東京大森のタイ料理店メーサイ

タイ料理レストランメーサイのオーナー、伊藤盛のブログです。

黄色と赤は共闘するのか?

2011年02月11日 | タイという国
最近はタイに行ってないし、少し疎くなってきている。
疎いというのは、普段タイでの日常生活で会う人たちからの情報。
生のタイ人の実感というやつである。

タイの国の政情を、うちで取ってる東京新聞は比較的紙面を割いてくれる。
で、それを読んでからネットやタイ語学校の先生への質問でタイの事を
知ろうとしている。

で、先日の紙面によると、黄色のシャツ組がアピシットに退陣要求デモをしている、
とのこと。
例のカンボジアとの国境線でのトラブルだ。
遺跡は確かに観光資源として魅力的なのかもしれないが、それ以上に昔から
国境線があやふやである。
新聞には最高幹部の元バンコク都知事のチャムロンが、黄色シャツを仕切っている
リーダーの様に書かれている。
チャムロンといえば、かつてはほぼ現役軍人と言って良い状態のスチンダー首相が
デモの若者を実弾攻撃して射殺したときに徹底抗戦して、王様をひっぱりだした
男。
清廉潔白なイメージが売りの、庶民に人気の実力派である。

へぇぇ・・
すると政府は黄色と赤の両方を相手にしなければならなくなったのね。
赤シャツは13日?に大規模デモの予定らしい。
黄色と赤が合同戦線はったら、確かにアピシットも危ないかもしれない。

黄色の人たちは、カンボジアに対する軍の弱腰を怒っている。
政府が戦わないなら私たちが戦う、だって。一見かっこいいね。
でも、変だよ。

俺の知っているタイの庶民たちは、毎日仕事しなかったら食べていけない。
それを田舎から大挙してバンコクにやってきて、テントはって、寝床作って
仮設シャワーや仮設トイレ作って、食料やドリンク運び込んで長期戦の準備やってって。
どう考えたって、スポンサーが、それも強力なのがいないと出来ないし、
日給でてなければやらないでしょう~、はっきり言って。
俺の知っているタイ人たちが、彼らにとってははるか彼方の国境の事を憂い、
仕事をほっぽって愛国心でバンコクにくる?

そのあたりは、改めて言わなくたって、タイ好きならばイメージ出来ると
思うけど、じゃあ赤シャツはともかくチャムロンさんとそのバックのプレムさん
はとにかくアピシットさんを見限ったということなのかな?

うーん、わからないから明日、タイ語学校の先生(タイに来年帰国、即エリート官僚
コースのお方)に聞いてみよう、そうしよう