乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

11;『観世流百番集』「弱法師」(『摂州合邦辻』比較)「石橋」「天鼓」「高砂」『続百番集』「枕慈童」

2011-01-29 | 観世流(続)百番集、日本古典文学大系(謡曲)、能楽関係本





 2011年 11冊目



  『観世流百番集』から  「弱法師」「石橋」「天鼓」「高砂」

  『続観世流百番集』から 「枕慈童」

   



 観世左近 著

 檜書店

 『観世流百番集』
  昭和50年4月 5日 第1版発行
  昭和50年4月21日 第21版発行



 昨晩夜中、テレビで通し狂言『摂州合邦辻』を見た。

 歌舞伎チャンネルで何度も見ていた『摂州合邦辻』

 菊之助さんの上手さに、ついつい涙。

『摂州合邦辻』を見たということで、気になって『観世流百番集』の「弱法師」を読む。

 歌舞伎『摂州合邦辻』の独を盛られたあと目が見えなくなり家を出たあの部分をクローズアップ。

 能楽では父が迎えにいくことになっている。

 能楽「弱法師」は以前 本場の高安で聞いたことがある。

 能楽「弱法師」は『摂州合邦辻』を見て深く理解が出来た。

『摂州合邦辻』を見る度にいつも思うが、母親の忠義とせつなさは心にしみる。

 寅の年虎の月虎の日虎の刻に生まれた因果
 
 話の出来も素晴らしい。



 歌舞伎『摂州合邦辻』の元となった能楽の「弱法師」

『観世流百番集』の「弱法師」はまた違った部分を膨らます。

 言葉の美しさに、うっとりとする自分が入る。

「弱法師」が美しい調べだったので、続けて「石橋」「天鼓」「高砂」「枕慈童」も読む。

 満足感は大きい。

 気がつくと朝になっていた。



 一晩眠らず天理市開催の講演『和爾の里を巡る』を聞く。

『和爾族』や『柿本人麻呂』のお話

 お一人は私の好きな某大学名誉教授。

 眠い眼をこすりながら、ノートを取り続けた。

 お二人で二時間半は短すぎる。もっと聞きいたいものだなぁ。
 




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