さて、この日はよく食べた・・・食い倒れて帰るのも良し・・・だったんだけど、
さすがに勿体無い気がして、思い切って永平寺で散歩でもするか!<罰当たり>と思いついたまま行動に。
生まれて初めての永平寺。
言わずと知れた曹洞宗の大本山。開山は道元禅師。
曹洞宗に興味のあるかた・・・こちらのサイトへ。→http://www.sotozen-net.or.jp/
500円を納めて・・・・このストイックなお寺の内部を観る、感じることが出来るなら安いもの。<罰当たり
参拝券を修行中のお坊サマに渡し、いざ!
まずは大広間に促され、そこでこのお寺の説明を受けます。
こうして見ると、かなり大きく見える。
実際、一部分を歩いてみて・・・そりゃもう広かったけどね。
一通り、説明を受けると、参拝順路通り、自由に参拝できます。
階段を上ると、とても美しい傘松閣の絵天井の間に。
これらの中に、 「鯉」「唐獅子」「栗鼠」があるらしいのですが、この3種類の絵をみつけてじっくり願うと恋や願い事が叶うらしい!
ごめんなさい、探そうともしませんでした。
階段が多いです。当たり前・・山寺なんだから。
緩やかですが、じわじわ太ももにきます。
あと、借り物のスリッパの裏は滑り止め付き。
こんなによく磨かれた床だと危険ですからね。
あれよあれよと山門へ。
こちらの山門、修行僧が入門するとき、そして一通りの修行を終えたときのみ出入り可能。
とても厳粛な門であります。
山門の全貌はこちらへ
こちら上の画像にあるのが「吉祥額」といわれるもの。
諸仏如来大功徳
諸吉祥中最無上
諸仏倶来入此処
是故此地最吉祥
両端の柱には「聯(れん)」という細長い札がかけてあります。
「家庭厳峻不容陸老従真門入」
「鎖鑰放閑遮莫善財進一歩来」
この「聯」に書かれた言葉は、修行僧に向けての言葉で、この山での厳しい修行の覚悟をうながす為のもの。
「ここでの生活は大変厳しい。いくら頭のよい陸老(中国宋代の役人で、名誉や財産の喩え)の人物でも、そう簡単には入門を許さない。
しかし、本気で身体ごとぶつかって、修行に励もうと思っている者は、いつでも入ってくるがよい。」
と言う意味だそうです。(※関連サイトより抜粋)
山門には立派な四天王が睨みをきかせていらっしゃる。
なかなか煌びやかなお衣装。
さて・・・歩を進めましょう。山門から順路通りに上ります。
上 仏殿(ぶつでん)
下 法堂(はっとう)
廊下から外を眺めると、石段やら門やら・・・と、このお寺のスケール感を感じます。
承陽殿の香炉
こちら大庫院(台所)の前にある大すりこぎ。
三回触ると、料理上手になるとか?
この日はそこそこ寒かったです。
風も吹き、ダウンを着込んでいて丁度でした。
その中で修行僧の方たちは裸足+草履でした。
永平寺、満喫しました。
その粛々とした庭の趣にじわっと感動しました。
最後、庭の大きな杉のパワーを頂き、お寺をあとにしました!
またいつか、年を重ねてから訪れたいですね。
其の五へ続く・・・・・