高校一年生の孫娘は中学から引き続き、学校の吹奏楽部に属している。持ち場はパーカッション。高校に入ってから初めての発表会があるというので、みなとみらいホールへ息子夫婦と一緒に聴きに行った。ジョイント・コンサートと題して、四つの高校が一緒に行う恒例のものらしい。最初は一校が別々に2,3曲を演奏して、四校それぞれが終わると次に合同で各学年別の演奏があり、最後は三年生の演奏で盛り上げて終わり、という形になっていた。
最近は中高生でも相当なレベルとは知っていたが、それでも所詮は学校のクラブ活動の積りで行ったのだが、予想を遥かに上回るものだった。どの高校の演奏もその素晴らしい出来にまず驚き、部員の数の多さにも驚いた。200人近い出演のあった学校もあり、その迫力は凄い。選曲も随分高度なのではないかと思った。「こうもり序曲」や「JUPITER」があり、連邦ビル爆弾テロの犠牲者に捧げる「暗闇に射す一筋のひかり」というのもあったし、「YMCA」や日本のスポーツ漫画テーマ曲のメドレーなどはとても楽しい演出だった。孫の学校は四校目のいわばトリだったが、最初の「マダムバタフライ」などは、フルオーケストラを聴くような演奏で本当に素晴らしいと思った。夫も‘無いはずの弦楽器の音まで聴こえる気がした’と褒めた。聞けば高校吹奏楽の全国大会で「銅賞」を取ったことがあるそうだ。こんなに上手なのにそれでも銅賞とは、どうしよう!?
何しろ3階席なので顔も余りはっきり見えないくらいだったが、孫はディズニーメドレーでは踊りながらのパーカッションを、ジョイントステージではティンパニーを受け持ってちゃんと仕事をしていた。ステージをこのような上から見るのは壮観だったし、音もよく広がって聞こえるので本当に楽しかった。今の学生達はなんと恵まれていることか、よい時代になったものだと感動すると同時に、金銀に光る美しい楽器を見てちょっと涙が出そうになったのは、敗戦の直後で日本全体がまだ貧しく、全く何も無かった自分の高校時代を思い出したからだ。戦前はピアノが7台もあったという学校だったが、空襲で楽器どころか校舎さえ失い、あちこち転々と間借りをしながら、時には音楽授業は青空教室だったりしたけれど、それでもあの年頃はそれなりに楽しかったな、など昔の思い出にも浸ってしまった。
オリンピックの閉会式は見られなかったが、今日のコンサートがあまりにも好かったので大満足でした。
最近は中高生でも相当なレベルとは知っていたが、それでも所詮は学校のクラブ活動の積りで行ったのだが、予想を遥かに上回るものだった。どの高校の演奏もその素晴らしい出来にまず驚き、部員の数の多さにも驚いた。200人近い出演のあった学校もあり、その迫力は凄い。選曲も随分高度なのではないかと思った。「こうもり序曲」や「JUPITER」があり、連邦ビル爆弾テロの犠牲者に捧げる「暗闇に射す一筋のひかり」というのもあったし、「YMCA」や日本のスポーツ漫画テーマ曲のメドレーなどはとても楽しい演出だった。孫の学校は四校目のいわばトリだったが、最初の「マダムバタフライ」などは、フルオーケストラを聴くような演奏で本当に素晴らしいと思った。夫も‘無いはずの弦楽器の音まで聴こえる気がした’と褒めた。聞けば高校吹奏楽の全国大会で「銅賞」を取ったことがあるそうだ。こんなに上手なのにそれでも銅賞とは、どうしよう!?
何しろ3階席なので顔も余りはっきり見えないくらいだったが、孫はディズニーメドレーでは踊りながらのパーカッションを、ジョイントステージではティンパニーを受け持ってちゃんと仕事をしていた。ステージをこのような上から見るのは壮観だったし、音もよく広がって聞こえるので本当に楽しかった。今の学生達はなんと恵まれていることか、よい時代になったものだと感動すると同時に、金銀に光る美しい楽器を見てちょっと涙が出そうになったのは、敗戦の直後で日本全体がまだ貧しく、全く何も無かった自分の高校時代を思い出したからだ。戦前はピアノが7台もあったという学校だったが、空襲で楽器どころか校舎さえ失い、あちこち転々と間借りをしながら、時には音楽授業は青空教室だったりしたけれど、それでもあの年頃はそれなりに楽しかったな、など昔の思い出にも浸ってしまった。
オリンピックの閉会式は見られなかったが、今日のコンサートがあまりにも好かったので大満足でした。