珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

Oさんを訪ねて

2016-08-18 10:46:41 | オフ会
夏休み前の7日、チューバホーンさん、Yさんと一緒に、ユニコーン使いのOさんを訪問してきました。7月初旬のチューバホーンさん宅でのミニオフ会の後、九州料理の「みくに」で話が弾み、盛夏ではありますが、オフ会実施の運びとなりました。Oさんと言えば、自作の印象が強いですね。時折、オークションやブログで、Oさんが絡んだ自作品を見る機会あります。GRFさんのデコラ復活にも一役買われたこと、ご存知の方も多いと思います。チューバホーンさんも、今年に入りOさん製作のDACを導入されました。Oさんが心血を注いだDAC、真空管アンプ、そしてユニコーンの組み合わせ、私もとても楽しみにしていました。

JR高円寺駅で下車し、事前に教えていただいた住所を頼りにご自宅方面へ歩きました。朝の高円寺も新鮮です(笑)。暑いのは確かでしたが道がフラットなので苦にはなりませんでした。車でお越しのチューバホーンさん、Yさんは既に到着されていました。


ご近所のフレンチレストランで昼食をとりました。お店を開いてまだ日数は経っていないようですが、Oさん、時々利用されているそうです。シェフみずからフロアのサービスもされてますが、丁寧な態度にこちらも気分よくなります。私はスズキをいただきました。


昼食後、早速お宅にお邪魔し玄関横のオーディオ部屋へ通していただきました。お部屋は8畳ほどの洋室ですが、背面側に箪笥や自作用の部品棚があるので実質は6畳くらいの空間でしょうか?長辺配置という点では、GRFさんやユニコーさんとも同様です。


上流から紹介します。DACへの信号供給はCDトランスポート/PCオーディオ2系統ありますが、揺るぎない最上位はCEC のベルトドライブ式のTL3Nです。PC再生や他のトランスポートが超えられない壁、安定感があるとのことです。投入された物量の差なかもしれません。


こちらはLinux系のPCでLight MPDによる再生です。音源はネットワーク上のNASですので、拙宅の構成に近いです。拙宅ではCubox(PC)をそのまま使ってますが、筐体に収めてネットワークプレイヤーのように仕立てられています。


続いてDACです。1台目はES9018 DACチップを使ったこちらです。配線が立体的で濃密ですね。折り詰めされたお寿司を連想します。左奥がよく話題に出てくるファインメットトランスです。チューバホーンさんが導入されたDACもES9018使いですが、上背は低かったので、電源部の違いかと思います。


一方、こちらのDACはフィリップスのDACチップTDA1541Aを使っています。フィリップスの音とチューバホーンさんも、Oさんもよく言われます。この辺りの経験値が乏しいので、歯がゆさもあります。音の陰影が表現され、こちらも捨てがたい、そうです。


嘗ては真空管アンプを自作されていたOさんにとって、是枝さんは憧れの存在だったようです。岡山を訪れて音に感動され、10年越しで導入されました。その10年の前にも更に長い蓄積があったはずです。一朝一夕では鳴らないのがオーディオの奥深さだと思います。


訪問先でユニコーンを聴くのは3軒目となります。GRFさん、ユニコーンさん、そしてOさんです。椀方さんのお宅を訪問した際には、まだトラバドール仮置きの状況でした。勿論、3者3様の音でしたが、敢えて分ければ、GRFさんとOさんの音が近かったでしょうか。


クラシックを中心にOさんのコレクションからピックアップいただきました。音楽も勿論楽しませていただきましたが、皆さん、微妙な音の違いに関心あるようで、同じ音源を繰り返し聞く場面が多かったですね。話題?のピリスのピアノソナタ(モーツァルト/幻想曲)では、ドイツの初期盤の鮮度感の良さが、よく分かりました。後発だと音が丸くなるとチューバホーンさんのご感想でした。Yさんが持ち込まれたロストロポーヴィッチのアルペジョーネソナタ(シューベルト)は、リマスタリングによる音の違いにびっくり。後発のリマスタリングで却って音が冴えなくなる例でした。

音の広がり方はGRFさんの和室で聴かせていただいた印象に近かったです。SPまでの距離が短くても、リスニングポジションを選ばないのは、360度無指向性のなせる音場表現でしょうか。サウンド全体にとてもS/N感の良さを感じます。ご自身だけでなく他の方のDACを作られる過程で、デジタル再生の背景ノイズを如何に減らすかに苦心されたことが、音につながっているのだと思いました。鮮度もそうですが、何か透明感のようなものを終始、感じていました。デジタルファイル再生は、途中、まだ追い込む余地をお持ちのようでした。その辺の進展は興味津々です。今後も情報交換をお願いします。


オフが終わって、お車のYさんが帰られた後、残り3人で高円寺にて暑気払いです。初めて入る焼き鳥の「大将」にて談義を続けました。赤羽もそうですが、オジさんしかいなさそうなお店でも、結構若い男女が普通に飲んでいますね。少しいいペースで飲んだのか、酔いが自宅近くまでも残っていました。今年はさそり座の周りがにぎやかです。アンタレスの近くにある明るい星は、火星と土星です。5月の杉並公会堂の後にも同じような光景を東の空に見ました。Oさんをはじめ、チューバんホーンさん、Yさん、真夏のオフ会を、ありがとうございました。秋風が吹く頃(残暑の頃?)の再開を楽しみにしています。
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塩尻、夏山

2016-08-12 09:56:55 | その他
7月の最終週、大学からの山仲間と鉢伏山、鉢盛山へ登ってきました。向かったのは松本の手前、諏訪湖の先の塩尻です。塩尻を挟んで東側に鉢伏山、西側に鉢盛山が位置します。いずれも日本三百名山に入っています。7月30日に高尾駅で集合後、中央高速を北上しました。諏訪湖のSAで昼食を取り、まず鉢伏山に向かいました。麓の温泉宿に一泊して翌日、木曽方面にある鉢盛山を目指しました。北アルプスの大展望は叶いませんでしたが、夏山らしく、青空と入道雲のコントラストが眩しかったです。この時期、関東近郊の山にはとても登る気がしませんが、信州であれば事情が変わります。

登山と言っても鉢伏山の場合、頂上の直下に駐車上があります。散策気分で登ることができます。


鉢伏山自体は八ヶ岳中信高原国定公園の中に含まれます。


駐車場から数分歩いたところで、遠方に美ヶ原が見えてきました。美ヶ原はアルプスの展望台として知られていますが、まだ私は行ったことがありません。


鉢伏山の平たい頂上です。標高1929mです。


山頂付近で鹿に遭遇しました。こちらに気づくと咄嗟に逃げましたが、シャッターチャンスを与えてくれました。バックに塩尻市街が見えます。


浅間山遠望です。塩尻がちょうど長野県の中心にあるので、鉢伏山からは信州や甲斐の名山を眺めることができます。


いかにも夏山といった風情です。この後、宿に戻ってから夕立となりましたが、それも夏らしいですね。


この日の宿は、日本秘湯を守る会にも入っている「薬師平茜宿」でした。信州の牛肉他、郷土料理をすっきりとした冷酒と共に満喫しました。


夕飯後、部屋に戻る途中、塩尻の夜景が見えてきました。雨が上がった後の夜景は、特に綺麗だと教えていただきました。よく見ると空もまだうっすらと明るいです。


翌日は鉢盛山です。以前からの登山ルートが土砂くずれで使えず、新規ルートが開拓されていました。ただし、登山口付近の駐車場のスペースが狭く、入場が制限されています。事前に役場に連絡し、林道のゲートを開ける鍵を入手する必要がありました。


新ルートは急な登りが続きましたが、その分、稜線に出るのも早く、頂上へもあっさり着いてしまいました。標高2446m、700mアップの道のりでした。


頂上の少し先に、展望の効くスペースがありました。すぐお隣の乗鞍岳のピークが見えます。2年前に噴火のあった御岳は、その裾野だけが見えていました。


方向と山容からして、北アルプスの常念岳と思われます。大学1年当時、初めて登った北アルプスの山です。展望を楽しみながら軽い昼を取り、下山することにしました。


下山中、雲がさらに減り、夏山らしさが出てきました。遠方に見えるのは中央アルプスの木曽駒ヶ岳です。同行の友人は、この夏、中央アルプスや南アルプスも計画しているようです。


こちらは塩尻方面です。素朴な光景ではありますが、これに草いきれと夏風が加わります。日常をリセットするには十分です。


今回訪れた山々は地味な存在ですが、晩秋や残雪期にはまた違った風情を楽しめるに違いありません。下山後、波田方面へ移動し温泉で汗を流して帰途につきました。波田はスイカの産地のようで、道路脇に直売所が点在していました。予想通り、戻りの中央高速は大渋滞となりましたが、信州の夏山を楽しんだ代償として受け入れました。一足先の夏休み気分、となりました。
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初夏のオーディオ交流

2016-08-06 15:49:39 | オフ会
梅雨も明けて、横浜方面も連日の猛暑となっています。真空管アンプ派にはつらいところですが、涼しい時間帯に音量控えめで聴くようにしています。さて、5月下旬から7月にかけてのオーディオ交流を振り返ります。この間、拙宅のオーディオ環境にも、少しずつですが変化がありました。
・アンプをラック最上段に移動
・DACの足元にアイソレーショントランスを導入(出水電器製、Harubaruさん仕様)
・プリ管の差し替え(EDさんのご厚意に甘て)
といったところです。アンプをラックから出すと音に力みがなくなり、解放感が出ました。アイソレーショントランスはノイズ感の低減や時間帯による音のばらつき低減に効いているようです。一番、驚いたのがプリ管の変更です。まだエージング中ですが、プリメインアンプながら、何だかプリアンプを交換しているような感覚です。俗に言われる、球ころがしの楽しさの一端を知りました。沼には嵌らないようにしないと・・・。

5月~6月にかけての拙宅オフ会は2件ありました。5月に大田区のYさん、6月にBOさんにお越しいただきました。上記のオーディオ弄りが進行している中での交流でしたが、いかがだったでしょうか?アナログプレーヤーの位置は、左奥のラック上となりました。


5月末のSD05オーナーさんの那須の例会、今回で最後になる、とのことでした。私自身、SD05オーナーではありませんが、ご厚意に甘えて、都合3度参加させていただきました。この日のために別荘を開けていただいた石田さんのご家族の方々に感謝です。一同、輪になって自己紹介する場面がありましたが、あらめて皆様のSD05への想いが伝わってきました。


この日は、T4に組みあわせるサブウーハーのお披露目がありました。Helge Lien Trioの「Take Five」のドラムの音は凄まじかったです。お隣の母屋では、GRFさんによる平行法の実演がありました。セッティングが決まった時と敢えて崩したときの差が、よく分かりました。石田さん所有のタンノイのSPも久しぶりにの音だしにも関わらず、よく鳴っていました。


6月11日はmerryさんのお誘いで、秋葉原のアナログオーディオフェアに行ってきました。ご一緒はHarubaruさん、bionさんでした。一番関心があったのが、フェーズメーションでした。2躯体のフォノアンプEA-1000に、MCカートリッジPP-2000の組み合わせです。いずれも下位機種を有する私には説得力ある差を感じました。デモでかかった森山良子の「中央線あたり」は、是非、アナログレコードで入手したいところです。


この日のもう一つの楽しみが八丁堀でのワインでした。merryさん行きつけのお店tamayaです。以前からお奨めの店として伺っていました、6月の陽の長さを遠目に、4人でオーディオや音楽のこと、フェアの感想戦、など談義を楽しみました。美味しいワインと食事を比較的リーズナブルな値段で味わえるので、次は家内とでも行こうと思っています。


7月2日はチューバホーンさんの整体チェックを受けるために下井草へ。決して姿勢がいいとは言えない私は、日々、歪みが蓄積しているようです。体がすっきりしたところで、2階のオーディオ部屋に通していただきました。やがて近くにお住まいのOさんも合流です。すっかりエージングの進んだOさん製作のDACを通じて、デュプレの珍しいデジタル音源(エルガー/チェロ協奏曲)などを鑑賞しました。


例によって高円寺に繰り出し3人で夕飯としました。向かったのは九州料理の居酒屋「みくに」です。同じ中央線沿線でも阿佐ヶ谷、荻窪、高円寺では街の雰囲気が随分と異なります。飲むなら高円寺でしょうか。安くて美味しいお店が充実しているように思います。名物の鉄板餃子の他、辛子レンコン、明太子など九州ならでは一品に、焼酎を合わせました。


7月の第一週に、岡山のEDさんが出張で東京方面へ来られました。合わせて開催された赤羽飲み会に参加しました。地元のいたちょうさん、ベルウッドさんもご参戦です。ベルウッドさんとは直前のそねさんオフ会で2年ぶりに再会しました。4月の音会でEDさんから購入したプリ管がV40SEに合わないことが判り、一端白紙に戻した後、新しい球を紹介いただきました。冒頭で記した球ころがし、の背景です。秋の音会in岡山では、プリ管の評価結果を報告できることでしょう。EDさんは翌日K&Kさん、Harubaruさんとサウンド交流を楽しまれたようです。出張を上手く利用したオーディオ交流、いいですよね!


ライブにオーディ交流が加わり、いつになく慌ただしい初夏だったと、思います。みなさん、楽しい時間をありがとうございました。
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初夏の室内楽

2016-07-24 11:23:48 | ライブ
出張先の関西は梅雨が明けて本格的な夏の風情でした。シャーシャーシャーとなくクマゼミの声を聞くと、いかにも西日本の夏という感じがします。特に大木の街路樹まわりは音量十分で、果たして何dB出ていただでしょうか。耳への圧が凄かったです。新幹線で横浜に戻ると確かに涼しく、蝉の声にも勢いがありません。関東の梅雨明けも時間の問題でしょうが、できればスパッと明けてもらいたいです。さて、5月から6月にかけては、オフ会以外にもオーディオ交流(単なる飲み会含む)、ライブなどありましたので、少々巻きを入れて紹介します(汗)。まずはライブからです。

石鎚山登山の翌週の5月20日、仕事帰りに杉並公会堂でのエマニュエル・パユのコンサートに行ってきました。タイトルは「エマニュエル・パユ withフレンズ・オブ・ベルリン」で、公会堂リニューアル10周年の企画です。ベルリンフィルのサントリーホールでの公演の番外ではありますが、パユの演奏を直に聴くいい機会となりました。タイトルからも想像できるようにカジュアルなライブでした。大きな公演が終わり、一段落したような余裕が演奏側に感じられれました。馴染みの曲が取り上げられていたこともあり、こちらも最後までリラックスモードでした。


豊かなフルートと軽やかな弦楽器のアンサンブルを楽しみました。曲目はモーツァルトのフルート四重奏1番、2番の他、ロッシーニやドボルザークの四重奏曲、武満徹のヴォイスなど。モーツァルトでは1番の第2楽章、全編ピッチカートの弦楽器と、哀愁ある旋律をなぞるフルートとの対比が印象的でした。ヴォイスでは時折パユの生声も聴けて、この日、目立った女性客も満足だったでしょう。フレンズ・オブ・ベルリンのメンバーは4人各々国籍が違います。紅一点のヴァイオリンのマヤ・ヴラモヴィッチとヴィオラのホアキン・リケルメ・ガルシアの体格差が、何ともユーモラスでした。

杉並公会堂、実は、今回が初めてです。出張先から戻る高速バスからGRFさんにメールしたところ、全くの偶然ですが、やはり来場されることがわかりました。GRFさんとは休憩時間の1杯と、公会堂すぐ横のイタリアンでの感想戦に、お付き合いさせていただきました。土日のライブも結構ですが、金曜日の夜に生演奏聴いて、お酒飲んで週を締めくくるのも、ありですね。


6月25日は家内と地元のフィリアホールでの、チェコ・フィル室内合奏団のコンサートに出かけました。チェコ・フィルの演奏を聴くのは初めて、というか12名の室内合奏を生で聴くのが初めてです。四重奏の場合、個々の楽器の存在が分かりやすいですが、12名になると同じ楽器を合わせる難しさが出てきます。ヴァイオリンは第1、第2併せて7名、チェロやヴィオラも2名ずつです。来場されていたそねさんが翌日のオフ会で、同じ楽器内の音色が揃っていることに感心されていました。私もオヤジ12名の演奏に、初夏の風のような爽やさを感じました。弦楽器に定評のあるフィリアホールの効果も加わったと思います。


こちらも馴染みの曲が続きました。前半は「G線上のアリア」「主よ、人の望みの喜びよ」「クリスマス協奏曲(コレッリ)」と、バロックの有名曲です。後半は一転、レスピーギ、バルトーク、チャイコフスキーといった19~20世紀に活躍した作曲家の、比較的美しい旋律の曲が並びました。一番素晴らしいと感じたのは、「弦楽セレナード」です。バレンボイムのCD(一応名盤?)を持っているのですが、どうも音がゴチャッとしていて積極的に聴いていませんでした。改めて曲の良さを実感、早速カラヤンやオルフェウス室内管弦楽団のCDを購入しました。残念ながらチェコ・フィルの、この曲のCDは出ていないようです。


レスピーギの「リュートのための古い舞曲とアリア 第3集」は、どこかで聴いたことがあるような、憶えやすい旋律でした。おそらくCMで聴いていたのでしょう。バルトークの「ルーマニア民族舞曲」は元来はピアノ曲です。私は震災前のグリモーのコンサートで知りました。五嶋みどりのアルバム『encore!』にも入っています。曲調がめまぐるしく変化するので、弦楽器だとちょっと忙しいかもしれません。

せっかく指揮者が混ぜようとしている音を、オーディオマニアは分離しようとする、としばしば揶揄されますが、私自身は分離は前提で、その上で一体感を求めてしまいます。特に室内楽はその傾向にあります。初夏の二つライブは、あらためて全体と細部のバランスの大事さを、再認識させてくれました。次回は、初夏のサウンド交流編を紹介します。
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Lotus Rootsさんを訪ねて

2016-07-16 11:51:46 | オフ会
四国遠征の翌週は、日吉にお住いのLotus Rootsさん宅を訪問しました。もう2か月前のイベントですが・・・。Lotus Rootsさんとは、同じウィーンアコースティック仲間で、昨年10月に拙宅にもお越しいただきました。以後、相互交流の話があったのですが、諸事情が重なり2、3度延期になりました。結局、最初の設定から半年遅れでの実現となりました。ご一緒したのはHarubaruさんです。GWのマラソンオフ会で気になっていた出水電器のアイソレーショントランスの自宅試聴を快諾いただきました。ハンドキャリーで1台を持ってきていただいたのですが、結果的には6月半ばに導入済となりました。

慶大があるためか、日吉は街全体が若々しい印象があります。お昼は、その慶大とは反対側の商業地区にある洋食店「プクプク亭」となりました。Harubaruさんと私は迷わずお薦めの特製ハンバーグにしました。途中、バーチ素材のウェルフロートを中年組の高倉健さんが持ってこられました。滞在時間は10分くらいだったでしょうか?近況話の後、東京方面へのオーディオイベントに慌ただしく去って行かれました。日頃のフットワーク溢れる、オーディオ交流が功を奏したのか、健さんは大分スリム化されたようでした。ともあれ、ボードがオフ会に間に合ってよかったです。


川崎市と横浜市の境目にあるお宅までは、荷物も多かったこともありタクシーで移動しました。到着して早速、オーディオ部屋に通していただきました。Lotus Rootsさんは8畳ほどの洋室をオーディオルームに使われています。普段はロードバイク2台が壁に掛けられているのですが(男の城感満載ですね!)は別の部屋へ移動されていました。お部屋の寸法の関係でシステムは短辺配置となっています。私は長辺配置を好む傾向がありますが、お部屋のアスペクト比やSPの奥行を考えるとどうしても短辺配置になりますね。フローリングはむき出しですが、さほどライブ感はありませんでした。


上流の機器です。この日の再生の主役はエソテリックのSACD/CDプレイヤーK-03でした。バーチのウェルフロートボードや新バズケロメソッドの実験が盛り上がり、結局、アナログプレイヤーVICTOR QL-Y5の出番はありませんでした。次の交流では是非、聴かせてください。


アンプ群です。プリアンプはトライゴンの小型アンプSNOW WHITE、パワーアンプはEAR 861です。EARを訪問先で聴くのは初めてかも知れません。球が特殊だったり、球の寿命が短めだったり、使いこなしは大変そうですが、存在感のあるアンプですね。オフ会が伸びた理由の一つがEARのアンプの調子でした。


ウィーンアコースティック使い同志の交流は、昨年秋のデーンちゃんさん訪問以来になります。Lotus Rootsさんのご住所は川崎市ですので、Philewebミーティングin Tokyoでは「川崎のvafan」なんでハンドルネームの話題も出ました(笑)。Beethoven Concert Grandは私のSPの兄貴分に相当します。背と奥行きの違い、何よりウーハー3発に存在感を感じます。Beethoven Concert Grandはその後、SEバージョンが出て、私もショップで試聴しました。上位のクリムトシリーズでの蓄積もつぎ込まれたようで、気になる存在であることは確かです。SPの足元のボードはARTEのSEISIS 65/55です。


電源対策は皆さんやれていますね。私もHarubaru邸でのノイズモニタリングのデモに驚き、意識が高まりました。Lotus Rootsさんは既に中村製作所のアイソレーショントランスを使われていました。Harubaruさんが持ち込んだトランスの出番は不要でしたが、ノイズ感が抑えられた音を聴いての、判断でした。


後半戦は音を磨く、オーディオ実験でした。こちらはHarubaruさんのバーチのウェルフロートボードです。近くで見ると2種類の板が積層されていることが判ります。プレイヤーがぎりぎり上部の天板と干渉するため、急遽アナログプレイヤーを別の場所に退避しての実験となりました。ポン置きでも効果が顕著でした。


話題の新バズケロメソッドの全体観です。前方の黒い受けが防振ゴムで内部にマグネシウムが入っています。Haurubaruさん曰く、これで響きを創るとか。残りの一つはタオックの金属製のスパイク受けで、メカニカル1点アースになっています。1点は固く、残りはソフトにが基本とのことです。文章だとなかなか伝わりにくいですが、実演していただきよく理解できました。それにしても、皆さん、理想の音を求めて弄ってますね。そう言えば、最近はコルクも話題になってます(笑)。


Lotus Rootsさんのお気に入りのCDから主に女性ヴォーカルとクラシックを中心に聴かせていただきました。ここは女性ヴォーカルだけを並べたつもりでしたが、ムターが入ってしまいました(苦笑)。アデルは最新の25です。私は21を持ってますが年齢相応の大人のアデルですね。


シャーリー・ホーンはジャズヴォーカルの大御所ではありませんが、渋いですねぇ。「Yesterday」をかけていただきました。ヴォーカル系は、ほぼ女性ヴォーカルでしたが、ニールヤングのライブが録音の良さもあって会場の雰囲気が出ていました。


Lotus Rootsさんはクラシックも以前から聴かれていました。買った当時は良さが分からなかった盤も、年を重ねて聴けるようになったそうです。ベートーヴェンの弦楽四重奏は依然私には難しいのですが・・・。ベルチャ四重奏団はLotus Rootsさんのお気に入りです。クレーメルのシューベルトの作品集はメロディーが綺麗ですね。これは近々買うつもりです。それぞれの盤には皆さんの思い入れがあります。そのお裾分けをいただけるのが、オフ会の魅力ですね。


SPのメーカー、そして平行配置と、拙宅と共通する点がありますが、印象に残った点を記します。まず心地よかったのはヴォーカルで、さすがに「耳を○○」と表現されるだけのヴォイスを楽しませていただきました。弦よし、ピアノよしでウィーンアコースティックがジャンルを選ばないことを再確認しました。あと、私がウィーンアコースティックのファンであることも・・・(笑)。音には、兄貴分のモデル相応の余裕も感じられました。左右の広がりも、お部屋のコンパクトさの割に出ていると思います。その後、ベルウッドさんの訪問時に、セッティング面の追い込みがあり、上積みがあった模様です。

バーチのウェルフロートボードをK-03の下に敷いた時、3人の顔が緩みました。これはとても分かりやすい変化で、音楽が活き活きします。クラドラスパイアのラックは決して悪くはないはずなのですが、回転系プレイヤーも使いこなしで随分と変わることを実感しました。1曲聴いただけで直ぐに新バズケロメソッドに移行したため、メソッドの効果をじっくり確認することができませんでしたが、その後も素晴らしい音を堪能させていただきました。

オフ会後は感想戦です。初夏の日吉の街に繰り出し、居酒屋「横浜串工房」にて、ビールや黒糖焼酎を片手に談義を楽しみました。開催が延びた分、実のある1日となりましたね。オーディオや音楽の話だけでなく美術の話も出ました。Lotus Rootsさんとの初対面は、昨年のHarubaru邸マラソンオフでした。以後、交流の輪が広がっているようで、私も嬉しく思います。酔った身には、出水電器のアイソレーショントランスのハンドキャリーは少々辛かったですが、まあ、これも音のためです。Lotus Rootsさん、Harubaruさん、濃い1日をどうもありがとうございました。
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