珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

初夏の室内楽

2016-07-24 11:23:48 | ライブ
出張先の関西は梅雨が明けて本格的な夏の風情でした。シャーシャーシャーとなくクマゼミの声を聞くと、いかにも西日本の夏という感じがします。特に大木の街路樹まわりは音量十分で、果たして何dB出ていただでしょうか。耳への圧が凄かったです。新幹線で横浜に戻ると確かに涼しく、蝉の声にも勢いがありません。関東の梅雨明けも時間の問題でしょうが、できればスパッと明けてもらいたいです。さて、5月から6月にかけては、オフ会以外にもオーディオ交流(単なる飲み会含む)、ライブなどありましたので、少々巻きを入れて紹介します(汗)。まずはライブからです。

石鎚山登山の翌週の5月20日、仕事帰りに杉並公会堂でのエマニュエル・パユのコンサートに行ってきました。タイトルは「エマニュエル・パユ withフレンズ・オブ・ベルリン」で、公会堂リニューアル10周年の企画です。ベルリンフィルのサントリーホールでの公演の番外ではありますが、パユの演奏を直に聴くいい機会となりました。タイトルからも想像できるようにカジュアルなライブでした。大きな公演が終わり、一段落したような余裕が演奏側に感じられれました。馴染みの曲が取り上げられていたこともあり、こちらも最後までリラックスモードでした。


豊かなフルートと軽やかな弦楽器のアンサンブルを楽しみました。曲目はモーツァルトのフルート四重奏1番、2番の他、ロッシーニやドボルザークの四重奏曲、武満徹のヴォイスなど。モーツァルトでは1番の第2楽章、全編ピッチカートの弦楽器と、哀愁ある旋律をなぞるフルートとの対比が印象的でした。ヴォイスでは時折パユの生声も聴けて、この日、目立った女性客も満足だったでしょう。フレンズ・オブ・ベルリンのメンバーは4人各々国籍が違います。紅一点のヴァイオリンのマヤ・ヴラモヴィッチとヴィオラのホアキン・リケルメ・ガルシアの体格差が、何ともユーモラスでした。

杉並公会堂、実は、今回が初めてです。出張先から戻る高速バスからGRFさんにメールしたところ、全くの偶然ですが、やはり来場されることがわかりました。GRFさんとは休憩時間の1杯と、公会堂すぐ横のイタリアンでの感想戦に、お付き合いさせていただきました。土日のライブも結構ですが、金曜日の夜に生演奏聴いて、お酒飲んで週を締めくくるのも、ありですね。


6月25日は家内と地元のフィリアホールでの、チェコ・フィル室内合奏団のコンサートに出かけました。チェコ・フィルの演奏を聴くのは初めて、というか12名の室内合奏を生で聴くのが初めてです。四重奏の場合、個々の楽器の存在が分かりやすいですが、12名になると同じ楽器を合わせる難しさが出てきます。ヴァイオリンは第1、第2併せて7名、チェロやヴィオラも2名ずつです。来場されていたそねさんが翌日のオフ会で、同じ楽器内の音色が揃っていることに感心されていました。私もオヤジ12名の演奏に、初夏の風のような爽やさを感じました。弦楽器に定評のあるフィリアホールの効果も加わったと思います。


こちらも馴染みの曲が続きました。前半は「G線上のアリア」「主よ、人の望みの喜びよ」「クリスマス協奏曲(コレッリ)」と、バロックの有名曲です。後半は一転、レスピーギ、バルトーク、チャイコフスキーといった19~20世紀に活躍した作曲家の、比較的美しい旋律の曲が並びました。一番素晴らしいと感じたのは、「弦楽セレナード」です。バレンボイムのCD(一応名盤?)を持っているのですが、どうも音がゴチャッとしていて積極的に聴いていませんでした。改めて曲の良さを実感、早速カラヤンやオルフェウス室内管弦楽団のCDを購入しました。残念ながらチェコ・フィルの、この曲のCDは出ていないようです。


レスピーギの「リュートのための古い舞曲とアリア 第3集」は、どこかで聴いたことがあるような、憶えやすい旋律でした。おそらくCMで聴いていたのでしょう。バルトークの「ルーマニア民族舞曲」は元来はピアノ曲です。私は震災前のグリモーのコンサートで知りました。五嶋みどりのアルバム『encore!』にも入っています。曲調がめまぐるしく変化するので、弦楽器だとちょっと忙しいかもしれません。

せっかく指揮者が混ぜようとしている音を、オーディオマニアは分離しようとする、としばしば揶揄されますが、私自身は分離は前提で、その上で一体感を求めてしまいます。特に室内楽はその傾向にあります。初夏の二つライブは、あらためて全体と細部のバランスの大事さを、再認識させてくれました。次回は、初夏のサウンド交流編を紹介します。
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Lotus Rootsさんを訪ねて

2016-07-16 11:51:46 | オフ会
四国遠征の翌週は、日吉にお住いのLotus Rootsさん宅を訪問しました。もう2か月前のイベントですが・・・。Lotus Rootsさんとは、同じウィーンアコースティック仲間で、昨年10月に拙宅にもお越しいただきました。以後、相互交流の話があったのですが、諸事情が重なり2、3度延期になりました。結局、最初の設定から半年遅れでの実現となりました。ご一緒したのはHarubaruさんです。GWのマラソンオフ会で気になっていた出水電器のアイソレーショントランスの自宅試聴を快諾いただきました。ハンドキャリーで1台を持ってきていただいたのですが、結果的には6月半ばに導入済となりました。

慶大があるためか、日吉は街全体が若々しい印象があります。お昼は、その慶大とは反対側の商業地区にある洋食店「プクプク亭」となりました。Harubaruさんと私は迷わずお薦めの特製ハンバーグにしました。途中、バーチ素材のウェルフロートを中年組の高倉健さんが持ってこられました。滞在時間は10分くらいだったでしょうか?近況話の後、東京方面へのオーディオイベントに慌ただしく去って行かれました。日頃のフットワーク溢れる、オーディオ交流が功を奏したのか、健さんは大分スリム化されたようでした。ともあれ、ボードがオフ会に間に合ってよかったです。


川崎市と横浜市の境目にあるお宅までは、荷物も多かったこともありタクシーで移動しました。到着して早速、オーディオ部屋に通していただきました。Lotus Rootsさんは8畳ほどの洋室をオーディオルームに使われています。普段はロードバイク2台が壁に掛けられているのですが(男の城感満載ですね!)は別の部屋へ移動されていました。お部屋の寸法の関係でシステムは短辺配置となっています。私は長辺配置を好む傾向がありますが、お部屋のアスペクト比やSPの奥行を考えるとどうしても短辺配置になりますね。フローリングはむき出しですが、さほどライブ感はありませんでした。


上流の機器です。この日の再生の主役はエソテリックのSACD/CDプレイヤーK-03でした。バーチのウェルフロートボードや新バズケロメソッドの実験が盛り上がり、結局、アナログプレイヤーVICTOR QL-Y5の出番はありませんでした。次の交流では是非、聴かせてください。


アンプ群です。プリアンプはトライゴンの小型アンプSNOW WHITE、パワーアンプはEAR 861です。EARを訪問先で聴くのは初めてかも知れません。球が特殊だったり、球の寿命が短めだったり、使いこなしは大変そうですが、存在感のあるアンプですね。オフ会が伸びた理由の一つがEARのアンプの調子でした。


ウィーンアコースティック使い同志の交流は、昨年秋のデーンちゃんさん訪問以来になります。Lotus Rootsさんのご住所は川崎市ですので、Philewebミーティングin Tokyoでは「川崎のvafan」なんでハンドルネームの話題も出ました(笑)。Beethoven Concert Grandは私のSPの兄貴分に相当します。背と奥行きの違い、何よりウーハー3発に存在感を感じます。Beethoven Concert Grandはその後、SEバージョンが出て、私もショップで試聴しました。上位のクリムトシリーズでの蓄積もつぎ込まれたようで、気になる存在であることは確かです。SPの足元のボードはARTEのSEISIS 65/55です。


電源対策は皆さんやれていますね。私もHarubaru邸でのノイズモニタリングのデモに驚き、意識が高まりました。Lotus Rootsさんは既に中村製作所のアイソレーショントランスを使われていました。Harubaruさんが持ち込んだトランスの出番は不要でしたが、ノイズ感が抑えられた音を聴いての、判断でした。


後半戦は音を磨く、オーディオ実験でした。こちらはHarubaruさんのバーチのウェルフロートボードです。近くで見ると2種類の板が積層されていることが判ります。プレイヤーがぎりぎり上部の天板と干渉するため、急遽アナログプレイヤーを別の場所に退避しての実験となりました。ポン置きでも効果が顕著でした。


話題の新バズケロメソッドの全体観です。前方の黒い受けが防振ゴムで内部にマグネシウムが入っています。Haurubaruさん曰く、これで響きを創るとか。残りの一つはタオックの金属製のスパイク受けで、メカニカル1点アースになっています。1点は固く、残りはソフトにが基本とのことです。文章だとなかなか伝わりにくいですが、実演していただきよく理解できました。それにしても、皆さん、理想の音を求めて弄ってますね。そう言えば、最近はコルクも話題になってます(笑)。


Lotus Rootsさんのお気に入りのCDから主に女性ヴォーカルとクラシックを中心に聴かせていただきました。ここは女性ヴォーカルだけを並べたつもりでしたが、ムターが入ってしまいました(苦笑)。アデルは最新の25です。私は21を持ってますが年齢相応の大人のアデルですね。


シャーリー・ホーンはジャズヴォーカルの大御所ではありませんが、渋いですねぇ。「Yesterday」をかけていただきました。ヴォーカル系は、ほぼ女性ヴォーカルでしたが、ニールヤングのライブが録音の良さもあって会場の雰囲気が出ていました。


Lotus Rootsさんはクラシックも以前から聴かれていました。買った当時は良さが分からなかった盤も、年を重ねて聴けるようになったそうです。ベートーヴェンの弦楽四重奏は依然私には難しいのですが・・・。ベルチャ四重奏団はLotus Rootsさんのお気に入りです。クレーメルのシューベルトの作品集はメロディーが綺麗ですね。これは近々買うつもりです。それぞれの盤には皆さんの思い入れがあります。そのお裾分けをいただけるのが、オフ会の魅力ですね。


SPのメーカー、そして平行配置と、拙宅と共通する点がありますが、印象に残った点を記します。まず心地よかったのはヴォーカルで、さすがに「耳を○○」と表現されるだけのヴォイスを楽しませていただきました。弦よし、ピアノよしでウィーンアコースティックがジャンルを選ばないことを再確認しました。あと、私がウィーンアコースティックのファンであることも・・・(笑)。音には、兄貴分のモデル相応の余裕も感じられました。左右の広がりも、お部屋のコンパクトさの割に出ていると思います。その後、ベルウッドさんの訪問時に、セッティング面の追い込みがあり、上積みがあった模様です。

バーチのウェルフロートボードをK-03の下に敷いた時、3人の顔が緩みました。これはとても分かりやすい変化で、音楽が活き活きします。クラドラスパイアのラックは決して悪くはないはずなのですが、回転系プレイヤーも使いこなしで随分と変わることを実感しました。1曲聴いただけで直ぐに新バズケロメソッドに移行したため、メソッドの効果をじっくり確認することができませんでしたが、その後も素晴らしい音を堪能させていただきました。

オフ会後は感想戦です。初夏の日吉の街に繰り出し、居酒屋「横浜串工房」にて、ビールや黒糖焼酎を片手に談義を楽しみました。開催が延びた分、実のある1日となりましたね。オーディオや音楽の話だけでなく美術の話も出ました。Lotus Rootsさんとの初対面は、昨年のHarubaru邸マラソンオフでした。以後、交流の輪が広がっているようで、私も嬉しく思います。酔った身には、出水電器のアイソレーショントランスのハンドキャリーは少々辛かったですが、まあ、これも音のためです。Lotus Rootsさん、Harubaruさん、濃い1日をどうもありがとうございました。
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サウンド交流in徳島再び~2Hさん、のーてんきさん編~

2016-07-02 10:49:01 | オフ会
いよいよ7月に入りました。このところ本業が忙しくなかなか記事を上げられていませんが、オーディオ交流やライブなどのイベントはコンスタントに入っています。訪問記を中心に遅れた分をアップして、他はまとめてアップします。この6月から7月にかけては、ちょうどサッカーの欧州選手権をWOWOWで楽しんでいます。元来、早起きですので早朝の観戦は苦になりません。ウェールズやアイスランドの意外な躍進もありますが、明日は何と行ってもドイツ-イタリアの列強対決です。世界王者ドイツも、主要大会ではイタリアに苦渋を飲まされてきた過去があります。事実上の決勝戦を楽しみたいと思います。

サウンド交流in徳島の後半、2Hさんとのーてきさん訪問記です。2Hさん宅にお邪魔する前に徳島ラーメンでお昼にしました。やはりご当地ものを食べたくなってしまいます。前回の記事を振り返ると、スープの濃い、薄いを問われて、濃い方を選んで春陽軒となりました。今回は、逆に薄い方の、一福です。


中華そばに豚バラ肉、ネギ、メンマ、さらには卵といった構成は徳島ラーメンに共通していますが、スープには茶、黄、白とあるようです。肉の旨みとまろやかなスープがマッチしていました。徳島ラーメンが、よく、ご飯のおかずになると言われるのがわかります。老舗の味に満足して、午後の部スタートです。


2Hさん宅を訪問するのは、これで3度目になります。最初は高知でした。前回は徳島に引っ越した直後で、10日も経たぬうちの訪問となり、却ってご迷惑だったかも知れません。半年が経過しシステムを追い込まれた模様で、配置も交差法から平行法に変わっていました。マジコのV3を聴いて毎回感じるのが、独特な温かみと適度な引き締まり感です。今回は、更に平行配置による音の広がりが加わり、とても心地良かったです。お昼の後だっただけに睡魔が心配されましたが、2Hさんの巧みな進行で心配無用でした(汗)。引っ越しの度ののセッティングは想像を超えますが、これで一段落でしょうか。


機器構成は変わっていないようでしたが、セッティング変更に伴い配置が変わっています。ケーブルの色も変わっているような・・・(実際は変わっていないそうです)。オーディオデザインのプリアンプの位置、さらには天板外しと、半年の間にもいろいろと弄った跡が窺えます。同じ位置に留まっていられないのが、オーディオファンということですね。


午前の部が名演、名盤シリーズとなり、2Hさんもお昼時点でプログラムを修正した様子でした。挨拶代わりの鬼太鼓座「富嶽百景」からスタートです。一時期Philewebコミュニティでも話題になったフラメンコなど音志向の盤もかけていただきましたが、全般にはヴォーカル、ジャズ、クラシックとオーソドックスな展開でした。名盤・名演という点ではムーティの「聖歌四篇」を知ったのが収獲でした。ベルリンフィルとスウェーデンの合唱団の組み合わせに定評があるようです。カザルスの無伴奏チェロは80年も前の録音ですが、いにしえの名演に触れらえるのもオーディオの魅力だと思います。


女性ヴォーカルでは、ダイアナ・クラール、パトリシア・バーバー、大貫妙子、宇多田ヒカル等、それぞれの個性がよく出ていたと思います。大貫妙子を2Hさん世代の方が聴くとは、不思議でもあり嬉しいですね。昨年、拙宅に2Hさんがお越しになった際にかけたDeep Purpleの「Burn」、こちらでもかけていただきました。高校時代に散々に聴いたアルバムです。ロックでは名盤の部類でしょう。平行法だとロックは大人のロックになってしまいますが、それはそれとして十分聴けますね。電子音満載の「“A”200」もまさかオフ会聴くことになるとは想像もしませんでした。懐かしい!


2Hさん宅の次は、のてーんきさん訪問です。徳島中心部から吉野川上流方面へ遡り、ご実家に向かいました。のーてんきさんとは昨年10月の飲み会でご一緒の予定だったのですが、急にご都合が付かなくなり、今回が初対面となりました。ご実家の力仕事の手伝いが終わり、すっかり解放モードののーてんきさん。最初の音源から、いきなり缶ビールを持ってこられたので、思わず笑ってしまいました。暑かったですしね。皆さんの話を総合すると、のーてんきさんは根っからのオーディオファンではなかったそうですが、四国の面々と交流するうちに機器のグレードが上がっていったとか。

そんなこんなで、機種は異なりますが、チェロのアンプ+ウィルソンのSPの構成はfukuさんと同様です。SPのモデルはSystem 5です。同じメーカーであっても使い手により音が全く異なることは何度も経験していますが、今回も音の個性の差を実感しました。


最上流はリンデマンのSACD/CDプレイヤーD680です。のーてんきさんは、嘗てはvoyage mpdにもトライされていたのですが、変化要因が多くてディスク再生に落ち着いたそうです。リンデマンのプレイヤーは、九州のはやぶさんさん宅以来でしょうか。


のーてんきさんは女性ヴォーカルを中心に聴かれていて、クラシックはまず聴かれません。すぐに寝てしまうそうです。ケリー・スィート、コリン・メイがお気に入りとのことでした。全般に低音がヴォーカルに勝っている印象を持ちましたが、ビールが回ったのかも知れません。


力感ある低音がマッチしていたのはAVの方でした。再生はOPPOのBDプレイヤーです。007/スペクターの冒頭部を見せていただき、ついつい惹き込まれてしまいました。マルチチャンネルによるサラウンド感も加わり、映画館さながらの音と映像を楽しみました。


のーてんきさんのお宅を出て、再度fukuさん宅で映像を楽しんだのは前回の記事の通りです。帰りの高速バスまでの間は、駅近くの居酒屋「ひら井」で感想戦です。徳島の地鶏や徳島餃子をつまみに、四国の濃いオーディオ交流の様子を聞かせていただきました。県によるカラーの違いもありそうですね。今日集まった皆さん、個性も仕事も年齢も音も違います。それでもオーディオや音楽を介して、非日常を一緒に楽しめることは素晴らしいことだと思いながら、神戸方面へ戻りました。fukuさん、2Hさん、のーてんきさん、長時間にわたるお付き合い、ありがとうございました。石鎚山と併せて濃い四国滞在となりました。

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サウンド交流in徳島再び~fukuさん編~

2016-06-23 22:22:07 | オフ会
石鎚山の翌日は徳島でのオフ会でした。徳島前泊でもよかったのですが、高松滞在にして讃岐うどんを楽しむことにしました。左上の写真は石鎚山下山中の休憩ポイントで飲んだ「冷やしあめ湯」です。ショウガの風味にまったりとした甘味で、疲れを癒してくれました。特急いしづち号では車窓から瀬戸内海や讃岐富士を眺め、十分明るいうちに高松入りしました。普段は夜と朝を共にうどんにすることは、まずありませんが、ここは郷に従えです。高松駅前の「めりけんや」「味庄」にしました。丸亀製麺のおかげで、半セルフの仕組みも予習済(笑)。違和感なく讃岐うどんを満喫しました。


高松から徳島までは高速バス利用です。待ち合わせの時間にちょうどいい便がありました。吉野川を渡ると徳島の中心地となります。先の記事でも触れましたが吉野川の源流は石鎚山系にあります。わずか1日で河口まで来たわけですが、実際の水はどれくらいの時間がかるのでしょうか?


半年ぶりの徳島オフ会、今回はfukuさん、2Hさん、のーてんきさんの三軒のハシゴです。9時半に徳島駅でfukuさん、2Hさんと待ち合わせ後、早速fukuさんのお宅へ移動しました。分刻み?のスケジュールでアレンジも大変だったと思われますが、甘えさせていただきました。昨年10月からツィータが変わったそうですが、機器構成、配置は変わっていませんでした。fukuさんのシステムはニアフィールドながら、上方、左右に張り出す音場感が見事です。例によって終始センターポジションで、できる限りの音源を紹介いただきました。予想通り、時間が足りませんでしたね。


今回は名盤・名演シリーズということでクラシックが主軸でした。毎度ながら膨大なコレクション、特にSACDの充実ぶり、を実感します。本音では、棚をじっくり見る時間が欲しかったです。私の好きなシベリウスのヴァイオリン協奏曲は、リビング・ステレオのシリーズからハイフェッツをかけていただきました。オーケストラがやや上方に定位することもあり、前方の客席で聴いているような感覚があります。カーゾンのピアノ協奏曲はエソテリックの再発とアナログ国内盤を聴き比べです。国内盤の素直な音が、余韻を含んだカーゾンの演奏に合っていると思いました。


キレと柔らかさの同居したアナログも健在でした。左の1枚はイントロではファドか何かのマニアックな盤かと思いましたが、途中で久保田早紀と判りました。大ヒットした「異邦人」のポルトガル録音で、3rdアルバム『サウダーデ』に入っています。八神純子の「ポーラ・スター」、大橋純子&もんたよしのり「夏女ソニア」など懐かしい曲が部屋に満ちました。やはりこの時代の邦楽はいい、という結論となりました。レコード数枚で当時の気分に戻れるのは、アナログの楽しさの一つです。生まれる前の2Hさんには強要になったかも知れませんが・・・。


ピュアオーディオの方は、大半がクラシックの名盤でしたが、時折、マニアックな、おそらくfukuさんのお宅でしか聴けない盤も紹介いただきました。徳島オフではよりマニアックな縛りがあると、のーてんきさんがボヤかれてました(笑)。この日は午前中と夕方がfukuさん宅で、昼食後、2Hさん、のーてんきさんをハシゴする段取りでした。夕方の部は私の持ち込み音源を聴いた後は、前回見れなかった映像の部となりました。のーてんきさんのお宅で既にアルコールが入ったこともあり、終始リラックスモード。「ケルティックウーマン」や「久石譲in武道館」を鑑賞させていただきました。


fukuさん、今回も全体のアレンジをしていただきありがとうございました。音場感たっぷりのfukuさんのサウンドも相変わらずで再訪の甲斐がありました。大田区Yさんやそねさんのお部屋と趣は異なりますが、こちらも男の城であることに間違いありません。昼食や2Hさんやのーてんさきん訪問の様子は次の記事でアップします。
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石鎚山

2016-06-11 06:01:28 | その他
GW明けの週末、半年ぶりに四国へ行ってきました。百名山登山とオーディオ訪問カップリング、第4弾です。登った山は西日本最高峰、石鎚山です。昨年10月は悪天候で断念しましたがリベンジが叶いました。5月13日の夜、姫路から新幹線、特急しおかぜとつないで伊予西条に入りしました。これまで多くの山に登ってきましたが、思い入れからどうしても力の入る山があります。利尻岳、鳥海山、燧ケ岳、甲斐駒ケ岳、北岳、水晶岳・・・石鎚山もその一つでした。好天の下、素晴らしい眺望、岩登りのスリル、希少な花、そして眩しい新緑に野鳥のさえずりと、120%満喫してきました。

朝起きると見事な五月晴れ。ホテルの部屋から石鎚山(中央)も遠望できました。登山の起点となるロープウェイ乗り場までは、せとうちバスで移動です。八十八か所の一つ、横峰寺へ向かう人も同乗していました。石鎚山も信仰の山で、白装束姿の方もちらほらと見受けました。


夕方には高松へ移動するため、ロープウェイで時間を買うことにしました。標高差800m以上ですから2時間は短縮できます。昨年の同じ場所からの眺めとは大違いです。ロープウェイを下車後、成就社(お寺)を経ていよいよ登り始めです。


成就社から鞍部に下った後、一気に登り返しました。高度を上ていくとやがて、石鎚山系の山々が見えてきました。お隣の瓶ヶ森も立派な山で、後方の伊予富士へ続く縦走路は、いつかは訪れたいルートです。ちなみに徳島へ流れる吉野川の源流が瓶ヶ森付近にあります。


石鎚山の絶壁が見えてきました。巨大な一枚岩といった迫力があります。新緑や鳥の声に包まれる世界から一転、岩肌と青空の世界へスイッチです。


石鎚山の名物、鎖場です。一の鎖から三の鎖まであり、私は最後の三の鎖だけ選択しました。それぞれ迂回路がありますので、勿論、初心者でも山頂までは辿り着けます。


鎖場は思ったより長く、また垂直壁のためスリル感満載でした。鎖の輪に足を入れて3点確保を意識しながら登ります。日帰りで荷が軽いので助かりました。写真の奥の壁を登り切ると、弥山の頂上となります。


登り始めて2時間、結構いいペースで登りました。弥山の山頂は登山客で賑わっていました。なお西日本最高峰は弥山ではなく、すぐ隣の天狗岳となります。その差はわずか8mです。


弥山から眺めた二ノ森方面です。笹が山肌を埋め、ところどころに樹木が点在するのは、昨年の剣山でも見かけました。四国の高山ならでは光景かも知れません。


この日のハイライト天狗岳です。左側は断崖絶壁で、まさしく天を突く光景です。弥山は人で混んでいたのですぐに天狗岳へ移動することにしました。


天狗岳に向かう途中、目立つピンクのツツジが咲いていました。写真を撮っているとすれ違いの方が解説してくれました。名はアケボノツツジで、見頃は限られているようです。この花を見るがために石鎚山に登る人もいるとか。ラッキーでした。


小ぶりの桜は、イシヅチザクラです。5月半ばにサクラを、それも西日本で見れるのは標高のおかげです。アケボノツツジもイシヅチザクラも個体数が少なく、愛媛県のレッドデータブックにもリストアップされています。ずっと咲き続けて登山客を和ませて欲しいと願います。


西日本最高峰です。山頂でしばし休憩をとり、行動食で昼食をとりました。帰りのバスから逆算すると随分余裕がありましたが、ゆっくり下山することにしました。


帰りは鎖場を回避して下りました。ここから森林帯に入るため絶壁も見納めとなります。あらためて訪れてよかったと思えました。


ブナの新緑が目に優しいです。この光景にひっきりなし聞こえる鳥の囀りが重なります。これだけでも十分贅沢な休日と言えるでしょう。


再びロープウェイ乗り場へ戻ってきました。多少の暑さも加わって何となしに夏の風情も感じられました。瓶ヶ森が見えています。次に四国で登るならば、ここを選びます。ロープウェイは20分毎に出るのですが、伊予西条に向かうバスの本数が限られています。お土産売り場で時間調整して下りました。


石鎚山は想像以上に素晴らしい山でした。周辺の山々含めて人気がある理由がよく分かりました。四国の山は遠い存在でしたが、2年前の氷ノ山登山で石鎚山、剣山を遠望し、是非登ろうと決めていました。月日はかかりましたが、漸く実現できました。両峰とも好天に恵まれたこともあり、いい思い出として残ることでしょう。翌日のオフ会の地、徳島へ一気に向かうこともできましたが、讃岐うどん三昧とするべく高松に泊ることにしました。特急いしづちからの車窓を楽しみ、十分明るいうちに高松入りしました。うどんやオフ会の様子はあらためてアップします。
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