珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

にらさんを迎えて

2024-09-23 10:53:08 | オフ会
暑さ寒さも彼岸までと言われますが、確かにこのところ最高気温が30℃を下回る日が増えてきました。朝方もこれまでとは明らかに異なる涼しさです。3連休の初日、21日は蒸し暑さが盛り返した日でしたが、6年ぶりに、高崎からにらさんが、お越しになりました。にらさんのお宅は昨年末に訪問しています。飲み会等でもお会いしているので、久しぶり感はありません。秋のオフ会が始まり出す時期が、ちょうどオーディオシーズンの始まりです。というわけで、この日が私にとってのオーディオシーズンの開幕日となりました。

前回の写真を見ると、その後のシステムの変化の大きさを実感します。アナログ系の上流は、実は変わっておらず、デジタルが大きく変わりました。プリアンプが加わり、DAC、PCトランスポートが一新され、かつ機器やラックの振動対策も入っています。SPの足元を見直し、床のカーペットも取り去りました。というわけで、オーディオをやられている方であれば、かなりの変化を感じられると想像しました。一方で、音楽を愛される、にらさんです。音もさることながら、音楽を楽しんでいただきたい、という気持ちもありました。


前回の日記にもありますが、にらさんのオフ会は短期集中型です。あまり曲を詰め込まずに、ゆったり聴いていただくのが良かったのですが、つい選曲に走った点は、反省せねばなりません。洋楽系から入ってソウル、ジャズ、フュージョン系、休憩後、邦楽の流れで組んでみました。途中、クラシックは?と言われて、ハッとして3曲ほどかけさせていただきました。にらさんとのオフ会で、あまりクラシックのイメージが無かったもので・・・。にらさんからは、ステファン・グラッペリの1993年のセッションを紹介いただきました。

前回からデジタルがMFPCとなり、かつPCの更新、Analyzed形式のファイル再生となり、情報量の違いが顕著だったようです。特に『エラ&ルイ』の「ヴァーモントの月」はなかなか鮮度があったようで、選んだ甲斐がありました。細部の音までをピックアップする、高級アナログカートリッジの様といった話もありました。情報量先行だけでは、聴くのに疲れてしまいます。3時間超という、にらさんにとっての長丁場でしたが、飽きずに楽しまれたご様子でホッとしました。ジャンル、時代を振ったのが、結果的に功を奏したのかも知れません。

オフ会の締めはアナログです。ここからはお気楽モードではありますが、前回とプレイヤー、カートリッジ、フォノイコは全く変わっていません。従って、出音の差分は、そのままデジタル以外の部分での進展となります。というわけで、ホスト側としては気になっていた部分です。シャーデー、ロバータ・フラック、ユーミン、高田みづえをかけさせていただきました。中でもロバータ・フラックの「やさしく歌って」が好印象だったようです。デジタル以外での進歩分が伝わったようであれば幸いです。


にらさんが持ち込まれたシングル盤、サディスティックス・ミカ・バンドの「タイムマシンにお願い」です。昨今のシティ・ポップスブームで、値が上がっているとのことです。私も好きな曲なのですが、アナログ、デジタル共に音源が手元ありません。メインシステムで聴ける機会をいただき、感謝です。実際に聴いてみて、上手く鳴らすの難しい印象を持ちました。まずは、デジタル音源から探してみようと思います。今回、諸事情により再生できなかったグレース・マーヤのライブの2曲と併せて、宿題とさせていただきます。


にらさんは、昨年の訪問時にSPをムジークのブックシェルフに変更されていましたが、その後、同じムジークのトールボーイ型に入れ替えました。音作りの方向を従来のオーディオ寄りから、モニター寄りに変えているそうです。拙宅の音はオーディオ志向ですから、にらさんにとって引き戻す方向に聴こえたのかも知れません。それでも、音の方向性は、オーナーが決めるものです。にらさんの今後の、音作りに注目していますし、一段落したら、また聴かせて下さい。赤城山とセットで参りたいと思います。にらさん、久しぶりのご来訪、お疲れ様でした。
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編笠山・権現岳

2024-09-15 08:59:29 | その他
9月の最初の週末、メンバー3名で八ヶ岳の編笠山と権現岳に登ってきました。まだまだ、残暑の厳しい横浜方面ですが、標高2500mを超える山々であれば、少しは涼めるだろうという期待がありました。小淵沢駅で集合後、登山口である観音平に入り、まずは編笠山を目指しました。編笠山に登るのは、今回で2回目です。前回は日帰りピストンでしたが、今回は1泊2日コースで、権現岳がメインです。権現岳は山梨に行った際に、その姿をあちらこちらから眺めるのみでしたが、初登頂となりました。

この時期の山は季節を先取りできます。既にススキの花ががあちらこちら咲いていました。都心からの移動もあって登り始めが遅かったので、先を急ぎます。


標高2524mの編笠山の山頂に到着です。頂上直下で不覚にも足を吊ったのは、反省点でした。今年の夏はあまり登り込みができていませんでした。


編笠山を下った先に、この日の宿、青年小屋があります。水汲みを済ませた後、缶ビールで乾杯としました。晴れ間も広がり、翌日登る権現岳も姿を現しました。


青年小屋は別名「遠い飲み屋」と呼ばれていて、食事とお酒が充実していました。特に夕飯でいただいた豚汁が、美味しかったです。山梨ですからデザートのブドウ類も充実、そして最後は日本酒です。こちらでは、小屋のオーナーのお眼鏡にかかった各地の日本酒が楽しめます。私は秋田の「雪の茅舎」にしました。コップになみなみ注いでいただき、ありがとうございました。オーナー(エベレスト登頂、山岳ガイド)、スタッフ、パトロール、常連さんを囲む歓談の輪に、我々も入れていただきました。


翌日、天気は更に良くなりました。青年小屋から一気に高度上げ権現岳を目指します。振り返ると編笠山を見下ろせるようになりました。名前の通りの山容です。遠景は南アルプスです。


森林限界を越え、アルペンムードが漂ってきました。この付近には、旧武田軍ののろし場もありました。確かに眼下に、小淵沢から諏訪湖に続く盆地を見下ろせます。


今回のメイン、権現岳が見えてきました。岩場が出てきたので、途中でヘルメットを装着し、落石に備えました。ここまで来れば頂上は近いです。


この日の後半、天気の崩れが予想されましたが、崩れる時間帯が後ろにずれたようです。阿弥陀岳の向こうに、北八ヶ岳の名峰、蓼科山が見えています。


標高2715mの権現岳のピークに到着です。この道標は正確にはピークではなく、ザックを置いて登ってきました。


なかなか八ヶ岳の盟主、赤岳の頂上が見えなかったのですが、下山間際にしっかりと見ることができました。赤岳と阿弥陀岳を結ぶ稜線の向こうには、横岳、さらには硫黄岳が覗いています。1時間もしないうちに、雲が湧いてきましたので、早めの行動が功を奏したと言えます。下山後、小淵沢インター近くの「延命の湯」で汗を流し、小淵沢駅で散会となりました。今年の夏はアルプスに行く機会がありませんでしたが、遅い夏山を満喫することができました。ありがとうございました。


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夏の終わり

2024-08-25 21:56:52 | オーディオ
オリンピック、夏の甲子園が終わり、8月も残り1週となりました。お盆休みは完全オフで、いいリフレッシュとなりました。横浜方面は、依然暑い日が続いていますが、暑さのピーク少し過ぎたような印象です。夜中に冷房付けずに済む日が、徐々に増えつつあります。オーディオの方も、夜間に短時間聴く程度ですが、頻度が上がってきました。久しぶりに聴くと、同じシステムであっても、音に違和感を感ずるものですが、ようやく慣れてきました。オーディオシーズンの開幕までは、あと少しです。

近所の農園での「浜なし」の購入は、本日でこの夏2回目となりました。今年は収穫が遅めで、8月上旬は販売開始からすぐに売り切れる状況でした。知名度が上がったこともあり、最近は予約する方も多いようです。その分、農園での直売りの量は減ります。実際、開始30分も経たないうちに、売り切れという痛い目にもあったことがあります。そんなわけで、地元の利を生かして、販売開始の15分前から並び、ようやく調達した次第です。瑞々しい「浜なし」いただくことで、いつもの夏を実感します。


中島みゆきのCDは今一つ、音が良くない印象が先行していますが、先日ヤフオクで入手したこちらの盤は、購入して正解でした。『私の声が聞こえますか』は1976年のデビューアルバムです。専らレコードで聴いてきたのですが、Analyzed形式ファイルをMFPCで聴くと、細かいニュアンスまで表現されて、ドキっとしてしまいました。レコードの方が若い声に聞こえますが、デジタルには落ち着き、しっとり感があります。70年代のアナログしかなかった時代の盤のCDは、いろいろな発見がありそうです。

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大山トレーニング

2024-08-13 10:12:38 | その他
パリ五輪も終わってみれば、あっという間でしたね。なでしこの準々決勝と柔道の団体戦をハシゴして見終わったのが午前3時近かったかと思います。モヤモヤが残る中、8月4日、地元の大山に夏山トレーニングに行ってきました。大山は昨夏のトレーニング登山以来、1年ぶりです。今年の夏はアルプスには行かないのですが、秋に高妻山を控えています。月1回程度のトレーニング登山をやって望みたいと考えています。今回は、少々さぼってヤビツ峠から登りました。標高の761mからの、約500mの登りです。

秦野から神奈中バスでヤビツ峠に向かいます。バスを降りた際の第一印象は、「涼しい」です。温度計を見たわけではありませんが、体感では30℃を切っているように思いました。ヤビツ峠は、大山と丹沢の拠点となっています。


高度を上げると、丹沢の山塊が見えてきました。いかにも夏の丹沢といった風情です。夏場の低山は、とても暑くて登れませんが、丹沢、大山クラスまで標高を上げると涼しくなります。これを避暑と呼ぶかどうかはともかく・・・。


2本(休憩1回)で山頂に到着です。あっさり着いてしまい、拍子抜けの感がありました。


山頂には温度計が設置されていました。何と23℃です。この日は伊勢原で熱中症警戒アラートが出てましたので、驚きの気温差です。帰りのルートは様々考えられましたが、結局、日向薬師に出ることにしました。下れば下るほど気温が上がることを実感しながら下山しました。日向薬師でのバスの接続が悪く、バス停近くのコーヒー店でソイジェラートとコーヒーを頼んで長居させていただきました。夏山トレーニング、次回は表尾根から塔ノ岳に行って、大倉尾根を下ろうかと思案しています。


番外編ですが、6月に帯広方面に登山で行ってきました。然別湖近くの東ヌプカウシヌプリと白雲山です。当時は仕事が忙しくアップ出来ていませんでした。帯広は、2019年の朝ドラ「なつぞら」の舞台となっていました。ドラマにも出てきた菓子店「柳月」にも寄りました。北海道で食べるソフトクリームが美味しいのは、気のせいではありませんね。帯広と言えば、豚丼も外せません。いくつかのお店を探したのですが、時間帯が合わず、何とか1軒もぐりこむとができました。


横浜は、依然、暑い日々です。皆様もお気をつけ下さい。
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旧Philewebコミュニティの集い

2024-07-31 21:28:33 | その他
7月27日は、旧Philewebコミュニティのメンバーで飲み会がありました。例年は秋に行っていましたが、今年は東京インターナショナルオーディオショウが7月開催となり、この時期となりました。場所は西銀座の「上海湯包小館」 でした。名古屋から参加されたKYLYN(キリン)さん含めて8名の集いとなりました。この会、早くも11年目に突入です。コミュニティそのものは無くなりましたが、SNSでつながっていればいつでも会えます。楽しい一時を過ごせました。取り仕切っていただいた、いたちょうさん、ありがとうございました。


当日、オーディオショウに参加された方、されなかった方は分かれたようです。私もすっかりオーディオショウはご無沙汰しており、コロナ前の2019年が最後です。参加された方によると、想像通り年配の方が多く、若い方は少なかったようです。昨今の機器の高騰もあり、オーディオは、誰もが手の届く趣味とは言い難い状況となりました。音楽は世代を超えて愛されているだけに、残念な状況です。このまま進むとシュリンクは必至です。風穴をあけるような動きが出てくるといいのですが。

話は前後しますが、同じくphilwebつながりのmerryさんと、久しぶりにご一緒する機会がありました。7月3日、東京へお越しのタイミングでお声かけいただきました。向かったのは茅場町のワインのお店「かめじま商店」です。中年組の高倉健さんもご一緒でした。merryさんとは、10年を超える付き合いになります。清水の魚の惜しい居酒屋、神戸での会食、相互訪問などが懐かしく思い出されます。当時からオーディオの規模は縮小されたものの、現在も継続されているそうです。機を見て相互訪問できればと思います。


という訳で、philewebつながりで始まり、終わった7月でした。
コメント (2)
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