珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

日本に戻りました

2010-09-28 21:42:13 | その他
しばらく日本を離れていましたが、ようやく戻ってきました。ニュースで日本も急に涼しくなったと聞いていましたが、そのことを成田で実感しました。出発前の猛暑続きが少々懐かしいです。

長時間のフライトになると機内での過ごし方も人それぞれかと思います。PCの電源もあるので仕事もできるのですが、できれば事前に済ませてリラックスしたいです。映画もいいですがやはり私の場合は音楽です。今回はiPodを持ち込みましたが、機内の鑑賞環境が結構充実していて殆ど出番がありませんでした。様々なジャンルのアルバムがデジタルファイル化されていてメニューで選べるようになっていました。所詮機内です。ファイル形式がWAVかなどと細かいことは気にせず、ジャンルを超えて楽しみました。


ブリュッセルはすっかり秋になっていました。事前に涼しいことはブログで知っていましたがやはり欧州の秋は早いです。こちらは最高裁判所前の広場からの眺めです。右の高層ビルのすぐ左にある尖った塔(白)がグランプラスの市庁舎です。ここからは坂を適当に降りていっても大抵グランプラスにたどり着けます。


グランプラスは夕方から夜にかけての雰囲気が好きですが、晴天に映える市庁舎もなかなかです。今回は日程的余裕がなくベルギービール三昧とはなりませんでした。


欧州の後は一転、赤道と大西洋を越えて南米です。写真を見てどこの街だか当てられる方はブラジル通でしょう。



正解はサルバドール(バイーア)です。ポルトガルが南米に進出した当初に栄えた街で世界遺産にも登録されています。歌手では Gal Costa の出身地です。季節的には初春ですが雰囲気はすっかり初夏。ビーチではサッカーや海水浴を楽しんでいる人も多く、またホテルのBGMはボサノバと、ブラジルらしさで溢れていました。通貨レアルの価値が上がっているのか、思ったより物価は高かったです。ワールドカップに五輪・・・国の勢いを感じます。


涼しくなった日本では、落ち着いてオーディオの秋といきたいとことろです。
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サブシステム、セッティング

2010-09-15 23:30:31 | オーディオ
最近スピーカーのセッティングを見直しています。今まで内振りにしていましたが、フラットセッティングで様子を見ます。フラットにすると中央が希薄になるなどとも言われますが、配置を工夫することで十分エネルギーを確保できそうです。写真は最近のサブシステムの様子(書斎)です。書斎は横長のスペースで奥行きが無いのですが、ALR/Jordan の Classic 1 を、奥行きの1/3の位置まで出しました。音に躍動感が出てきてました。


こちらは今年の1月頃の同じ場所の様子です。Classic 1 の低音を補うつもりで壁につけていました。内振りにしていたことも分かるかと思います。その後、周囲の本棚の配置も見直し、視聴ポイントをできる限り後ろに下げました。


最近出されたオーディオ教本でフラットセッティングを推奨しているものを2冊見つけました。フラットセッティングにしてかつ、部屋の中のベストポジションを探るアプローチです。最後はmm単位でのスイートスポット探しになるようです。

明日から仕事でしばらく日本を離れます。日本に戻って来たら Classic 1 をメインシステムにつないで、ベストポジションを探ってみようと思います。その頃にはすっかり涼しくなっていることでしょう。
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1990年代、ギター三昧

2010-09-09 05:50:44 | フュージョン/Instrumental
90年代の半ばから後半にかけて購入したギターアルバムを3枚紹介します。これらアルバムは購入してしばらく経ちますが、今でも棚から取り出しては聴いています。南米、北米、日本と弾き手の活動地域も、作風も異なりますが、それぞれに味わいがあるのです。

最初に紹介するのはアルゼンチンのギタリスト Luis Salinas です。ステレオサウンドかステレオかは忘れましたが、その作品レヴューで知って購入しました。最近はオーディオ誌よりネットで検索することが主体ですが、当時は作品レビューが貴重な情報源でした。陽気なイメージの南米とは裏腹に全体を通じて哀愁が漂う作品です。ブラジルで言うサウダージ、韓国で言う恨といった感じでしょうか?エレキギターの音色にも、そして一部の曲で聴ける Salinas 自身の歌声にもそれを感じます。曲では3曲目の Funky Tango が特に気に入っています。


2枚目はイギリス出身で北米で活動していた Peter White の Caravan of Dreams です。こちらは一転して爽やかなアコースティックギターの世界に浸れます。ジャンルはスムースジャズです。北米、それもカナダの森林のイメージ、樹木で例えれば白樺のイメージですね。この作品の5曲目 Just Aonther Day では私の好きな女性ヴォーカリスト Basia の声も聴けます。Basia の涼やかな声と Peter White のアコギの響きが実に合います。やはりスムースジャズ系のギタリスト Marc Antoine とのコラボ Cafe Mystique も緊迫感が心地よい1曲です。


最後は日本のギターデュオ、マリオネットのポルトガル幻想です。写真を見ていただければわかるように、正確にはポルトガルギター(湯浅隆)とマンドリン(吉田剛士)のデュオです。このアルバムを知った経緯はもう忘れてしまいましたが、多分、CDショップで見つけて買ったものでしょう。ポルトガルと言えばファドを連想しますが、この作品もファドが持つ哀愁、あるいは懐かしさに通じるものがあります。ほとんどの曲がオリジナルという事も素晴らしいです。12曲目のドライブ・アローンは小気味良い曲で iPod にも入れています。余談ですがアルバムの冊子ではゴンチチ松村さんとの対談も楽しめます。


紹介したアーティスト3組は決してメジャーではありませんが、それなりに支持されているからでしょう、アマゾンでも今現在購入可能です。今後は棚から取り出すというより、SSDから取り出すことになりますが、思い出してはこれらの作品を聴くことに変わりはないでしょう。
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OCTAVE V40SE 半年経過

2010-09-02 05:26:31 | オーディオ
早いものでブログを初めて半年になります。その当時購入した OCTAVE V40SE もすっかりメインシステムの一員になりました。まだローンが半分残っていますが、これまで所有したアンプと次元の異なる音を聴く度に、一歩踏み出して良かったと感じています。


真空管アンプを所有するのは今回が初めてです。ただし、真空管アンプであることをほとんど意識しないで使っています。写真のようにフードをつけて使用しているので、灯りを眺めながらまったりとすることもありません。真空管アンプというとこってりとした音という先入観がありますが、むしろこのアンプはその逆ですっきりとしたサウンドが心地よいです。当然、単体DAC の D-07 やスピーカーのBeethoven Baby Grand の影響も混ざっていますが、サウンド全体に涼しげな印象があります。


予想外に真空管の調整にしてもほとんど手間がかかっていません。バイアス調整という意味すら知らずに真空管アンプの購入を決めたわけですが、実際バイアス調整で苦労したことはありません。こちらの写真はバイアス調整モードにおける表示パネルの様子です。現在 使用している EL34 の場合、黄緑とオレンジの色が点灯する状態であればOKです。ずれている場合は、パネル下方にある4つの小穴にドライバーを差して調整します。購入後1ヶ月程度はバイアス調整が必要でしたが、その後は全くやらずに済んでいます。


こちらはオプションの強化電源 Black Box です。これは試聴時につけた場合とつけない場合を比較して、結局購入を決めました。曲にも依存しますが、よく言われる”腰の入った”、”腰の据わった”音になります。音の弾力感が増し、ヴォーカルの実在感が増します。演奏はメリハリを、声はできるだけ柔らかく、を意識していますのでこれも必須のアイテムと言えます。


1年間も経たない間にスピーカー、単体DAC、アンプをグレードアップしてきました。改めて感じるのはアンプと他の機器のバランスです。アンプに供給するアナログ信号の質次第で音はいくらでも変わります。上流の質が落ちればはっきり音の質が落ちることをこのアンプで実感することもできました。やはりソース、アンプ、スピーカーの三位一体だなと思います。投資は一段落ですが一方で次のステップの構想は膨らむばかり・・・。もっと音楽に専念したいのですが、オーディオは切が無いですね。まあ構想するのはタダですので、あれこれ考えています。
コメント (6)
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