supposed to ~, be determined to ~, be required to ~ ,
  be given to ~

[C] 一般動詞系列のファンクションフレーズを使ったもの

  expect to ~, decide to ~, need to ~, attempt to ~,
  manage to ~, fail to ~, refuse to ~, afford to ~,
  agree to ~, plan to ~ promise to ~, prepare to ~,
  used to ~, pretend to ~, like to ~, start to ~
  begin to ~, forget to ~, remember to ~
---------------------------

今回は理解しやすいように、itを使った天候表現でその展開表現をご覧ください。

まずは、4つの時制表現を用いた「事実表現」です。

  It rains a lot here.
  (ふだん)当地ではたくさん雨が降る
  It rained.
  (その時)雨が降った
  It will rain.
  (これから)雨が降るでしょう
  It has rained just now.
  (ちょうど)雨が降ったところだ

以下は進行形です。

  It is raining. 現在進行形
  (今)雨が降っている
  It was raining. 過去進行形
  (その時)雨が降っていた
  It will be raining. 未来進行形
  (これから)雨が降り続けるだろう
  It has been raining. 現在完了進行形
  (今までずっと)雨が降り続いていた

次は、助動詞(情緒動詞)を使った「情緒表現」です。

  It may rain.
  (これから)雨が降るかもしれない(推量)
  It might rain.
  (これから)ひょっとして雨が降るかもしれない
  It can rain.
  (これから)雨が降るばずだ(可能性がある)

次は、be動詞系列を使った「情緒表現」です。

  It is likely to rain.
  (これから)雨が降るようだ
  It is unlikely to rain.
  (これから)雨が降りそうにない
  It is going to rain.
  (これから)雨が降りそうだ
  It is beginning to rain.
  (今)雨が降り始めている

最後は、一般動詞系列を使った「情緒表現」です。
4つの時制表現を用いた「事実表現」です。

  It begins to rain.※
  (ふだん)雨が降り始める
  It began to rain.
  (その時)雨が降り始めた
  It will begin to rain.
  (これから)雨が降り始めるでしょう
  It has begun to rain just now.
  (ちょうど)雨が降り始めたところだ

ちなみに、※印をした現在形の表現には違和感があるかもしれません。
現在形は条件文で使われることもあり、If it begins to rain, 「もし雨が降り始めたら」といったふうにも使われます。

あげればキリがありません。

ファンクションフレーズと補語・動詞フレーズとの順列組み合わせで英文が生産されます。
言うまでもありませんが、「ファンクションメソッド」では黒文字にはファンクションフレーズ、そして赤文字で補語・動詞フレーズと二段階のステップを経て英文を生産するのはこの英語発想を身につけるためなのです。

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