くさぶえの道

身辺雑記 思い出の記

5月に入って

2015-05-21 15:39:41 | 参加する
天気が不安定だった四月が過ぎて月が替わると、このところ麗しの五月の名の通りの爽やかな好い日が続いている。気分も一新心躍る季節を迎えたはずなのが、私の身辺は俄かに忙しくなって、もはや好き勝手なことをしてのらくらしてはいられなくなった。すでに始まっていたPC教室に続いて予期せざる自治会役員、それに加えて、前々から開講を待ち望んでいたカルチャースクールのステップアップiPad教室が今月から始まって、月3回通うことになった。前からの二つの同好会を含めると大変なことになりそうだ。

おまけに5月1日に90歳の誕生日を迎える夫が数日前から急に熱を出して寝込んだ。以前から時々繰り返す原因不明の発熱で、うちでは知恵熱と呼んでいるように大抵二、三日でけろっと治るのだが、またかと思いながらも、やはりその都度慌てるし色々面倒が増える。子供たちが二日遅れの卒寿を祝う会を開いてくれると言うのに間に合うかと心配したが、前日にはまるで嘘のように熱も引いて食欲も回復、近くの料理屋で予定通り盛大にお祝いをして貰うことが出来た。お開きには子供や孫5人に向かってお礼のスピーチも好く出来てひと安心。

次はその4日後のこと。十数年続いている私の織仲間の例会で、今年も4人が集まってくれたのだが、夫はまたしも38℃台の発熱で二日間寝込み、夫抜きの昼食会になるところだった。ところが当日になるとまた平熱に戻って何事もなかったようにご機嫌で皆さんからの祝杯を受けた。いつものパターンかと思いながらも、おもてなしの事もあるし、このかん私はずっと気を揉みっぱなしだった。その合間に出席せねばならない会も続いたので相当疲れた。

そしてまた一昨日同じことが繰り返された。いくらケロッと治って健啖ぶりを回復しても、もはやこれは単なる癖では済まされないかもしれない。掛かりつけの診察を仰ぐように強く勧めても、相変わらずおいそれとは言うことをきいてくれない。何遍も知恵熱出して随分賢くなったはずなのに。こんな次第で私の苦労は絶えない。足腰と手指の症状が最近とみに悪くなって、家事が滞りがちな老主婦であっても定年はないのだ。忙しいほうがぼけなくてよいと言う人もいるが、度を過ぎると却って良くないような気がする。

でも幸いPCの方は一人有能な新人が入会したので、その人にバトンタッチして私はひとまず小休止の形になった。食事係の方は、早速周囲のお仲間さん方の援助が頂けると判り、本当に有り難い。何事も案ずるより産むが易しかもしれない。少し気楽に行こう。