年金

長男が上京、来週から大学２年生になる。
２０歳の迷えるいや悩める青年は、
未だに自分の道を決めかねているようだ。

さて２０歳と言えば、国民年金を支払わなければならない。
書類を提出すると（１年ごとに提出）
１０年間の猶予が認められるそうだが、
息子が学生を終えてから、
猶予分の年金と２重に払うことができるだろうか。
また、遅くなればなるほど利息がつき年金額があがると言う。
いま国民年金は２０歳から６０歳まで払い続けて
現在でもらえる１年間の満額が８０万をきっている。
もらえる額は、月に直すと６万５千円ほどだ。
現在息子が支払う額は月１４５００円程。
４０年払うと総額７００万ほど収めることになる。
６５才から支払いが始まるすれば、
７４才以上にならなければ元はとれない。
年々支払額は上がるが、本当にもらえるかどうか不安になる。
窓口の人も、まるで他人事のように４０年以上も先の話をする。

私達の頃は、大学を卒業して働き始めてから払らってもよかった。
（もちろん支払いが６０才までに４０年に満たなければ、
満額はもらえない）
しかし今は、年金手帳や払い込み表までくる。
これでは、所得がない子どもの年金を
親は大学の授業料を払いつつ払わなければならなくなる。

過去の年金の行方も未だ分からないのに
４５年以上先の子どものために…
随分壮大な計画をたてているものだ。
今我が家では、猶予を使うかどうか思案中である。