海老の話し

先だって、タイに行った時に馴染みの総菜屋の店先に見慣れないモノがあった。

川エビの幼生・・が、少し経って海老の形状になってきたもの・・が、
水槽にぴろぴろ、っと泳いでいる。
シーモンキーみたい。

総菜屋の店先だし、癒し系の金魚鉢とは違うんだろうし、食うんだろうね。
聞いてみると、踊り食いのタイバージョン。
ヤムの味付けでピンピン跳ねてるのを食べるんだそうだ。

「どうだ？うまいぞー。」と店主。

食わなかった。
淡水の生き物を生で食う勇気はない。
なにより驚いたのは、南国タイに生ものを。それも、生きてるやつを
そのまま食べる商売が成り立つようになったって事。

ゴキブリだって、殺すと運が悪くなるから嫌だと言ってた連中の国に・・
何が起こっているんでしょうか。

さぁて歩こう

今日、家族の四十九日を経験しました。
やっと一区切り、さぁて、頑張って歩こうか。

｛とてもとてもくだらないお話｝

疲れ切ったある日曜日。
タイ語学校に向かう途中、まだ早いなと思って公園でパンを食べてました。
ホームレスのおっちゃんらが朝から集まって酒を飲んでいる。
待ち合わせ？に遅れたのか、おっちゃんが一人、
「ごめーん、ごめん。遅れちゃった。」
「遅いよ！まったく！」
彼らにもコミュニティーがあり、ルールがある。

鳩がおこぼれを狙って寄ってくる。
わざとパンくずを落としたりして、ぼぉーっとする。

雀が数羽、寄ってきた。
鳩の軍団の中に、びびらずに遠慮もせずに寄ってくる。

そこへぽんとパンを投げた。
もの凄い反応速度で雀がパンを奪う。
安全な場所まで、素早く飛んでいって食べた。
鳩は右往左往するばかり、興奮して仲間をこずいたりして、
どどどっどぉっと、パンくずに殺到する。

でも、雀にはまったくかなわない。
あんなちっぽけな身体の鳥に、でかい図体の鳩がかなわない。
全てのパンくずを雀に取られて、なおパンくずに殺到して、
でも一つも取れない。

なんだか人生だな。
自分が拾っても、それを馬鹿正直にその場所で食べようとする。
で、他の強い鳩に取られる、あるいは雀に横取りされる。

こんなもんなんだろうね。