跳箱

跳び箱でも飛箱でも飛び箱でもとびばこでもいいけどそこはそれ跳箱なんです。体育日和のお供にどうぞ。

EdyでCRM、うまくいくかな? その3

2005-07-29 16:07:15 | 収集品
一ヶ月前にサイバードのEdy-Styleって発表されている利用可能店舗数と、サイバードが挙げている実名の利用可能店舗チェーンの店舗数合計にすげーひらきがあるのね?ってエントリを書いたんだけど、渡辺氏が、その後発表されたインデックス(と住友商事と博報堂とGポイント)の類似事業とサイバード(とビットワレット)の事業モデルを比較するエントリを出してたんでピックアップしとくですよ。

渡辺氏のエントリは関連トピックがこぎれいにまとまっていて久々に読みやすくていいんですが最後の予測というか予想というか、

企業間のポイント交換レートを取り扱う小さな市場がもしかしたら出てくるのかもしれない

は、いまいちいただけない。

企業がポイントプログラムをはじめたそもそもの理由は見込み顧客にとって自社が競合者とくらべて比較競争優位を得るための手段として見込み顧客にとっての見かけ上の値引率をより高くする手段として、また顧客の自社での再購入意欲向上手段ひいてはワンオンワンに至るデータベースマーケティングと組み合わせた販売効率向上の手段(要はFSP)として始められたという点を踏まえていなければ思考が迷走すること請け合い。

一方、運用し切れなかったり、会計基準の変更に合わせた引当がきつくなってきたりなんだりかんだりで、こうしたややこしいインセンティブ付与に疑問符が付きつつもあるわけで。

いや、そうはいっても航空会社のマイレージプログラムとか栄えてんじゃねーかという突っ込みもあるかもしれないけど、それって客単価が高くて利用頻度が低くて個人情報を自分で管理しなくちゃいけない業法縛りその他があってといったその業種独特のファンダメンタルがあってのことだったりするんでそれを引き合いに出して一般化して考えるのはあまり賢いやりかたとはいえないだろ。

話を戻すと企業間のポイント交換レートを決定する取引市場を成立させるために必要な条件を満足させることができるか?と問われればひじょーに難しいぜ、となるんで、思いつき(まあ思いつきもしないよりはまし)を思いついたままに書き出してしまうのはいかがなものかと。

とはいえ、最近の渡辺氏のエントリのなかでは一番使えるデキです。

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