どうして日本人だけが英語を話せないのか?この問に答えるのは簡単だ。
それはアメリカの占領政策にあった。彼らは明治時代からの延々と続いてきた五文型理論を始めとする英文読解教育にはまったく手を加えなかった。
英語はとてもシンプルなしくみをしている言語であって、日本人以外は3年、6年でそこそこ英語を話せるのは世界の常識だ。
戦後70年も経過しながら、いつまでアメリカの占領政策に追従し続けるのか、私は理解できない。
赤色に表記したフレーズを何度も繰り返して読みその意味を思い浮かべてください。言葉というものは、「意味ある単位」、つまりフレーズで意味が定着、蓄積するものです。
その後に「自由に英語を話すための最短学習プログラム」に進んでください。これが学校では教えてもらわなかった「英語のしくみ」を身につけるための英語脳構築トレーニングです。
[当ブログは【日常英会話必須基本16動詞HTML版】を購入された方をサポートします]
【対照学習】ができるのが特色です。
これは英語の語彙を有機的にとらえることが可能です。具体的な指示は当ブログ内で行います。
「HTML版動詞フレーズ感覚別表現」
[今日の学習]
今回からgetの動詞フレーズとなります。
「ナニかをゲットする」は、あくまでも日本語の発想。英語の発想ではない.
getの日本語訳は何か?と覚えたところで英文を日本語に訳す場合に、少しは役立つが、Speaking、Listening場面ではほとんど役に立ちません.
get married, get a cold, get a taxi、get a lot of moneyなどと、フレーズをそのままとらえてこそ、英語の発想になります。
get の動詞フレーズ
getの動詞フレーズのパターンは以下の通りです。学習はこの順に進んでいきます。当教材ではこのgetの動詞フレーズだけで,合計259の文例が所収されています。
一部サンプルを公開しています。ぜひご覧ください。
ただし、教材の一部を切り取っているので画面が広がります。
【getの動詞フレーズのパターン】「日常会話必須基本16動詞編HTML版」より
【解説】
getはあらゆる種類の語と結びつくことができる、親和力の強い動詞だ。このことは「getを使いこなせるようになれば、英会話は完璧だ」とか「getを究めたら英語の神髄がつかめる」とか「getですべてのことが話せる」といった本が売られているなどからもわかるだろう。
● getの本質的な意味
getの基本的な意味は、あとに続く語との相関関係によるので一口に説明するのは難しいが、とりあえず、「(Xが)自分のものになる」としておくのが妥当だと思う。
生活の中で「手に入れたい」ものはたくさんある。そんなときに用いられるのがgetで、ある意味で人間の「欲求、所有欲の充足」を満たすのがこの動詞ということになる。
● 他の動詞との意味の違い
(1) getとtakeの意味の違い
getもtakeもいずれも「取る」と覚えていたら大きな間違いを起こす。まずtakeだが、この「取る」は「選択の自由があって、いくつかの中から一つを選び取る」という感じの行為だ。
次にあげた例の(a)のtakeの動詞フレーズはいずれもこの感じの行為だ。例えば、take a taxiでは列車(a train)やバス(a bus)などではなく、taxiを選んで「乗る」という表現となる。またtake thisは買い物などで「これいただきます」というI'll take this.のように使うが、これもあれ(that)、それ(it)よりも選択してthisを選ぶということだ。
一方、getは選択の意思があるなしに関係なく、「自分のものになる」「帰着する」という感じで、行為の終結とか結果の部分でとらえた言い方をする際の動詞だ。
(a) I will take a taxi.
私は(バスではなく)タクシーに乗ります
(b) I will get a taxi.
私は(なんとかして)タクシーに乗ります
(a) I took this.
私はこれを買った
(b) I got this.
私は(なんとかして)これを手に入た、買った
(a) She took a window seat.
彼女は窓側の席に座った、窓側の席を選んだ
(b) She got a window seat.
彼女は窓側の席に座ることができた
以上、ある物を自分の所有する行為にもプロセスがあり、そのプロセスの発端の部分がtakeで、終結がgetと考えていただきたい。上のget a taxiでは、「やっとのことでタクシーに乗れた」ということだ。
(2) get とgiveの意味の違い
次の文は「ミルクをネコにやる」「ミルクを牛から取る」とまったく対照的な意味となる。getが「自分のものにする」「獲得する」という意味とは逆に、giveは「与える」「やる」ということだ。
(a) give milk to the cat
ネコにミルクをやる
(b) get milk from the cow
牛からミルクを手に入れる
(3) getとhaveの意味の違い
have a coldは「風邪をひいている」といった付帯状況を表すのに反して、getは「風邪をひく」とその状態への移行を表す。
(a) have (a) cold
(b) get (a) cold
(4) getとbeの意味の違い
beは「存在」を表し、形容詞(語)で状態を表す。つまり「そんな状態の存在だ」ということになり、be coldは「寒い」ということだ。
一方、getは同じように形容詞(語)で状態を表すが、そういう状態に「なる」と変化・移行を表すことになり、getを使うとそれだけ「動的な」表現ができるというわけだ。
(a) The soup is cold.
スープは冷めてしまっている
(b) The soup is getting cold.
スープは冷める、冷めつつある
(a) It is cold.
寒い
(b) It gets cold.
寒くなる
以下のフレーズでは(1)の(a)が進行形、(2)の(b)が受身形だ。私は先に登場した形容詞と区別して、movingやmarriedなど動詞を変化させたものを形容語と名づけているが、ファンクションメソッドではまったく同じしくみをもったものととらえている。
この場合、beが単なる「存在」を表す一方、beの代わりにgetを使うとそれだけ「~になる」と変化・移行を表すことになる。
(1)
(a) be moving
動いている
(b) get moving
動き始める
(2)
(a) be married
結婚している(結婚状態で存在する)
(b) get married
結婚する(結婚状態に到達する)
ただここでの「~なる」という表現でbecomeを使う人がいるが、これは少し文語的な表現となる。特に会話ではbecomeよりもgetを使う方が英語が堅い感じにならなくていい。
ただし、getはたいていの形容詞と結びつくが、trueという形容詞はget trueとはならないことに注意してください。
become true
「事実になる」「本当になる」
come true
「事実になる」「本当になる」
以上の記事は「サクサク瞬間英作トレーニング16動詞編 PDF版」から引用しています
PDF版より抜粋
HTML版サンプル
HTML版動詞フレーズ感覚別表現サンプル
「日常会話必須基本16動詞編HTML版」に含まれています。
自由に英語を話すための最短学習プログラム 一般動詞フレーズの文の生産
get married | getting married | got married |
① 現在形動詞フレーズ | ② 過去形動詞フレーズ | |
get(s) married | got married | |
③ 原形動詞フレーズ | ④ ing形動詞フレーズ | ⑤ ed形動詞フレーズ |
一般動詞5段活用 | V感覚(動詞) | 彼女に出くわす |
※実際のプログラムを省略しています。ご了承ください。
[1] 現在形動詞フレーズ (現在の事実・習慣を表す)
[2] 過去形動詞フレーズ (過去の一時点の行為)
I got married two years ago.
私、二年前に結婚したよ
[3] 原形動詞フレーズ (頭に思い浮かべたひとまとまりの行為)
I will get married.
私、結婚するつもりよ
I may get married.
私、結婚するかもよ
[4] ing形動詞フレーズ (頭に思い思い浮かべた継続的な行為)
I am afraid of getting married.
私、結婚するのが恐いよ
[5] ed形動詞フレーズ (頭に思い浮かべた過去の行為)
I've already got married.
私、もう結婚しちゃったよ
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