跳箱

跳び箱でも飛箱でも飛び箱でもとびばこでもいいけどそこはそれ跳箱なんです。体育日和のお供にどうぞ。

カネの匂い

2007-08-06 23:57:46 | コマース
OpenIDのようなおもちゃについては食欲わかないので好事家な方々で好きにいぢってくださいですが、決済プラットフォームに関わるネタとなると俄然食いつきが良くなるのは跳箱がオカネ大好きな俗物だからであります。俗物で悪いか?

さて、つい先日、Privacy Internationalとgoogleが小競り合いしている件で決済市場にgoogleがちょっかい(google checkout)を出しているからであろうと見ていたんですが、ふと気づいたらJupitorResearchがJupiterResearch Finds Younger Consumers Driving Demand for Online Payment Optionsと題して、

According to the study, 48 percent of consumers ages 25 to 34 prefer debit cards for Internet transactions, as compared to only 39 percent of all online consumers. Thirty-four percent of online consumers ages 18 to 24 prefer PayPal or similar services versus 27 percent of all online consumers.

と、若い衆が統計的に有意な規模で新手のオンライン決済に食いつきだしていると発表しています。おおぅ。

道理でYahooがPayPalと組んでYahoo PayPal checkout始める訳だ。自前で決済サービスを立ち上げて垂直統合を狙うgoogleと対照的でこれはこれで面白いと思っていたところ、AmazonもFPSで追いかけるとのことweb2expoでAmazon Web Servicesをプレゼンしていた頃は商品DBの開放に焦点を当てていたけどドロップシッパーと組むより一種のアクワイアラになったほうが手っ取り早く収益源化できると踏んだ、ってことでしょうか?

大手ポータル事業者が軒並み参入してきて一気に騒がしくなってきた感がありますが、これはロジャース大先生(どうでもいいですがMITSUEさん、ちゃんとフルネームで紹介してます、えらいです)言うところのオピニオンリーダー層普及に突入してキャズム越えにチャレンジする段階に達しつつあるって理解してもいいかもしれません。実に面白い。

こうなってくると、googleもPrivacy Internationalにいやらしいちょっかい出してる場合じゃなくなってきそうです。ええ、競合他社とガチでサービス品質を競う必要が出てくるんじゃないかと。となれば以前も触れたように社会インフラとしての利用(というか、利用にあたって顧客が寄せる信頼)に耐えられるきっちりとした実装を整備していかざるを得なくなるんじゃないかと期待する次第。

この辺を乗り越えないとその次のアライアンスの経済(あ、YahooとPay Palはこの次元に突入しつつあるかもしれませんが)に進めないし。

ああ、念の為下らないけど言及しておくとCNETで渡辺氏が言及しているケースはバカバカしいんで、ここで言っているアライアンスの経済とごっちゃにしてほしくないんでそこんとこよろしく。

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